日本三百名山「大山」(北尾根経由)

山行記録

◎2012.2.8(Wed) 天気:曇り 気温:-2.2~4.8℃

◎コース:07:01ヤビツ峠-08:08 25丁目-08:21大山山頂-10:28西沢ノ頭-10:52ミズヒノ頭-11:21新多摩線16号鉄塔12:13-12:52地獄沢橋13:23-13:59青山荘-14:35ヤビツ峠(行動時間:7時間34分)

◎標高差:755.7m

今回は「山と渓谷」2010.11号で特集されていた”脱メジャーコース登山”に掲載されていたルートを目ざとく見つけチャレンジしてみました。
”脱メジャー”ということで、テーマは”破線ルート”。
いつくかルートが掲載されていたのですが、私にとって馴染みのある丹沢「大山」で北尾根コースが紹介されいる。
写真を見るとマッタリ尾根が続く縦走路。
”これならなんとかなるだろう”と思った私はさっそく休日にヤビツ峠へと車を走らせる。

現地”ヤビツ峠”駐車場到着は06:40。
ヤビツ峠

前日に降った雨は山でも雪にはならず”雨”だった様子でアスファルトが濡れている。
”この雨である程度雪も解けただろう・・・”と、前途に明るいものを感じる。

時計の気温計で4.8℃。
ぼちぼち準備して出発。

07:01ヤビツ峠

DSCF3140.jpg

今回予定のルートは、ヤビツ峠より大山山頂へ至る。
後、破線ルートの大山北尾根より縦走し、地獄沢橋へ降り車道を経てヤビツ峠へ戻るルートです。
まずは駐車場脇の階段より大山の表登山道を目指します。

眺望(江の島方面)
DSCF3145.jpg

しかし・・・。

昨日の雨で多少は雪が融けたかと思いましたが、のっけから裏切られる。
DSCF3149.jpg

ちょっと日当りが悪いとこんな感じです。
今のところ脛位。
上っ面は固く、中はスカスカ気味。
かなりの確率で踏み抜き、なかなか思うように進まない。

08:08 25丁目

25丁目

山頂が雲の傘被っており、早、ガス中の人となる。
ガスの中に入ると急に気温が下がり、時計の気温計で1.4℃。

ここより山頂までのルートのコンディションは全般こんな感じです。
DSCF3152.jpg

流石、人気のコースだけにシッカリと踏み固められ雪を踏み抜くことからは解放される。
その代わりほぼ”アイスバーン”になっており、アイゼンは必携!!

08:21大山山頂

大山山頂

山頂に近づくと小雪ともアラレとも判別つかないような白いものが舞いだす。
時計の気温計では更に気温が下がり0.2℃。

さて、今回はここが目的ではなく”北尾根”が目的なので一服入れた後、早々に出発。
まずは取付きを探す。

取付きは山頂トイレ裏にある電波塔裏にあります。
DSCF3156.jpg

電波塔を右手に見つつ北尾根方面へと進むと・・・。
DSCF3158.jpg

キャタツを発見!!
これで鹿避けフェンスを乗越え、北尾根へと進入します。
で4~5m進むと・・・。

ズボッ!!

あ、足が・・・。

抜けな~い!!
DSCF3162.jpg

いきなり顔面を叩かれたかのようなショック!!
腰まで一気にズボッといってしまいました。
これがまた・・・。
どういう具合か?足がガッチリ固定されてしまい、抜けない。
無理に抜こうとすると靴が脱げそう。
3~4分モガキ這うようにしてようやく脱出。
北尾根の洗礼を受けました。
”これ、雪崩に埋まればこうなっちゃうんだろうな~”と脳裏に浮かびつつも、差し当たり、北尾根に入ったばかりでこの状態なのに前進するのか?
これが問題です。

”これはナメてはいけない”と思い、取りあえずオーバーパンツを着用し一服入れる。

行く手をツラツラと眺めてみるに、尾根は北へ一直線に伸びており、尾根西側は積雪が薄く、東側は深い。
DSCF3164.jpg

”ここまで来て帰る手はないだろう”と尾根を西寄りに前進開始。

で、暫く進むとこの看板を発見。
DSCF3168.jpg

更にその先に荷運び用のレールを発見。
DSCF3169.jpg

”これ、確かヤマケイでルート上の特徴でこのレールの写真載せてたな”と、なんの疑いもなくレールに沿って更に前進。
この後、この安易な思い込みで前進したことで痛い目を見ることになります。

眺望写真(丹沢山)
DSCF3173.jpg

・・・どうも腑に落ちない。
違和感を感じるといいますか?正面に丹沢山だの塔ノ岳が見えるのが気に入らない。
地図を確認すると・・・。

ガーン!!

ルートから外れている。
193-1.png

周囲を見渡すとあちらの稜線に乗っていないといけない。
DSCF3177.jpg

已む無く登り返す。
DSCF3178.jpg

しかし、どこで間違えたのか?
ウカツに前進したのが最大の原因ですが、あちらの稜線へ向うルートはまったく気が付きませんでした。

稜線に向うべく登り返すと、結局ここまで登り返すことになりました。
DSCF3179.jpg

さっするに途中から東へ向う稜線に乗らないといけないのに、稜線西側を歩いていた為、地形の変化にまったく気付かず、むしろ”レール”という恰好の目標が見つかったので、レールに導かれるように前進してしまった様子。
ルートも発見できたので、またまたここで一服入れる。

それにしても”寒い”。
時計の気温計を確認すると-2.2℃と更に気温が下がっている。
相変わらず小雪がチラチラしており、フリースのジャケットが濡れるので上着もハードシェルに着替える。

そんなことで気を引き締め雪深い”東側”へ前進開始
193-2.png *クリックで別ウィンドウ拡大表示可

クドイようですが”立入禁止看板”が見えたら絶対立ち入ってはいけません。

ちょっと進むとレールを発見!!
DSCF3185.jpg

ヤマケイに載ってたのはこの”レール”だったのね。

ま~、しかし、相変わらず雪深い中をツボ足で進む。
DSCF3188.jpg

基本、脛位でほぼ踏み抜きます。

西沢ノ頭への登り
DSCF3189.jpg

10:28西沢ノ頭

西沢ノ頭

ここからミズヒノ頭へのルートは迷いようがない感じでマッタリした稜線が続きます。
DSCF3193.jpg

しかし、相変わらずの積雪量の中ツボ足で雪を踏み抜きつつ進むので右に左によろけながら前進。

ミズヒノ頭への登り
DSCF3195.jpg

マッタリ登ります。

10:52ミズヒノ頭

ミズヒノ頭

ここはそのままスルー。

ミズヒノ頭先の小ピークより(右が西沢ノ頭、左がミズヒノ頭)
DSCF3203.jpg

なお、ここから間違えた尾根が良く見える。
DSCF3207.jpg

自宅に帰ってからGPSのログを見てみると、けっこう降っちゃてました。

小ピークを過ぎるとようやく雪が消えてくれる。
DSCF3216.jpg

また、雪の下にはちゃんと踏み跡が隠れていました。

11:21新多摩線16号鉄塔12:13

新多摩線16号鉄塔

ここで高圧電線からの電磁波を浴びながら昼食を摂る。
ここからの眺望はイイですね~。

塔ノ岳
DSCF3231.jpg

丹沢山
DSCF3232.jpg

鉄塔の周りは木が切り払われ、眺望バツグンです。
蛭ヶ岳はあいにく雲の中。

飯も喰ったし、後はトレースがしっかりした道を降るのみ。

P913
DSCF3230.jpg

マッタリした尾根道をノンビリ降る。
DSCF3235.jpg

12:52地獄沢橋13:23

地獄沢橋

ここから先、アスファルト道になります。
DSCF3250.jpg

ルート中、最初で最後の道標です。

この後、アスファルト道をヤビツ峠へ登らないといけないのですが、なぜか?私は降りだす。
途中で気付き、引き返すハメになりました。
よってルート図は余計な箇所を歩いています。

13:59青山荘

青山荘

この青山荘よりヤビツ峠へ抜ける登山道がある様子なのですが・・・。
パッと見そういった雰囲気ではなく、道標も見当たらない。
もう、道に迷うのはイヤなので、そのままアスファルト道でヤビツ峠へと向う。

富士見山荘
富士見山荘

14:35ヤビツ峠

ヤビツ峠

無事、帰還。
時計の気温計で1.7℃。

今回歩いたこのルート。
”北”尾根ということで、いまだガッツリ積雪が残っています。
私が歩いた時はトレースは一人前のみ。
ワカンを履かれた方で、それも古いものでした。

ルートについて。
私もルートミスをしましたので、人のことは言えませんがルートファインディング”の能力が多少、必要です。
また、ルート中に道標はゼロ。
赤テープ等マーキングは少ないです。
しかし、私がミスしたポイント以外は基本、稜線に沿って進むだけなのでハードルが高いというものではありません。
私がミスしたポイントも雪がなければ尾根の芯を歩いており、ミスの確率は多少低くなったことと思います。

また、視界が開けていればランドマークとして”高圧電線”があります。
この高圧電線と並行して進み、終着として”16号鉄塔”に至る。
格好の目印として利用できます。

大山~16号鉄塔間はマッタリした稜線が続き、比較的視界も開けているので天気が良い日に歩けば丹沢山が良く望め、最高のお散歩コースだったろうな~、と、それのみ残念です。

本日は寄道せず帰宅。

日本三百名山「大山」(北尾根経由)」 に4件のコメント


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    抜けな~い!!
    「北尾根のヒドゥンクレパス」
    にハマりましたね。
    雪の下に水の通り道があったりすると
    スッカスカのところありますよね~
    私はハマると誰かに見られていないか
    恥ずかしくなって周りを見渡します(笑)


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    ラッセルさん >
    見苦しい姿をお見せしてしまい失礼いたしました。
    ”遠足尾根”ほどではありませんが、ようやくこちらにも雪(半腐りではありますが・・・)が付き、はしゃいだ末路です。
    でも、”誰か”どころかトレースもほとんどないような所だったので、無様な姿は誰にも見られずヨカッタ~。


  3. SECRET: 0
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    あっ、お疲れさま~~でした。
    私もコース間違いは多々?ありますよ(>_<)
    間違いに気が付いてからGPS睨みこんでもあきませんけどやはりショックですね~。
    こまめに確認するよう心かけてますがね。


  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    行蔵さん >
    いや~。
    今回は、大失敗でした。
    商売柄、”損”することには敏感で、思いっきり体力と時間を損させられました。
    反省。

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