日本百名山「至仏山」(鳩待峠よりピストン)

山行記録

◎2012年08月29日(Wed) 天気:晴れ 気温:20.8~24.9℃

◎コース:07:50鳩待峠駐車場-07:55至仏山登山口-09:08オヤマ沢田代-09:38小至仏山-10:14至仏山山頂10:36-10:38東面登山道折返し-10:45至仏山山頂-11:21小至仏山-12:07オヤマ沢田代-12:59至仏山登山口-13:05鳩待峠駐車場(行動時間:5時間15分)

◎標高差:637m

合計距離: 10870 m
最高点の標高: 2226 m
最低点の標高: 1503 m
累積標高(上り): 918 m
累積標高(下り): -820 m

今回は久々にN氏と共に、日本百名山「至仏山」を目指す。
先月登った燧ヶ岳山頂より望んだ尾瀬ヶ原の木道を歩いてみよう、と考えている次第です。
関越道「沼田I.C.」で高速道を降り、鳩待峠へと車を走らせる。

下界は暑いですが、山は涼しい!!
早や、夏が終わろうとしているのか?車のオートエアコンが勝手にヒータ混じりとなる。

鳩待峠到着は07:31。
鳩待峠駐車場

この駐車場は有料。
その料金も事前に確認していましたが2500円/日!!

いくら競合がいないとはいえ、高い!!

ちなみに”東京ディズニーランドの駐車場料金はいくらだったかな?”と思い、調べてみると2000円。
同じ尾瀬でも500円/日の大清水とはえらい違いがある。

時計の気温計で21.8℃。

ぼちぼち準備して出発。

07:50鳩待峠駐車場

鳩待峠

駐車場料金を支払い出発。

本日の目的は、

  • 至仏山登頂
  • 尾瀬ヶ原に立寄る

の2点です。

どっちを先に訪れてみたものか?
行動時間を考えれば、先に至仏山に登ってしまえば昼頃”山の鼻”に到着し具合がよい。
また、本日はN氏連れということもあり、鳩待峠より至仏山に登れば単純標高差600mちょっとで山頂を踏むことができ、”山頂を踏む”こと自体は楽となる。
そんなことで、本日予定のルートは至仏山→尾瀬ヶ原の周回コース、としてみました。

なお、鳩待峠駐車場では車を駐車するだけ。

トイレ等は駐車場より徒歩2分ほどの場所にある「鳩待峠休憩所」裏にあります。
鳩待峠休憩所

07:55至仏山登山口

至仏山登山口

まずは、こんな感じの道を黙々と進む。
273-4.jpg

暫く進むと南面の眺望が開けた場所にでて…。
273-5.jpg

眺望!!(右手背後で薄ボンヤリしているのは「赤城山」)
IMG_1112.jpg

こっちは武尊山!!
273-6.jpg

更に進むと樹林が低木となる。
273-7.jpg

で、今度は北面が開けると…。

眺望!!(尾瀬ヶ原&燧ヶ岳&会津駒ヶ岳)
IMG_1121.jpg

と、こんな感じで景色を愛でつつ、気分よく、時折涼しい風を受けつつ、緩い坂を進む。

更に進むと”湿地”に出た。
273-8.jpg

これは…、池塘?
IMG_1131.jpg

こんな山の中腹で、不思議な景色です。

09:08オヤマ沢田代

オヤマ田代

ここは「笠ヶ岳」方面への分岐。

一服入れた後、出発。
273-9.jpg

樹木はすでにポツリポツリと在るのみで、辺りのメインは熊笹。

なんだかんだ、と結構登ってきた。
273-10.jpg

しかし、途中、小ピークがいくつかあり、なかなか”小至仏山”が近づかない。
傾斜は大したことはないものの、何分、距離がある。

このルートの傾斜は全般こんな感じ。
273-11.jpg

”早く登ろう!!”などと考えない限り、そう、息が切れることはない。

09:38小至仏山

小至仏山山頂

小至仏山の山頂が近づくにつれ、岩場が目立つようになる。

小至仏山山頂に立つと自動的に目に飛び込んでくるのはコレ。
IMG_1151.jpg

主稜線に乗ってから小ピークが連なっていることもあり、至仏山を望むことができませんでしたが、ようやく望む。

また、至仏山が近づくにつれ、更に岩場感が増す。
273-13.jpg

山頂まであともうちょっと!

