モンベル「スーパーメリノウールEXP」vs「ジオラインEXP.」(保温性能確認実験)

今回は、モンベル「スーパーメリノウールEXP.」と「ジオラインEXP.」はいづれの”ベースレイヤー”が保温性能において優れているのか?確認いたしましたのでご報告いたします。

前回の記事である”モンベル「スーパーメリノウールEXP」vs「ジオラインEXP.」(速乾性能確認実験)”をお読みいただいた方に対してはクドイ話となってしまいますが、まずは、前置きといたしまして…。

今回引っぱり出している両アンダーウェアはシャツとタイツ。

それぞれ違うパーツのベースレイヤーですが、シャツであろうとタイツであろうと、その生地の厚みは異ならないことと思います。
ということは、比較の材料として、互いにシャツ同士、又はタイツ同士である必要はなく、単純に生地の能力を確認しております。

保温性能を確認するにおいて具体的な実験方法は、ペットボトルに湯を仕込み、そのペットボトルを両ベースレイヤー内に仕込む。
一定時間後にペットボトルを検温し、いづれのベースレイヤーの方がより、保温していたか?その湯温により保温性能の優劣を確認してみたいと思います。

ペットボトルを仕込む場所については、極力同条件となるよう、同様の生地密度の場所を選ぶ。
314-2.jpg

前掲画像、右手はモンベル「ジオラインEXP.ラウンドネックシャツ」の袖部分。
左手は、モンベル「スーパーメリノウールEXP.タイツ」の裾部分。
これらの部分は”筒”の太さとしてほぼ、同じなので、この場所にペットボトルを仕込んでみたいと思います。

1.まずは湯を沸かし、ペットボトルに注ぐ。
314-3.jpg

現在湯温は65.4℃。

2.次は、先ほどの箇所にペットボトルを仕込む(09:36)。
314-4.jpg

3.で、約1時間経過し、検温(10:44)。

まず、比較用でなにも被せず、放置していたペットボトル。
314-5.jpg 38.8℃。

次は「スーパーメリノウールEXP.」。
314-6.jpg 45.1℃。

最後に「ジオラインEXP.」。
314-7.jpg 46.1℃!

速乾性能についても「ジオラインEXP.」が際どく勝利しており、「ジオラインEXP.」が全面的な勝利となりました。
これは、”買い!”は「ジオラインEXP.」となるんでしょうかね~。


*両ベースレイヤーの速乾性能確認記事はコチラ:モンベル「スーパーメリノウールEXP」vs「ジオラインEXP.」(速乾性能確認実験)

*モンベル「スーパーメリノウールEXP.タイツ」の概要記事はコチラ:モンベル「スーパーメリノウールEXP.タイツ」について(概要)

*モンベル「ジオラインEXP.ラウンドネックシャツ」の概要記事はコチラ:モンベル「ジオラインEXP.ラウンドネックシャツ Men’s」について(概要)

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モンベル「ジオラインEXP.ラウンドネックシャツ」 *モンベル「ジオラインEXP.ラウンドネックシャツ」の最新相場はコチラ

モンベル「スーパーメリノウールEXP」vs「ジオラインEXP.」(保温性能確認実験)」 に2件のコメント


  1. なるほど、昔の記事ですが参考になりました。数値にしてもらえると客観的でいいですねえ。

    メリノウールは吸水すると数℃発熱する性質があるそうなので、それを考慮するとメリノウールのほうが汗をかく山登り等のシーンでは保温能力があるのかな?と思いました。


    • もももさん>
      コメント頂きありがとうございました。

      記事にはしていないのですが、発熱系素材としては「HOT CHILLYS」のこちらのシャツの方がはるかにお勧めです。
      ホットチリ
      ◎メーカーによる商品説明:Men’s Merino Wool Stretch Midweight Long Sleeve

      モンベルも普通に温かいのですが、こちらのシャツはジンワリ汗を掻く頃になると”暑い!”と体感できる程に発熱します。
      大袈裟に言えば、行動中はウェア一枚少なくできます。

      メリノウールに加工されたナイロンが混紡された、いわゆる「ハイブリッド」素材です。
      ストレッチ性が非常に高く、生地が隙間なく肌に密着することで吸湿性も高くなる効果があり、今の私のお気に入りのシャツです。

      日本では、石井スポーツ等で取り扱っています。

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