先日、ライトを失くしてしまった。
後継のライトの購入を迫られた私は、同じライトを買ってみた。
姿形は同じライトではありますが…。
中身は性能アップの新型です。
今回購入した”ペツル「ジプカプラス 2」”。
以前に記事にしています。
*コチラ → ペツル「ジプカプラス2」について(概要)
このライトの概要は、ここで細々書いてあります。
今回は、この新型のライトを見て気付いた点など雑多に書いてみます。
まずは、新型たる所以から。
新旧比較
旧型 | 新型 | |
重量 | 71g | 71g |
光束(ルーメン) | 50lm | 70lm |
照射距離(最大) | 35m | 40m |
照射時間(最大) | 140h | 185h |
電球の性能がアップしたのか?重量変化無しで性能大幅アップ!
最大照射距離と光束(ルーメン)について
ペツル輸入代理店であるアルテリアのホームページ上で、”ヘッドライト スペック表”が掲載されています。
最大照射距離と光束(ルーメン)の相関性について。
ペツル「ジプカプラス 2」は、70lmの光束で最大照射距離は40m。
ペツル「ミオ RXP」は、プログラム№7レベルでの光束は73lm相当。
その光束時の最大照射距離は63mと、ジプカプラス2と同等の光束において照射距離が伸びている。
これは、なぜか?
理由は、各ヘッドライトのビームパターンの違いによるものと思われます。
参考(ペツル「ジプカプラス2(旧型)」*最大モード (50lm))
このように、ビームパターンはセンターに光を集めつつも、明かりは広がりを見せる。
参考(ペツル「ミオXP ベルト」*ワイドアングルレンズ非装着、最大モード(85lm))
ペツル「ミオXP ベルト」においては、ワイドアングルレンズ非装着時では光が集約され、スポットライトかのように照射する。
このような、ビームパターンの違いはライトの性能の問題ではなく、ライトの用途の問題と思われます。
なお、光束の単位である「ルーメン」に関する詳細はコチラ → ルーメン(ウィキペディア)
ライト付属の説明書きではこんな感じ。
まあ…。
はっきり言って、私如きでは何が何だかイマイチわからない。
単純に、
”単位が大きければ明るい!”
そのように記憶しておくことにしておきます。
巻き取り式リールについて
このライトの特徴の一つとして、バンドをコードにして、そのコードを収納部に巻取り、ライト自体を非常にコンパクトに収納できる、というものがある。
そのコードの巻取りはスプリング式になっており、このスプリングは非常に優秀。
コードを出す量が多かろうが少なかろうが、そのスプリングのテンションは変わらない。
結果、こんな所に縛り付けても落ちてこない。
*画像は旧商品
頭に固定するべく、長く糸を引き出してもキツ過ぎることはないのに、ズレ落ちてこない。
このコードは”ダイニーマ”で出来ている。
*ダイニーマ参考 : 「ダイニーマ®」の特徴
”登山”より、”釣り”をしている人には馴染みが深い素材だ。
釣りの場合、理想的には極力細いラインで釣りをしたい。
その方が、”あたり”の感触を掴みやすく、海流・水流の影響を受けずらい為だ。
そんなことで、取り得る選択肢の中で極力細いラインを使っていくことを理想的としているわけですが、リールに巻くPEラインについては”ダイニーマ”は王道。
しかし、弱点はあり、ラインが細い故に、”バンド”と比べればこの細いコードは擦れに弱い。
その擦れ防止の為か?コードになにかコーティングでも施している様子で、コードはツルツルしている。
感慨
前記、参考で掲載した「ミオXP ベルト」では、単三電池三本使って、エコノミー照射(35lm)時の連続照射時間は180hだった。
今回購入した「ジプカプラス2」の新型では、”単四”電池三本で、エコノミー照射(光束不明)時の連続照射時間は185h。
これだけの照射時間が確保できれば、極論で言えば予備の電池を持ち歩く必要がないか?
少なくとも、持ち歩く理由は薄くなる。
また、昔のマメ電球式から考えれば、今はLEDということで、替えの電球を持ち歩く必要もない。
単四電池、ということで、当然軽量。
重いライトがずれないよう、頭にキツク縛り付ける必要もない。
なお、ネット販売、店舗販売に係らず、なぜか?”旧型”である50lmのタイプが混在して販売されている。
購入時は要注意です。
カタログデータ
2つの光源を持つ多機能モデルです: ハイアウトプット白色 LED + 赤色 LED。白色 LED は最大レベルで光量 70 ルーメン、照射距離 40 m の光を放ちます。エコノミーレベルで消費電力を抑えれば照射時間を長くすることができます(最長185時間)。赤色 LED は夜間視力を維持するために使用したり、点滅モードで自分の位置を知らせるセーフティライトとして使用したりすることができます。リチウム電池を使用できるので、更なる軽量化や低温下での使用にも対応します。巻き取り式リールが付いた超軽量、コンパクトなモデルで、頭や手首、バックパックのショルダーストラップやテントのポール等、多様な取り付けが可能です。
- ハイアウトプット白色LED
- 70 ルーメン (最大レベル)
- 最長照射距離: 40 m (最大レベル)
- 最長照射時間: 185 時間 (エコノミーレベル)
- 赤色LED
- 眩しすぎず、テント内や山小屋での使用に適しています
- 高機能
- 白色光:2段階の照射レベル (最大、エコノミー)と点滅モード
- 赤色光:2つの照射モード (連続点灯、点滅)
- 耐久性に優れたダイニーマ製の巻き取り式コード
- バッテリーインジケータ
- 電池の残量が少なくなると点灯します
- 軽量かつコンパクト
- LED と電池を1つのパッケージにコンパクトに収納しています
ハイアウトプット白色LED
光束 | 70 ルーメン | |
---|---|---|
ビームパターン | ワイド | |
最大 | エコノミー | |
照射時間 | 58 時間 | 185 時間 |
照射距離 t=0 | 40 m | 14 m |
【重量】71g(電池含む)
【保護性能】IPX4(全天候型)
【価格】6405円(*ペツル「ジプカプラス2」70ルーメンの最新相場はコチラ)
単4アルカリ電池3本使用 (付属)
リチウム電池使用可能