丹沢「畦ヶ丸」(西丹沢自然教室より西沢経由大滝沢周回)

山行記録

◎2013.1.23(Wed) 天気:曇り 気温:3.8~9.9℃

◎コース:07:18西丹沢自然教室-08:00権現山登山口-09:36善六のタワ-10:35畦ヶ丸山頂11:20-12:05大滝峠上-12:47一軒小屋避難小屋-13:49大滝橋==バス==14:09西丹沢自然教室(行動時間:6時間51分)

◎標高差:810m


*徒歩による行動距離は約11.2km。

朝、04:00にスマートフォンのタイマーが私の耳元で鳴り響く。
タイマーと止めつつ、半分夢の中、頭の上から爪先まで眺め渡す。
”よし!行けるな!”とフトンをバサッと跳ね除ける。

前日、どうもインフルエンザに侵された様子で頭がクラクラし、腰から下に力が入らない。
たまたま休みをとっており、朝からフトンに臥せていた次第です。
病院がキライな私は自己治療するべく、インフルエンザについて調べていると”熱に弱い”とある。
なるほど、インフルエンザを撃退するべく反応しているのか?体が熱い。
では、もっと体を熱くしたらインフルエンザを早期にやっつけられるのでは?
そんなことを思い付き、もっと体を熱くするべく、本日予定していた山行をキャンセルしなかった次第です。

幸い、当日は朝起きると昨日ほどの症状ではない。
予定通り、朝、自宅を出発しN氏の自宅へ車を走らせる。

本日向う山は丹沢「畦ヶ丸」。

当初は、単独で丹沢山塊最高峰「蛭ヶ岳」でも…と思案しておりましたが、ヤマレコで様子を窺うと山頂周辺は道標まで埋まる積雪量。
山行予定日前日が雨予報であったこともあり、”ラッセルかも…”と恐れをなした私は行き先を丹沢「畦ヶ丸」へと変更し、N氏を誘った次第です。

ということで、現地、西丹沢自然教室到着は06:56。
西丹沢自然教室

時計の気温計で5.5℃。

ぼちぼち準備して出発。

07:18西丹沢自然教室

西丹沢自然教室

昨年は、”乾燥注意報”連発でしたが、どうも今年は雨が多い。
昨日は下界では雨だったが、山ではどうか?
まずは、駐車場まで無事辿りつけるか不安だったのですが、まったくなにも問題ない。
どころか、西丹沢自然教室辺りでも雪にはならなかった様子で、積雪が雨で融けたのか?駐車場付近で若干、アイスバーンを見受ける程度。

本日予定のルートは、西沢経由で畦ヶ丸登頂。
大滝沢経由で下山。

そんな周回ルートを予定しています。

そんなことで、まずは西沢を遡る。
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堰堤をいくつか越えると倒木が往く手を塞いでいる。
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これを乗り越え先へと進む。

西丹沢は水の宝庫!
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自然の恵みといいますか?豊かさといいますか?そんなことを感じつつ、権現山登山口に到着。

08:00権現山登山口

権現山登山口

一服入れた後、前進…、と、また倒木が道を塞ぐ。
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今歩いている西沢ルート。
最大の寄道スポットとして”本棚”は外せない。

ということで、寄道…。
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で、本棚!!
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毎度のことですが、どうも私は写真がヘタだ…。
この本棚の迫力はこんなものではない。

何度来てもまた来たくなる、周囲は垂直にえぐられ、密閉されたかのようなこの空間。
何度来ても、いつも若干地形が変わっている。

本棚見学にも満足し、本題へ戻ることにする。
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この後は沢スジを進むも涸沢となる…、と、また倒木。
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この涸沢は、雪がなければ踏み跡がシッカリしていて、それなりに安定して通過できるのですが…。

本日は雪で踏み跡が隠されており、また、倒木を迂回するべく回り込むと踏み抜く。
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いっきに股まで踏み抜き、その下は雪解け水でヒンヤリです。

涸沢エリアも終了し稜線に乗るべく、ジグザグ登る山腹ルートに代わる。
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で、見慣れない看板を発見。
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やけに倒木が多いな…、と思っておりましたが、この地区は”整備しない”とある。

私、個人的には、この状況は嫌いではない(むしろ好きかも)ですが、このまま倒木散乱、登山道崩壊となりますと…、ただでさえ登山者が少ない西丹沢、特に西沢エリアは更なる過疎化を生み出しそう、な予感です。

09:36善六のタワ

善六のタワ

ここまで登りもしましたが…。
積雪状況はご覧の通り、”積雪”というよりは”残雪”といった表現の方が合う。

稜線に乗ってもこんな感じ。
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まるで、春先かのような相貌を見せる。
で、ようやっと山頂到着。

10:35畦ヶ丸山頂11:20

畦ヶ丸山頂

時計の気温計で3.8℃と、積雪同様、気温も春先かのように暖かい。

山頂の”残雪”は流石に多い。
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雪質は”半シャーベット”?。
ベチャベチャではないものの、腐り気味。
トレースを外れるとスネ位、といった状況でした。
テーブルの雪を除け、ここで飯を喰うことにする。

