宿泊データ
- 所在:山梨県北都留郡丹波山村奥秋4025-1(地図表示)
- 営業期間:通年
- 宿泊料金:一泊2食付・8,500円
- 収容人数:80名
- 標高:約1140m
- 連絡先(予約):0428-88-0616 *要予約
- 携帯電話:不通
三条の湯は、「秘湯」と言ってもいいか?
三条の湯に至るルートは後沢林道を10km以上歩かなければならないので、その意味では秘湯の資格がありそうだ。
しかし、ホームページによると送迎しないこともないらしい。
後沢林道途中にある片倉谷ゲート先は関係者以外立入禁止だから、小屋関係者、ということであれば、林道の終点まで車で移動し、そこから30分ほど歩くだけで済む。
ただし、ゲート先は崩壊、落石がポツポツあり、現実には車で送迎は難しいだろうな。
小屋の方はバイクで移動していた。
後、三条の湯は、鉱泉であり”温泉”ではない。
だから、秘”湯”というのは当てはまらないか?
いずれにしても、山小屋では数少ない「風呂」がある三条の湯は、空いていたこともあり快適に過ごすことができた。
小屋に着いてまず、受付を済まし、料金を支払う。
三条の湯は、斜面に沿って建っており、建物はひな壇の造りになっている。
最上部に受付、食堂、水場、トイレがある。
他、最上部には大部屋があり、個室では「雲取」及び「飛龍」の二部屋のみ最上部にある。
最上部に施設が集中しており、「雲取」は上部屋と言っていいだろう。
和室八畳。
こんな感じで、小屋の麓に三カ所位、点在している。
ホームページによると15張り程度設営可能。
テント場には水場のみある。
風呂は一段降りて二ヶ所ある。
風呂の大きさは、どちらも似たようなものか?
実は、風呂が二ヶ所あるのを気付かず、沸かされていない左の風呂へ先に行き、冷風呂に足を入れてしまった…。
宿泊客に女性が居れば、両方の風呂を沸かし、こんな感じに看板が置き換わる仕組みだ。
左が男湯。
右が女湯。
こんな感じで、システムが複雑なので要注意。
先ほども触れましたが、三条の湯は「鉱泉」ですが、しっかり検査していた。
本日は、テント場には四張り。
小屋泊は私と息子の二人だけだった。
そんなことで、我ら親子のみ食堂の椅子に座った。
夕食では、小屋のご主人が仕留めた鹿のローストが振舞われた。
小屋の方々は愛想がいい。
色々話しをしたが、三条の湯の発電は、主に水力発電に頼っているそうだ。
谷間に建つ三条の湯では日照時間が短く、ソーラーではだめらしい。
発電設備を見学させてくれた。
水力発電で、安定的に発電できる恩恵か?共同設備の照明は夜間でも消えることは無かった。
両端を井桁に組んで柱にして薪を積んでいた。
薪の積み方一つとっても色々ノウハウがあるもんだな、と、妙に感心させられる光景だった。