日本三百名山「黒岳」(大石峠よりドラマチック富士眺望コース)

山行記録

◎2012.11.7(Wed) 天気:晴れ 気温:6.2~13.4℃

◎コース:08:45大石峠登山口駐車場-10:06大石峠-11:23新道峠-11:55すずらん峠-12:17黒岳山頂12:55-13:45すずらん畑-15:06大石峠登山口駐車場(行動時間:6時間21分)

◎標高差:約840m

合計距離: 15325 m
最高点の標高: 1788 m
最低点の標高: 956 m
累積標高(上り): 1117 m
累積標高(下り): -1179 m

今回は久々にK達氏と共に山へ向う。

さて?

どこの山が良いか?

コンディションが良ければ”八ヶ岳でも…”と思案しておりましたが、あいにく山行日前日にたっぷり雨が降り、その雨は八ヶ岳では雪となっているだろうと予感した私はその計画を断念する。
もっとも、よくよく考えればK達氏は久々の山行となる。
そんな氏にはむしろ”リハビリ登山”のほうが相応しいのでは?と思い直し、以前より気になっていた日本三百名山「黒岳」を計画。

当日、山梨県内全域!!天気予報は曇りマークすらなく、カラッ晴れの予報で絶好の登山日和!!
しかし、現地へ向う車中で望む空は、雲は低く、御殿場ではガスに巻かれる…。
”大丈夫か?”と心中思いつつ、河口湖畔に着くと晴れ!!

現地、大石峠登山口駐車場到着は08:26。
大石峠登山口駐車場

時計の気温計で6.2℃。

ぼちぼち準備して出発。

08:45大石峠登山口駐車場

大石峠登山口駐車場

冒頭で、黒岳をリハビリ登山の対象と書き、ご不興を買われた方もいらっしゃるかと思いますが、お許しください。
K達氏とは過去、何度も山行を共にしておりますが、30歳そこそこと若く!過去の山行においてスタミナで私に劣ったことは一度も無く!、そんな同氏には”この位で丁度良い”、という位の意味合いです。

そんな同氏を誘う今回予定のコースは”プチ縦走コース”。
まず、大石峠登山口より大石峠に乗る。
後、主稜線を富士山の眺望を愛でつつ「黒岳」へ進む。
その後は、余力・時間を見計らい、釈迦ヶ岳を狙う!という欲張りコースです。

予定コースは標高差1000m弱と”ガッツリ登る”というほどではないものの、行動距離は15kmほどあり、K達氏には”たっっぷり歩いてもらおう”というものです。

まずは、”登山口”を探す。

”大石峠登山口”周辺は、河口湖-上芦川を繋ぐ「若彦トンネル」が2010年に開通し、登山口周辺の道路の位置、地形が変わっている。
結果、地図が古いと、下手すると”今どこに居るのか?”すら解らなくなるほどマゴツク。

が、無事発見し登山スタート!!
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まずは、林道(コンクリート舗装)歩き。
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しかし、コンクリートは落葉で全て隠れ、コンクリートの上を歩いている感じは一切無い。

暫く登り、ようやく「山と高原地図」でいうところの大石峠登山口に到着。
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古では、ここまで車が進入できた様子ですが、全般、傾斜が急。
かつ、途中倒木もあり、現在ではここまで車が進入するのは難しいです。

上芦川より大石峠へ向かう道は北傾斜。
かつ、時節柄、北風が吹き寒い。

ほぼ陽を浴びることもなく、黙々と稜線へと這い上がる。
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10:06大石峠

大石峠

ドーン!!と正面に富士山の出迎えを受ける。

ここに至るまでは寒い思いをし、稜線に乗ればさぞ、寒風が吹き荒んでいるだろうと思いきや…。
陽が射せば暖かい。

一服入れた後、このマッタリとした稜線を黒岳へと前進開始。
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無名峰を含め、コツコツとピークをクリアしつつ、展望を堪能する。