本日は、”初”本番のアルコールバーナーを使ってみることにする。
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なんでこれを持ってきたかといいますと、冬場のガスストーブのドロップダウンを考えたら、火力は弱いもののアルコールバーナーの方が軽くて合理的では?との発想のもと使ってみた次第です。

使用感は最悪…。

山頂はほぼ無風。
炎の色は薄く、特に雪の反射がある中ではその炎はまったく見えず、グローブを焦がす可能性がある。
また、プレヒートの時間が長すぎる。
炎全開になるまで概ね7~8分位かかっている。
約300ccの湯を沸かすのに、要した時間は20分位。
消費した燃料は、タンクに2/3ほどアルコールを入れ、湯が沸いた時点で残1/3ほど、
こんなに時間がかかるなら、ドロップダウンでもなんでもガスの方がまだマシ、といった私の結論です。

そんなことで、山頂滞在時間がえらく長くなってしまった…。

ソソクサと飯を喰い、ぼちぼち出発。
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下山は予定とおり大滝沢を経由することにする。

で、畦ヶ丸避難小屋に寄り道。
畦ヶ丸避難小屋

内部。
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トイレ有り。
薪若干有り。

といった状況でした。

大滝沢方面のルートは踏み跡は少ない。
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踏み跡から察するに、概ね2~3人の1パーティー分のみ。
お一人様はスノーシュー装着、他の方は12本爪。
踏み跡の深さでスネ位。
トレースを外れると膝位。
これが先ほど通過したのと同様の山頂周辺か?と思わせられる程の残雪っぷり。
踏み抜かないよう、イチイチこの踏み跡に足を置く。
結果、大きく足を揚げ、後降ろすと、暫し厄介な作業が続く。

12:05大滝峠上

大滝峠上

ここで稜線歩きも終了。

ステタロー沢へ降りるべく、山腹を進む。
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で、ステタロー沢。
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狭い谷戸で、雪溜りとなっており、ガッツリ残雪堆積中!!
相変わらずの雪質の緩い雪で、トレースを外れれば新雪かのようにドップリと浸かることになる。
その雪は靴などストック等に重くまとわりつく。

12:47一軒小屋避難小屋

一軒小屋避難小屋

せっかくなので、内部偵察。
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他、6帖程度の小部屋有り。
トイレ無し。
水は目の前が沢なのでタンマリ有り。

更に進み、日当りの良い場所にでると、いきなり景色は一変!
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結局、この後は途上に残雪ゼロでした。

しっかし、このルートは景色が良い!
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”渓”の西沢に対し、”淵”の大滝沢とでもいうべきか?
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私は沢ノボラーではなく、その技術もありませんが、それでなくてもこの景色には目を奪われる!
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ブルーだのグリーンなど、色は様々!
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このプチプールの連続を愛でつつノンビリ降る。
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本当はこんな色じゃないんですよね~。
改めて写真を見ると、己の写真下手にイライラする。

13:49大滝橋

大滝橋

数本の沢を跨ぐ今回の絶景コース。
唯一の弱点が、ここより西丹沢自然教室まで戻る車道歩き。
なんせ、距離がある。
トボトボと緩いアスファルトの坂を登る。

箒杉の麓、車道側溝脇に凍結防止か?塩ビ管よりドボドボと水が流れているのを発見。
ここで道具を洗うことにする。
すると…。
彼方よりバスが来るのを発見!!
1時間に1本走っているかどうかの運行状況の中、運がイイ!!
道具洗いもそこそこに、迷わず手を挙げバスを停める。

田舎(失敬…)のバスは楽だ。
バス停は料金の区切り、という意味しか無く、手を挙げれば停まってくれる。
日常ではほとんど乗らないバスですが、こんなシチュエーションで乗るバスは楽しくすらある。
そんなことで、歩けば30分ほどかかる所を10分弱でゴール到着、と楽をしてしまいました!

なお、私達が乗車したのは「箒杉」停の手前。
西丹沢自然教室までの料金は180円でした。

14:09西丹沢自然教室

西丹沢自然教室

無事、帰還。

時計の気温計で9.9℃。

今回は、病み上りだけにシンドかった~。
でも、頭スッキリ!!
自己治療計画は大成功でした!(危険なのでマネをしないでください…)

しかし、下山時の気温で9.9℃!?
こんな気温じゃ雪が降るわけがない。
早、冬は終わってしまうんでしょうかね~。

本日は寄道せず帰宅。

丹沢「畦ヶ丸」(西丹沢自然教室より西沢経由大滝沢周回)」 に2件のコメント


  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    インフルエンザ撃退登山とは
    誰しも考えつきません。
    カミさん、爺さん流行に乗って布団で生活です。
    私と言えば、急な出向であたふた、インフルエンザかかってるヒマなんぞありません。
    丹沢はなんせ遠いので、、、いつも
    ツネイチさんのレポで行った気分にさせて貰っています。
    おちかれ〜様でした。


  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    行蔵さん>
    出張お勤めご苦労様です。
    私は仕事柄、”出張”ってほとんどしたことがないんですよね~。
    なんか、日常からの解放!って感じでちょっと羨ましいです。
    この時期になると、アプローチで難渋しそうで遠征はほとんどせず、丹沢でおとなしくしています。
    しかし!来週は日光「雲竜渓谷」計画していま~す!

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