サーモス「真空断熱ケータイマグ(JNL-500)」について(保温性能確認実験)

前掲画像は左が”サーモス「真空断熱ケータイマグ(JNL-500)」”。
右が”SIGG「トラベラー クラシック0.6L」”。
画像の如く、サイズがほとんど変わらない位”サーモス「真空断熱ケータイマグ(JNL-500)」”は小さい。
今回は、この小さいボディの魔法瓶の保温性能を確認いたしましたのでご報告いたします。

キッチン脇に転がっていたSIGGが目に付いたので、引き続き比較ネタ、続けます。

SIGGとの比較

1.直径
308-2.jpg

カタログデータ上、それぞれの直径は

  • サーモス:65mm
  • SIGG:70mm

となっており、サーモスの方が細い。

2.重量

  • サーモス:203g(実測値)
  • SIGG:110g(実測値)

流石にSIGGはアルミ一重なので軽いものの、サーモスとの差は93g。

この差が大きいか?小さいか?
私的には保温できて93gの差は極小の部類と思いますが、いかがなものでしょうか?

前置きはこれ位として、ぼちぼち本題。

保温性能確認実験

今回は、比較材料として他の魔法瓶がないので、常温時と低温時においてその保温能力に差がでるのか?
これを確認してみたいと思います。

確認方法は沸騰した湯を魔法瓶に注ぐ。
常温時と低温時、それぞれ6時間後に検温する。
この”6時間”というのは各魔法瓶メーカーでカタログデータ上、”保温効力”を表示するにおいて決まりごとの様子だったので、それを踏襲してみました。

まずは、常温(室温:約20度)時。

沸騰した湯を注ぎ検温。
308-3.jpg 95.7℃。

で、6時間後に検温。
308-4.jpg 71.3℃。

次は低温時の確認。

自宅冷凍庫の冷凍温度を最低に設定すると冷凍庫の温度は-17℃になった。
308-5.jpg

再度、湯を沸騰させ検温。
308-6.jpg 97.6℃。

常温時の際の検温より温度が上がっていますが、これは、既に魔法瓶が温まっていた為。

で、冷凍庫に投入し6時間後に検温。
308-7.jpg 67.1℃。

結果を纏めると以下のようになります。

常温(室温約20℃) 低温(約-17℃)
開始前 95.7℃ 97.6℃
6時間後 71.3℃ 67.1℃
放置時間 6時間1分 6時間3分
温度差 24.4℃ 30.5℃

ほ~。
たったの6℃しか差が生じませんでした。
これぞ、”真空”の成せる技か?

低温化での影響について

-17℃に6時間放置、ということで、気になる点が数点ありました。

具体的には、凍りつき、

  • 飲み口が開かなくなる。
  • キャップが開かなくなる。

といったところです。

結果からいきますと、飲み口の開閉についてはどこかが凍って張り付いたか?それとも低温でゴムが硬化したか?ボタンを押しても開閉しない。
しかし、手を軽く添えてやればすぐ開き、凍って張り付いた、ということではなさそうです。

キャップは問題なく、開閉できる。
今回の実験では沸騰した湯を入れたこともあり、その自らの熱により、”凍りつく”というところまで至らなかった様子です。

なお、先日登った日本二百名山「和名倉山」の際、この魔法瓶を持っていきました。

下山途中、新たに湯を沸かすのが面倒臭く、ほぼ冷え切った残1/4程のレモンティーにペットボトルの冷水を追加しました。
この時は下山時の気温は-7.2℃。
結果、下山時は半凍りとなり、中でシャリシャリと音を立ていましたが、飲み口は凍っていませんでした。


*サーモス「真空断熱ケータイマグ(JNL-500)」の概要記事はコチラ:http://100-meizan.com/archives/303/

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サーモス「真空断熱ケータイマグ(JNL-500)」について(保温性能確認実験)」 に2件のコメント


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    職務経歴書の例文さん>
    コメント頂きありがとうございました。
    職務経歴書の例文さんはセミプロさんのご様子で、お褒め頂き光栄です。

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