10:14至仏山山頂10:36

至仏山山頂

時計の気温計で20.8℃。

至仏山山頂はそれなりに広いものの、本日の山頂は満タン…。
学生たちで賑わっておりました。

平日登山がメインの私にしてみると、あまり慣れないこの環境。
そういえばまだ、8月中でしたね~。
山頂にて記念の写真を撮りつつ、撮られつつ、更に360°遮るもののないこの山頂からの眺望を堪能する。

この写真はやはり、お約束でしょうかね~。
IMG_1164.jpg

越後三山方面を望む!
273-14.jpg

登った山が増えてくると”ピンッ”とくる山が目に留まり、山座同定も面白い!
他、富士山、八ヶ岳、日光方面等々、全て丸見えです。

絶景も堪能し、ぼちぼち、山の鼻方面へと降る。
273-15.jpg

10:38東面登山道折返し

273-16.jpg

前掲画像を撮影した後、1分ほど歩きズルっとコケる。
すると、前方より登ってくる登山者が「この道は下山禁止ですよ」と私に話しかけてくる。

「?」

最初、”この人なに言っているんだろう…?”と理解できない。
この方のいでたちを見てみるに、”登山者”ではなく、なにやらボードを手に持っており”巡視員”という方が合っている。

よくよく話を伺ってみると、

  1. 東面登山道(高天ヶ原コース)は登り専用であること
  2. その理由はこのコースは滑りやすく危険であること
  3. その旨は至仏山山頂にも掲示されいること(見やすくはないですが…とのコメント付き)

短い時間で私の頭の中でグルグルといろいろ考えが浮かぶ。

…。

この一方通行規制のルールを破って、無理やり尾瀬ヶ原に行っても後味が悪く、楽しくはないだろう。
結果、東面登山道(高天ヶ原コース)は諦め、ピストンで今まできた道を戻ることにする。

10:45至仏山山頂

IMG_1174.jpg

ようやっと山頂まで登り返す。
ここに戻るまで”そんな看板あったかな?”と半信半疑でありましたが、前掲画像の如く看板はある。
尾瀬ヶ原へ行くことならず、気分は既にローテンション…。

下山はあっさりいきます。

11:21小至仏山

小至仏山

小至仏山を過ぎた後にあるこのベンチで昼食を摂ることにする。
273-17.jpg

ここで沈んだ私の心を明るくしてくれる事件がありました。

それはこいつ。
273-18.jpg

皆さんこれ、なんだか解りますかね~。

答えは”おこじょ”。

前掲画像のベンチで飯を喰っていると、ベンチ下の木板隙間からなにやらこちらの様子を窺う小動物を発見。
時折、全身を晒すもののすぐ引っ込んでしまう。
その存在らしきものをようやくカメラに収めることができました。
どうやら、このベンチ周辺に巣でもあるのか?どこがどんな地形になっているかを熟知している様子でベンチ下、木道下、岩の隙間と移動してまわっている。

しかし、こんな人が集まる場所に巣って…。
食べ残しでも漁っているのか?または、自らを人目に晒せば餌が貰えると知っているのか?
そんな感じで、辺りをチョロチョロしているものの逃げはしない。

尾瀬ヶ原の代りのご褒美。
尾瀬ヶ原へ立寄っていたらばこいつには会えなかった…。
”そんなところかな?”と、自らを慰め、飯も喰ったし下山開始。

12:07オヤマ沢田代

オヤマ沢田代

12:59至仏山登山口

至仏山登山口

なお、登山口脇にある尾瀬全体図脇にもこの看板有り。
273-21.jpg

13:05鳩待峠駐車場

鳩待峠駐車所

無事、帰還。

時計の気温計で24.9℃。

しかし、東面登山道には参りました。
危険回避や渋滞回避の為、部分的に一方通行なのは目にしたことはあり、部分的であれば目的地へ達することはできる。
私の調査不足もありますが、ルート一本丸々一方通行って…。

本日は寄道せず帰宅。

日本百名山「至仏山」(鳩待峠よりピストン)」 に2件のコメント


  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    見晴らしのいい稜線ですね!
    天気もいいしうらやましい。
    おこじょのおまけ付きで良い山行でしたね。


  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ラッセルさん>
    おはようございます。
    これで尾瀬ヶ原に行けていたら最高だったのですがしょーがないですね。
    機会をみて再訪してみようと思います。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください