日本百名山「鳥海山」(鉾立より外輪山コースピストン)


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◎2015.5.5(Tue) 天気:晴れ 気温:-0~11℃

◎コース:05:27鉾立-06:43賽ノ河原-07:14御浜小屋-07:47御田ヶ原分岐-08:33七五三掛-10:09伏拝岳-10:47外輪ケルン分岐-10:54七高山山頂-11:15鳥海神社-11:45新山山頂-12:19外輪ケルン分岐-12:48伏拝岳-14:01御田ヶ原分岐-14:10御浜小屋-15:54鉾立(行動時間:10時間27分)

◎標高差:約1150m

合計距離: 12489 m
最高点の標高: 2235 m
最低点の標高: 1690 m
累積標高(上り): 3905 m
累積標高(下り): -3580 m

*GPS不調につきログは不完全。

13:14に鉾立の登山者用駐車場に着いた。
鉾立登山者用駐車場

鳥海山への登山口である鉾立へのアクセスで利用する「鳥海ブルーライン」は現在、通行規制が入っており、開門されるのは08:00-17:00の間とされている。
この開門されている間に鳥海山を往復しようとすると、使える時間はせいぜい、08:30-16:30、つまり8時間。
鉾立から山頂往復のコースタイムは約10時間半。
このコースタイムは当然、休憩時間が含まれていない。
要するに、鳥海ブルーラインの開門時間を考慮に入れると鉾立からの鳥海山登山は日帰りが難しい、ということになる。
そんなことで、中途半端な時間に登山口に着いたが、ここで車中泊をし、明朝、早出をしようと考えている次第です。

さてさて…。
この車中泊の時間は長かった…。
なんせ、13:00着だ。
鉾立の食堂で飯を食い、お土産屋をのぞき、時間を潰した。
15:00頃、ザッーっと雨が降り出した。
この雨は冷たい雨だった。
今晩から明日いっぱい、日本海沿岸は寒冷前線の北側の気圧配置となり、寒気が入り込む予報だ。
夏日は暫くおあずけ。
今晩は大荒れ、と予報されている。

ゴールデンウイーク連休中で混みあっていた鉾立は、この冷たい雨で観光客は散ってしまった。
私とKも車に逃げ込んだ。
以降、車中に居たが19:00頃就寝。

深夜、予報通り、車は暴風雨に叩かれた。
強風で、時折、車が揺すられる。
それで何度か目が覚めた。

03:00目覚ましが鳴った。
04:00に出発しよう、と考えていた為だ。
起きると、結露でフロントガラスがびっしょり濡れていた。

ドアを開け、外に出ると寒い!
気温は…、良く分からん。
たぶん、氷点下位と思う。

駐車場脇に堆積した残雪はカチコチに凍っていた。
8904-3

”寒すぎるな…”
寒くなることをある程度想定していたが、いくらなんでも寒すぎる。
この寒さに怯んだ我らは、再びシェラフに潜り込んだ…。

次にやる気を出したのは日の出を迎えてからだった。
多少は気温が上がった。
また、今日は寒気の影響で寒いものの晴れ予報だ。
陽射しの応援もあるだろう。

時計の気温計で3℃。
ぼちぼち準備して出発。

05:27鉾立

鉾立

鉾立の駐車場には、7~8台の車が駐車されていた。
放置車両、ということもないだろうことから、登山者のものと思われた。
03:00に起きた時は、静けさに包まれていた駐車場は、それらの車に乗っていた方々がパラパラと出てきて、各々、準備を始めていた。

先行者はいない。
8904-5

昨夜の暴風雨で、トレースは全て消えていると思われる。
前日、登山口の取付きだけでも確認しておいて良かった。
確認していた斜面に取り付いた。

駐車場脇の残雪はカチコチに凍っていたので当然だが、この取付きの残雪も同様に凍っている。

…。

今日の足元を固めるのはモンベルのチェーンスパイクしかない。
無理はできないな…。

展望台。
8904-6

取付きから程ない場所に展望台があった。

ここからの眺望は素晴らしい!
8904-7

白糸の滝は、ダイナミックに瀑音をとどろかせていた。
8904-8

緩い傾斜が続く。
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06:43賽ノ河原

賽ノ河原

本当にここが”賽ノ河原”かな?
平地に出たので”河原”と思っただけだ。
ちょっと自信がない。

この先は、漠然とした斜面が続いていた。

薄っすらとしたトレースと、陽射しの反射で見づらくなっている赤旗を頼りに進んだ。
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雪の斜面が終わると、日当りのよい稜線に出た。
8904-12

