モンベル「トレントフライヤー パンツ」について(引裂強度体感報告)

先月登った皇海山の際、雪面を滑落し大腿部を負傷しました。
前掲画像は、その傷を滑落の翌々日に撮影したものです。
傷の状況に説明を加えますと、あと、もうちょっと傷が深ければ、その傷は静脈に達し、かなり出血したことと思います。

恥さらしな事件なので傷の画像を載せるのは抵抗がありましたが、特筆すべき点がありましたので載せてみた次第です。

当日、私の下半身の状況は上より、

といった内容。

足にこれだけのダメージを受けたわけですが、これら下半身の衣類はどうなったか?

結果は以下のようになります。

今回は、モンベル「トレントフライヤー パンツ」について、細かく確認してみました。

表地
2927-2

無傷。

裏地
2927-3

ゴアテックスメンブレン+特殊コーティングに若干裂け有り。
このモンベル「トレントフライヤー パンツ」は”紙か…”と思わんばかりにペラペラですが、意外に強度を発揮してくれました。

ちなみに、上着もトレントフライヤーを着用しており、腰辺りに太ももと同程度の傷を負ったのですが、その部分はキッチリ裂け、穴が開きました。
これは、ジャケットについては腰辺りということで、生地がダブついているのに対し、パンツについては傷の場所は太ももということで、ダブつきが少なかったので、引っ張られる量が少なかった差が出た為と思われます。
これが裾に近い部分であったならば、裂けていた可能性があります。

モンベル「トレントフライヤー パンツ」についてオマケ

モンベル「トレントフライヤー パンツ」に採用されているフロントジッパーは一般的なタイプです。
2927-4

このタイプの場合、止水ジッパーという訳ではありませんので、水の進入が容易です。
私の経験上、その影響がモロに出るのは座っている時。
しゃがむことにより、下腹部が平面的になり、そこが一種水たまり状になる。
そのような状況になると、フロントジッパーより大浸水は間違いないと思われます。

立って行動している場合については、単純に上から降ってくる雨に対してはジッパー前面についているフラップの効果により相当、雨水の進入を抑えることが可能となりますが、大雨の中、正面からモロに雨風を受けるようなシチュエーションでは、やはり、漏水すると思われます。

ちなみに、裂けたトレントフライヤーのジャケットについては、今回の事件によりパンツの強度が確認できたこともあり、まったく同じものを買い直しました。

カタログデータ

世界最高水準の透湿性と軽量性を誇る防水メンブレンを全面に採用し、縫製方法やシームテープの幅に至るまで工夫を凝らすことで軽量化を図っています。また、細部にまで防水・撥水処理を徹底し、レインウエアとしての機能と快適さを最大限に両立。耐摩耗性にも優れ、シーンを選ばず高いパフォーマンスを発揮。まさにLight & Fastを極めた最先端の一着です。

【素材】ゴアテックス®パックライトファブリクス
[表:12デニール・バリスティック®・ナイロン・リップストップ]
【平均重量】165g
【カラー】ブラック(BK)
【サイズ】XS / S / M / L / XL(男女兼用)
【収納サイズ】6×6×14cm
【パンツ・システム】立体裁断(ひざ)/撥水糸/薄くて軽量な13mm幅のシームテープ/フロントジッパー付き(撥水ジッパー)/ネームタグ付き/スマートソーイング/スタッフバッグ付き
【価格】13,800円(*モンベル「トレントフライヤー パンツ」の最新相場はコチラ

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