不逢山(標高:1562m)
不逢山

不逢山先にて。
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中藤山(標高:1665m)
中藤山

11:23新道峠

新道峠

紅葉時期というのに、登山口駐車場はガラガラで私の車の他、車はいなかった。
また、ここに至るまで人っ子ひとり出会いませんでしたが、ここで初めて人と出会う。
”新道峠”は絶好の休憩スポット。

樹林の合間より富士山を望む(画像は新道峠先にて撮影)。
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ぼちぼち飯時ですが飯は山頂で摂ることにし、更に進む。

破風山(標高:1674m)
破風山

11:55すずらん峠

すずらん峠

ようやくここまで来た。
次の登りでラスト!

すずらん峠~黒岳間は傾斜が急。
息を切らしつつ、山頂へと這い上がる。

12:17黒岳山頂12:55

黒岳山頂

時計の気温計で8.3℃。

山頂は無人。
また、座るのに適当な場所がない。
山頂の道標を眺めていると”展望台”とあるのでそこで飯を喰うことにする。

で、展望台に到着してみると…、素晴らしい!!
黒岳「展望台」

ここで富士山と河口湖を眼下に収めつつ飯を喰う。

ここからの眺望は南傾斜につき陽当り良く、南アルプス方面まで望めます。
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前掲画像はここに至るまで歩いてきた”ドラマチック富士眺望コース”と名付けられた主稜線。
いや~、よく歩いた!
本日は出足が遅かったこともあり、時刻は既に13時。

まだ先があることもあり、ぼちぼち出発。
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再度、山頂へ戻り釈迦ヶ岳方面へと進む。

…つもりだったのですが、三ッ峠方面へと進んでしまいルートミス!
291-23.png*クリックで別ウィンドウ拡大表示可

展望台より山頂へ戻り、若干三ッ峠方面へ進む。
後、釈迦ヶ岳方面への分岐が現れるハズだったのですが、その道標を見落とす。

と、いいますか、黒岳→釈迦ヶ岳方面と降りで進む場合、道標が消失していました。
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釈迦ヶ岳方面→黒岳は問題無し。
三ッ峠方面のルートのほうが、ストレートで迂闊に進んでしまいました。
どうも、正面側に”三ッ峠”が見えることが気に入らず、気づいた次第です。

三ッ峠方面の斜面は傾斜が急!
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せっかく降った斜面ですが、已む無く登り返す。

で、戻ってきた。
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ようやく軌道修正が完了し、この道を進む。

釈迦ヶ岳分岐。
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ここは、釈迦ヶ岳方面への分岐。

この時点で時刻は13:45。
釈迦ヶ岳まで欲張って進むと、コースタイム的に下山は17:00を回ってしまう。
帰りに温泉に浸かりたくもあり、無理せず林道へ降ることにする。

で、林道に出た。
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ここで登山終了。
この後はノンビリマッタリ紅葉を愛でつつ、車道を降る。

13:45すずらん畑

すずらん畑

ここの駐車場より芦川方面へ降ったところに”すずらん畑”がある様子。
私達は立寄らずスルー。

稜線上は既に葉は落ちており、また、樹林中であったこともあり、山中で”紅葉”を感じられませんでしたが、ここまで降り、山を望むと”ザ・紅葉”となる。
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コースタイムでは1時間20分と長い車道降りですが目を飽きさせません。
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15:06大石峠登山口駐車場

大石峠登山口駐車場

無事、帰還。

時計の気温計で13.4℃。

今回は、絶好の登山日和の中、ようやく秋らしい山を歩くこと叶いました。

なお、今回山中で出会った登山者は三組のみ。
紅葉時期というのに平日とはいえ、なんで?こんなに空いているのか?
河口湖周辺は観光客で賑わい、沿道に多数出店が立ち並び、平日というのに河口湖大橋は渋滞していました。

本日は、河口湖温泉「天水」にて入湯し帰宅。

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