御浜小屋は、もう近いはずだ。

07:14御浜小屋

御浜小屋

どうも、今日は寒い。
また、昨夜ほどではないが、強風が続いていた。
結果、今の私の服装はインナーダウンを着つつ、カッパのフードを被りつつ、ここまで来た。
それで丁度良い位であったが、日当りのよい場所に出ると暑くなるのが厄介だ。
フロントジッパーを上げ下げしつつ凌いでいたが、ここでインナーダウンを脱ぐことにした。

小屋の扉は開く。

小屋をのぞいてみた。
8904-14

料金表。
8904-15

”なんだ、泊まれたのか…”
泊まれることを知っていたら、ここに一泊しただろうな。
調査不足、反省…。

先へ進む。
8904-16

鳥海湖は、未だ雪の中。
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日当りのよい稜線が続く。
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07:47御田ヶ原分岐

御田ヶ原

次第に鳥海山が近づいてきた。
日本百名山「鳥海山」

下界から望んだ鳥海山は、”ギザギザ”というような印象は無かったが、近寄ってみると稜線は削れており、なんとも荒々しい。

と、快調に歩いているつもりだったが、いつの間にかトレースを外れていた…。
8904-20

軌道修正し、外輪山コースと千蛇谷との分岐方面へ向った。

08:33七五三掛

七五三掛

前掲画像の場所は、厳密には外輪山コースと千蛇谷との分岐。
ここは、千蛇谷へと向かうのが我らの予定のコースだ。

で、向った。
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千蛇谷、という位なので、このコースは谷スジを進むことになる。

前掲画像に落書きをすると、こんな感じ。
8904-23

①のトレースがそれと思われる。

しかし、①のトレースは、かなり傾斜がきつい。
8904-24

ここでヘマすれば、100~200m位真っ逆さまだ。
雪の下には恐らく、ハシゴが隠れている。
それに対し、②のトレースは雪面のトラバースに変わりはないが、距離は短い。
更に、トレースの延長に道が続いているようでもある。

未だ気温は低く、ろくに陽も当たらず、雪面はカチカチだ。
このコンディションで、①のトレースをチェーンスパイクで進むのは、かなりの冒険になってしまう。

已む無く、②のトレースを追った。
8904-25

キックステップを念入りに刻みつつ、一歩一歩進んだ。
しかし、渡り切った先をのぞくと、千蛇谷へ進む道はない。
渡り切った先は、スッパリ切れ落ちていたのだ。

仕方ない。

冒険を重ねてしまうが、ここから外輪山コースへ這い上がろう。
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進めそうなところ適当に登ったが、暫くするとテープが出てきた。
その後はテープを追った。

で、這い上がった…。
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この間、相当時間をロスした。
後を振り返ると、後続の登山者の姿がチラホラと見えた。

文殊岳通過。
文殊岳

この後、ギザギザ地帯に突入。
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10:09伏拝岳

伏拝岳

ここは鳥海山登山口の一つである、滝ノ小屋方面への分岐であり、そちら方面から登ってこられた登山者か?数パーティー休憩していた。
ここの標高は2159m。
最高峰である「新山」の標高は2236mなので、ここまで登っちゃえば標高差的には、残りのルートは大したことはない。

しかし、今はギザギザとした稜線上で、そんな単純な話ではないんですよね~…。
8904-31

また、残りのコースの概要も見えてきた。

見やすいように画質修正
見やすいように画質修正。クリックで拡大可

鳥海山の最高峰は「新山」。
次いで高いのが、「七高山」の2229m。
その両山を繋ぐように残雪でスノーブリッジが形成されている。
ヤマレコで鳥海山の記録をチェックしていたが、このスノーブリッジの場所がよく分からなかったが、画像のとおりです。
山頂周辺では、キモとなる部分と思われます。

相変わらず、風が強い。
いや…。
強いなんてもんではない。
暴風だ。
標高を稼ぐと共に、風が強くなってきた。
今まで、新山、七高山の山影で、それらが風の防波堤となってくれていたが、今はダイレクトに暴風が稜線を叩きつけている。

ここのポイントは、更に谷から吹き上げる風が集中していた。
8904-33

ここの通過では、思わず耐風姿勢をとり、風が弱まったタイミングをみて、サササッと渡った。

この辺りの通過では、新山を取り巻く残雪の状態、トレース等を観察しながら進んでいた。
8904-34

このスノーブリッジがカチカチに凍っていたら、果たしてチェーンスパイクで無事に渡れるだろうか…?
スノーブリッジを経由しないで新山の山頂へ至るトレースはどれだろうか…?

