今回は、先日購入した”ファイントラック「スパイルフィルTMソックスEXP ロング」”について保温性能を確認したいと思います。
冒頭の画像に写っている靴下は右より
- ファイントラック「スパイルフィルTMソックスEXP ロング」
- メーカー不明のウールソックス(厚手)
- モンベル「トレッキングソックス」
で、これらのソックスを比較材料にします。
ファイントラック「スパイルフィルTMソックスEXP ロング」は新品未使用。
ファイントラックのソックスシリーズ中最も保温性能があると思われ、このソックスのキャッチコピーは”厳冬期対応”というものです。
メーカー不明のウールソックスは、約10年前にIBS石井スポーツでマッテンベル「ガイド」を購入した際、併せて店員さんに勧められて購入したものです。
マッテンベル「ガイド」 →
特徴は、革製登山靴の靴型と足の形状の隙間を埋めるべくかなり厚手の造りになっており、ウールの密度もかなり濃いものですが、なにぶん10年前に購入したものなのでヘタり気味。
モンベル「トレッキングソックス」は約2年前に購入したもので、「男体山」山行の際、防寒性能に不安を持ったソックスです。
*男体山山行記録はコチラ → http://100-meizan.com/archives/172/
なお、参考データとして各ソックス(片足)の乾燥重量は以下の通りです。
モンベル | メーカー不明 | ファイントラック |
60g | 68g | 64g |
実験環境は自宅室内。
室温19.0℃。
実験方法は、お湯を入れたペットボトルに湯を入れ、そのペットボトルをソックス内に挿入する。
一定時間経過後にそれぞれのペットボトルの湯温を確認(非接触型温度計による)することで保温性能を確認します。
まずはペットボトルに湯を入れる。
この時点で湯温は59.9℃。
↓
で、これらのペットボトルを各ソックスに挿入。
↓
・・・で、1時間29分経過し検温。
結果は以下のようになりました。
ソックス | 画像 | 湯温 |
じか置き | 32.4℃ | |
メーカー不明 | 40.4℃ | |
ファイントラック | 39.0℃ | |
モンベル | 39.1℃ |
そもそもこのファイントラック「スパイルフィルTMソックスEXP ロング」を購入した経緯はモンベル「トレッキングソックス」に対する防寒性能の不安からというものであり、私の思惑とは異なる結果がでてきました。
多少、ファイントラック「スパイルフィルTMソックスEXP ロング」の弁護をいたしますと・・・。
このファイントラック「スパイルフィルTMソックスEXP ロング」は膝下まで伸び、モンベル「トレッキングソックス」との比較でいえば1.25倍は長いと思います。
ということは、仮にファイントラック「スパイルフィルTMソックスEXP ロング」の長さがモンベル「トレッキングソックス」と同等の長さだった場合、その重量は約54.4g相当であり、”g”あたりの保温性能はファイントラック「スパイルフィルTMソックスEXP ロング」の方が上ではあります。
ま~、しかし、モンベル「トレッキングソックス」は新品ではないというマイナス材料もありますから、やはり保温性能という観点からは”どっちもどっち”といったところでしょうか?
それにしても頼り甲斐があるのはメーカー不明ではありますが昔ながらの”厚手ウール”ソックス。
これ、やっぱり暖かいんですね~。
冬山登山は”厚手”ウールソックスで
決まり!!
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
実はインプレを待ち切れず、先日スパイルフィルEXP レギュラーを購入しました。
夏靴+スパイルフィルだと雪山では足先が冷えて無理でした。
やはり厚手のウールがいいですね。
私はスマートウールです。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
ラッセルさん >
・・・そうでしたか。
ご報告が遅くなり失礼いたしました。
しかし、スパイルフィルの不甲斐ない結果には私も絶望すら感じました。
せっかく”厳冬期対応”との触れ込みで購入したのに・・・。
不動産の場合”唯一”とか”希少”とか、誇大・抽象的表現はペナルティの対象になるのですが、”厳冬期”って抽象的なような気がするのですが。
業界的にコンプライアンス的に苛められているので、私的にはこのキャッチコピーは気になります。
しかも私の場合、”ロング”を購入しましたのでこの靴下の出番は何時になることやら、という感じです。