丹沢「鍋割山」(県民の森よりピストン)

山行記録

◎2013.1.3(Thu) 天気:晴れ 気温:3.3~9.4℃

◎コース:06:57県民の森-07:16二俣-08:16後沢乗越-09:34鍋割山山頂10:17-11:08後沢乗越-12:01二俣-12:20県民の森(行動時間:5時間23分)

◎標高差:約825m

合計距離: 9996 m
最高点の標高: 1274 m
最低点の標高: 449 m
累積標高(上り): 894 m
累積標高(下り): -882 m

正月の”儀式”も一通りこなし、ようやく自由の身となり、山へ行くことにする。

しかし、まだ三ヶ日中で、本日が帰省ラッシュの上りのピークとニュースされていました。
そんな最中、私が向った山は息子を伴い丹沢。
渋滞が始まる前に帰宅しようと考えている次第です。

漠然と”丹沢”とだけ頭にあるだけで出発した私は海老名P.A.で飯を喰いつつ”どの山にするか”決めることにする。
で、海老名に到着するとまだ06:00前にも係らず”これ日中?”と思わんばかりにS.A.が混んでいる。
この混雑を見た私は外出したことを後悔しましたが、ここまで来たからには帰る訳にもいかない。
近場でサクッと登って帰れる丹沢「鍋割山」を登るべく、県民の森へと車を走らせる。

で、06:35に県民の森に到着すると、早、先着様が居り、駐車場枠はラスト一台分のみで、そこへ私の車を滑り込ませる。
県民の森駐車場

時計の気温計で3.4℃。

ぼちぼち準備して出発。

06:57県民の森

309-3.jpg

駐車場で出発準備をしていると、後から後から続々と車が来る。
それらの車は駐車場の駐車は諦め、ゲート前に止めることになる。
結果、私達が出発した時にはゲート前もほぼ、駐車スペース無し、といった混雑状況です。

こうとなったら、本日予定のコースは最短コースである鍋割山稜を経て山頂ピストン。
テーマは”山頂で鍋焼きうどんを喰って帰る”。
それのみです。

幸い、天気は良い。
程良く、”ピリッ”と冷えた中、山頂へと向う。

07:16二俣

二俣

勘七沢を渡り、更に林道を進む。

ペットボトル集積場に到着すると、草野氏の車が止っており、同氏もここには居られず、山頂に居る雰囲気が濃厚!
309-5.jpg

今日は喰えそう!

そんな期待の中、本日は”大五郎”一本のみ背に積み、後沢乗越へと続く谷戸を進む。

08:16後沢乗越

後沢乗越

で、山頂に着いた!

09:34鍋割山山頂10:17

鍋割山山頂

時計の気温計で3.3℃。

まだ、時間が早めの為か?山頂は意外に空いている。
また、小屋内から話し声も聞こえる。

”今日はもらった!”

心中叫びつつ、取りあえず小屋前のテーブルをキープし、ペットボトルを持って小屋内に入る。
小屋内には草野氏の他、助っ人の若者二名。
ペットボトルを渡し、鍋焼きうどん2杯オーダーする。

鍋焼きうどんは950円→1000円に値上げ。
まあ、50円など、草野氏の苦労を思えばどうでも良い。
他の登山者のオーダーがなかったこともあり、5分程で出来上がり!!

富士山を望みつつ…。
309-9.jpg

または、相模湾を背景に歩いてきた道程を望みつつ…。
309-10.jpg

山頂で鍋焼きうどんを食す!
309-8.jpg

いや~。

美味そう!!

世に”秘湯”という言葉がある。
あまりに遠く、そこへたどり着くまで苦労があり、その苦労からその湯に浸かることにはひじょ~な有難味が生じる。
今、私は”秘うどん”を食しているのである。
街中のそば屋で、喰おうと思えば何時でも喰える”鍋焼きうどん”。
しかし、この鍋割山頂で食す鍋焼きうどんは、その”鍋焼きうどんを喰う”という結果だけを見れば、その結果にたどり着くまでの過程はあまりに険しい。
山奥の駐車場に車を止め、沢を渡り、登山道を踏みしめ、少なくとも標高差、800m超をこなさなければ喰うことができない”鍋焼きうどん”である。
そもそも、このうどんの材料から全て人力で山頂まで担ぎ揚げる訳である。
いや、材料のみならず調理道具、例えばプロパンボンベから人力で担ぎ揚げる。
プロパンガス屋が運んでくれる訳でもなく、ヘリで空輸しているのでもない。
そんな”造り手””喰い手”の苦労の結晶が”鍋焼きうどん”として現れる。
しかも、小屋主が居られなければ当然喰えず、毎度喰える訳ではない。
私個人で言えば、過去2回食せず、今回食すことができたのは1年半ぶりのことである。
そんな苦労を伴う鍋焼きうどんは私にとって、”秘うどん”という形容となる。

と、私の”鍋割山荘鍋焼きうどん論”が長くなってしまいましたが、隣で息子が”旨い旨い”と言いながら喰っている。

確かに旨い!

そんな旨そうに喰っている息子の横顔を見ていると、ささやかな幸福を感じる。
今年のおみくじは”末吉”でしたが、正月早々、ここで鍋焼きうどんを食べることができたのは大吉!

今年はイイ事があるような予感大!!

と、暫し、山頂で佇んでおりましたが、残る問題は帰路の渋滞。

鍋を小屋に返却し、ぼちぼち下山開始。

11:08後沢乗越

後沢乗越

12:01二俣

二俣

12:20県民の森

県民の森

無事、帰還。

時計の気温計で9.4℃。

駐車場の混雑っぷりは想像どおり、ゲート付近は路上も車でいっぱい。
取りあえず、”サクッと作戦”は成功しました。

遅まきながら、皆々様!本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます!!

本日は寄り道せず帰宅。

丹沢「鍋割山」(県民の森よりピストン)」 に2件のコメント


  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    食べたんですね。
    私は年末、ふられました・・・
    リベンジに行かなきゃと思っています。


  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ブルさん>
    すみまんせん…。
    頂いちゃいました!
    でも、私も1年半ぶりなので勘弁してくださ~い!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください