ソックスシリーズ第二弾はモンベル。
今回は、このソックスについてご報告いたします。
開封。
そもそも、なんでソックスばかり購入しているかと言いますと、先に購入した”スマートウールソックス「マウンテニアリング」”のあまりの厚みに、”これでは靴がキツクなる…”と感じた為でした。
その点、”モンベル「メリノウール アルパインソックス」”については、その不安は無いとの判断で購入しました。
外観は、メーカーロゴは入っておらず極めてシンプルで好ましい。
商品はシンプル故に”特徴的”ではなく、モンベルソックス商品群中”最厚”というだけのことです。
なお、その厚みを”スマートウールソックス「マウンテニアリング」”と比較するとこんな感じ。
前掲画像はそれぞれのソックスを左右二枚重ねて並べたもので、右が”スマートウールソックス「マウンテニアリング」”。
左が”モンベル「メリノウール アルパインソックス」”です。
画像だとちょっと解りづらいかもしれませんが、スマートウールの方が厚い。
裏面。
裏地はいわゆる”パイル編み”で仕上げておりモッコモコ。
裏地についてもスマートウールと比較するとこんな感じ。
右が”モンベル「メリノウール アルパインソックス」 ”。
左が”スマートウールソックス「マウンテニアリング」”となります。
モンベルの方が目が細かく隆起は少ない。
言い方を変えれば、モンベルの方が生地の密度が濃く、剛性感?があり、丈夫そうな雰囲気はある。
ということは、スマートウールが丈夫でない、ということになりそうですが、そうではなく、使用しているウール糸の太さは表裏共、スマートウールの方が明らかに太く、その意味では丈夫であると思われます。
この感触の違いは、このモンベルのソックスに採用されている以下のシステムによるものと思われます。
このように足にフィットさせるべく機能しており、結果、剛性感?のようなものを感じます。
ちなみに、両ソックスを重ね合わせるとこうなります。
下がスマートウール。
上がモンベルで、カカトで合せて重ねています。
なお、各ソックスのサイズは、
- スマートウール:L(27~29.5cm)
- モンベル:L(26~28cm)
となっており、スマートウールの方が若干大きいサイズ設定(洋物サイズ?)となっています。
生地はスマートウールの方が縦糸、横糸共によく伸び、元々、スマートウールの方が若干長いこともありますが、スマートウールソックス「マウンテニアリング」は、ふくらはぎ全てをカバーする。
対するモンベルは横糸は伸びるものの、縦糸はたいして伸びない。
更に、モンベルの片足重量を確認すると、64g。
対するスマートウールは、74g。
10gの差が生じておりますが、スマートウールの方が若干サイズが大きく、かつ、長いこともあるので、仮に両ソックスの長さが同じであったとすれば、その重量差は極々小さいものとなるハズで、一定範囲内における生地に使用されているウールの量は両ソックスともあまり変わらない、ということになりそうです。
最後に”モンベル「メリノウール アルパインソックス」”を履き、スカルパ「シャルモGTX」に足を入れてみる。
モンベルは縦糸がたいして伸びないこともあり、カカトから爪先にかけて足にピッタリフィットする。
結果、スマートウールの際に感じた、靴内で爪先に生じるハズの余白部分をスポンジで埋め尽くすような感触はなく、これはスマートウールは縦糸が伸びるが故の効果の様子で、私個人的にはこの効果は頼もしさすら感じる。
これら造りの違いの優劣については、私は服飾の素人なので不明。
*モンベル「メリノウール アルパインソックス」の保温性能確認実験はコチラ:スマートウールソックス「マウンテニアリング」vsモンベル「アルパインソックス」(保温性能確認実験)
カタログデータ
超厚手のパイル地を全面に配し、優れたクッション性を実現した極厚手のソックスです。補強糸入りで耐久性に優れ、厳冬期の縦走や中期登山など過酷な状況にも対応します。天然の抗菌防臭効果により臭いの元となるバクテリアの発生を抑えます。
【重量】119g
【カラー】チャコール(CH)/ アイボリー(IV)/ カーキーグリーン(KHGN)/ レッド(RD)
【サイズ】S(22~24cm)、M(24~26cm)、L(26~28cm)
【価格】2250円(*モンベル「メリノウール アルパインソックス」の最新相場はコチラ)