10:47外輪ケルン分岐

外輪ケルン分岐

上に挙げたような心配を抱えつつ、ここまで来てしまった。
さて、どうするか?
もっと言えば、新山へ行けるだろうか?
まだ結論が出ない。

取りあえず、何も問題のない七高山へ向った。
8904-37

10:54七高山山頂

七高山山頂

山頂にタッチし、すぐ、来た道を戻る。

戻りつつ東側斜面を望むと、大清水方面からいっぱい登ってきた!
8904-39

さて。
問題の新山ですが、スノーブリッジを経由しないで新山の麓にある鳥海神社へ向うトレースを発見していた。
そのトレースを使って、新山の山頂へ至ることにする。

スノーブリッジを経由しないで新山方面へ渡ることはできるが、一応、このような斜面をトラバースすることになる。
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スノーブリッジと比べれば、はるかに傾斜は緩く、底は浅いので、万一、滑落しても大したことはない。

で、渡った。

11:15鳥海神社

鳥海神社

鳥海神社は、山小屋のような建物が並んでいた。
いや、山小屋なのか?
冬季小屋のようなものがあるのか不明。
というか、既に11:00を回っており、コースタイム的に、ぼちぼちケツに火がつきだしている。
ノンビリしていると、ゲート閉門の17:00に間に合わなくなる。

そんなことで、写真を撮る余裕も無くなってきた。
時間が無くなってきたこともあるが、この先、山頂に至るには岩登りとなり、両手がふさがり写真を撮れなかった。
岩の間を縫うように進む。
時折、ルートは残雪に阻まれる。
これらを乗り越え乗り越え進んだ。

11:45新山山頂

新山山頂

時計の気温計で-0℃。
氷点下ですか…。

山頂極狭。
岩陰に隠れて暴風を凌ぎつつ、握り飯一つ食べた。

これは、山頂に至るまでに抜けてきた岩峰群。
8904-43

この岩峰群の根元を、縫うようにして進んだ。

これは、七高山方面。
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新山は、外輪山に囲まれ、眺望は良くない。

さて、降りますか。
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なんだかんだと時間を食ったが、時間を食ったことで一つだけいいことがあった。
残雪は陽に炙られ、カチカチ、というほどではなくなった。

そんなことで、スノーブリッジを渡れないか?向った。
8904-46

帰り道をどうするか?考えていた。
千蛇谷を降った場合、登りの際に逃げた急斜面が待ち受けているので、アイゼンを持たない我らでは千蛇谷はハードルが高い。
そんなことで、選択肢は、登りで使った外輪山コースをそのまま戻る、しかない訳ですが、同じ外輪山コースに乗るにしてもスノーブリッジを渡るのと、再び岩峰群を縫って鳥海神社へ向うのでは、スノーブリッジを渡った方が登り返しの高低差が少なくて済み、楽で早い。

で、問題のスノーブリッジ。
8904-47

遠目から望んだスノーブリッジは、エッジ、という表現が当てはまるように見えていたが、近寄ってみると然程ではなかった。
ただし、ここからどちらに転げ落ちても200~300m位はいってしまう。
ここの雪も予想通りカチカチではなくなっていたので、渡った。

渡った先は、この斜面を使って外輪山へ登り返す。
8904-48

この間、ルートは不明瞭。
進みやすいところを、適当に登った。

12:19外輪ケルン分岐

外輪ケルン分岐

ようやく外輪に乗った…。

さて、帰ろう。
8904-50

12:48伏拝岳

8904-51

ここまでの道程でも、色々観察しながら歩いていた。
注目は、千蛇谷。
登りでは、千蛇谷を歩く登山者はほとんどいなかったが、降りではかなりの登山者が使っていた。
残雪で埋まった谷スジは、歩きやすそうだな~…。
見ていると、降るスピードは、こちらの外輪山コースよりはるかに早い。
雪が融けだしている今なら、チェーンスパイクでも行けたかもな。

…。

千蛇谷経由で降ればよかった。
ちょっと後悔。

さて。
こちらのコースは、というと、この後雪渓が続く。
持ち込んだヒップソリを使えるところは使いつつ、それなりに快調に降ることができた。
そんなことで、ここでもカメラを上蓋に仕舞ってしまったので画像はなし。

14:01御田ヶ原分岐

御田ヶ原

今や、後続の登山者の姿は見えず、先行の登山者の姿がポツポツ見える程度になってしまった。
朝一で出発したんだけどな~。
不甲斐ない…。

14:10御浜小屋

御浜小屋

この先も引き続きヒップソリで降る。

15:54鉾立

鉾立

無事、帰還。
時計の気温計で11℃。

やっと帰ってきたが、これから更に家に帰らなければならない。
ニュースによると、東北道は深夜01:00位まで渋滞予測がたてられているらしい。
渋滞回避の時間調整の為、この後は酒田市まで戻り健康ランド的な温泉へ立寄り、風呂に入って寝た。
22:00酒田市発。
03:30頃自宅着。
途中、渋滞には捕まらなかった。

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