日光「雲竜渓谷」

日光「雲竜渓谷」(稲荷川ピストン②)

山行記録

◎2014.2.6(Wed) 天気:曇り時々雪 気温:-8~-4℃

◎コース:07:23ゲート-08:14稲荷川展望台-08:46洞門岩-09:50友知らず-10:34雲竜瀑11:29-11:45友知らず-12:25洞門岩-13:01稲荷川展望台-13:31ゲート(行動時間:6時間8分)

◎標高差:約640m

一般的に1月下旬から2月中旬が見頃と言われる「雲竜渓谷」。
”今年も行ってみるか”と、ヤマレコで現地の様子を探ると、氷柱の成長はどうもイマイチの様子。
更に雪も少なく、地表が露出してしまっている箇所も多く、”氷の世界”というには迫力は去年ほどではない。

そんなことで、私の頭から雲竜渓谷は離れてしまっていたのですが、山行前日、今シーズン最強寒波襲来により都心でも雪がチラついていた。
この寒波は暫く続く予報となっており、雲竜渓谷にも雪が降り、キンキンに凍てついているであろう。
更に翌日の天気予報を確認すると、栃木県北部の最低気温は-8℃…。
明日は私の休み、というタイミングで雪が降り、この気温。 雲竜渓谷を諦めていた私にしてみれば、”これは行け!ということかな…?”

そんな気分になり、現地へ向う。

現地、車止めゲート前到着は、07:08。
3926-2

時計の気温計で-7℃。

ぼちぼち準備して出発。

07:23ゲート

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小雪がチラつく中、雲竜瀑へ向けて出発。

足元は、上っ面に雪が乗っているものの、その下にはアイスバーンが隠れている。
3926-4

時折、バリバリと音を鳴らしつつ進む。

昨年、この地を訪れた時の記録を見返してみると、現地到着は07:30。
その時点でゲート前は既に車で埋まり、路肩も車で埋まり、車を止める場所を探すのに苦労した。
今回は、ゲート前にある駐車スペースに駐車することができた。
その後もパラパラと車が来るも、昨年ほどではない。
訪れている登山者を観察するに、ガイドさん付きのパーティーが多数を占めている。

暫し林道が続き、見所はないので画像割愛。

08:14稲荷川展望台

稲荷川展望台

で、眺望。
3926-6

本日の栃木県北部の天気予報は晴れ。
ただし、山沿いでは昼前まで雪。
そんな予報だった。
その予報を裏付けるように、女峰山は画像の如くガスに包まれ、いかにも寒々しい。

林道はまだ続く。
画像割愛。

08:46洞門岩

洞門岩

さて。

ここで林道歩きを終りにし、河原に降りる。
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河原に降りる前にアイゼン装着。

最初の渡渉点。
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流石に気温が低いこともあり、昨年と比べれば氷は厚い。
氷を崩すこともなく、渡る。

これは、二番目の高巻き。
3926-10

画像中に先行者が写っているのですが、わかりますかね~?
こんな感じで巻いていく。

高巻きの取付きには、栃木県内の登山道でよく見かけるこの道標あり。
3926-11

高巻きを登りきり、再度、河原に下降。

友知らずの入口を望む。
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09:50友知らず

3926-13

本日は、あいにく天気が悪い。
この氷に陽の光が当たってくれれば、碧く光ってくれるのですが…。

途中、奇観を愛でつつ進む。
3926-14

で、氷柱エリアに到着。
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氷柱は昨年より、若干細い。
ま、このところ春かのような陽気だったので仕方ないか。

さて。

雲竜瀑を見上げてみる。
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瀑布は凍っているものの、水の流れは止まっておらず、完全結氷には至っていない。

更に近寄る。
3926-17

ここは雲竜瀑の最下段。
やはり、水が流れている。

更に高巻き道、取付き斜面の状況を確認。
3926-18

雪の斜面の下には踏まれて固くなった氷が隠れている。
昨年はステップが切られたかのような段ができていたが、今年は段と言えないほどに足の置場は薄い。

慎重に進む。

10:34雲竜瀑11:29

日光「雲竜渓谷」

時計の気温計で-8℃。

ようやっと到着。

そういえば…。
昨年来た時は巨大なツララが落下する音を何度も聞いたし、落下の瞬間を目撃もした。
今日は一度も聞かない。
気温は低く、陽射しもない。
結果、氷の状態は安定している様子だ。

人も少なく、落下音もなく、静かな雲竜瀑の麓で飯を食うことにする。

今日の昼食はコンビニで調達した冷凍の鍋焼きうどん。
こいつは旨いが、デカい氷を沸騰させるようなもので、出来上がるのに時間がかかり、思いの外、時間を食う。

飯を食った後、下山開始。
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下山路を点景風にご紹介。

まず、雲竜瀑左岸をトラバース。
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これは、前掲画像を左に巻いた先の画像。
3926-21

前掲画像の傾斜を降った後、くの字に右に曲がる。
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後、多少、アップダウンした先に最後の斜面で雲竜瀑最下段に至る。
3926-22

足場は基本、アイスバーン。
その氷の斜面では時折、土が露出し岩、石、木の根と氷が絡み合っている。
踏み跡のほどんどは谷側に斜めっており、まともに足が置ける場所は少ない。
こんな斜面で傾斜のきつい箇所になると、アイゼンの歯が効くか?どうも心許ない。

文章が長くなりましたが、一言で言えば、

怖い!

過去の滑落のトラウマもあり、慎重にならざるを得ない。
かなりゆっくり降る。

昼になれば多少は天気が回復するか?等と思っていましが、そんな気配を感じることができない。
諦めて下山開始。

今回はピストンなので、下山はあっさりいきます。

11:45友知らず

友知らず

12:25洞門岩

洞門岩

13:01稲荷川展望台

稲荷川展望台

この先ゲートまでの間は林道をジグザグと蛇行しつつ降ることになる。
面倒なので、時折ショートカットしつつ降る。

13:31ゲート

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無事、帰還。
時計の気温計で-4℃。

前回、雲竜渓谷を訪れた時は、氷の碧さに感動した記憶が色濃く残ったが、今回は雲竜瀑左岸高巻き、特に降りの恐怖の記憶が色濃く残った。
私の場合、頭があまり良くないので、今回位”恐怖”の記憶が強く残った方がよかったかも知れない。

当たり前の話だが、同じ山、同じルートでもコンディションが変われば難度も変わる。
そんなことを再認識させられた山行でした。

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