山行記録

◎2011.11.16(Wed)　天気：晴れ　気温：4.9℃～13.9℃

◎コース：07:03用木沢出合-07:15林道終点ゲート-07:59白石の滝-08:44白石峠-09:06加入道山山頂-09:17前大室-10:17大室山山頂-10:33犬越路分岐-11:15犬越路-12:22用木沢出合（行動時間：5時間19分）

◎標高差：953m

＊GPSログ取得エラーです。用木沢～白石峠間はこんなに歩いておりません。

今週の休日は釣りへ行く予定だったのですが、同行者よりキャンセルの連絡が入る。
天気予報では、降水確率0%で絶好の行楽日和。
”さて、どうしたものか？”と考えていると、やっぱり山へ行きたい。

と、いうことで、最近凝っている丹沢シリーズ。
前回登った加入道山の続きで今回は大室山を目標で出発。

現地、用木沢出合の空地に到着は06:48。

時計の気温計で4.9℃。
ぼちぼち準備して出発。

07:03用木沢出合

2週間ぶりの山行ですが、何時の間にやら空気がピリッと冷えて気持ち良い。
心持ち、耳が痛い位です。
時計の気温計を確認すると5℃を切っている。

前回は白石沢を下山路で使いましたが、今回は白石沢から加入道山を経て、そのまま稜線沿いに大室山に至り、用木沢で下山するルートを予定しています。

用木沢出合～加入道山間は加入道山の際、細かく写真を掲載したので今回は省略ぎみに進めます。

↓

07:15林道終点ゲート

ゲートを過ぎるとようやくアスファルトから解放される。

↓

07:59白石の滝

白石の滝を過ぎると傾斜がキツクなる。

その道の入口はこれ。

ガレガレの涸沢。
歩きにくさは100点満点です。

その次はこれ。

鎖場です。
傾斜は大したことないのですが、ツルツルの石で滑りやすい。
白石の滝にある説明書きを見ると、この辺りは大理石の産地であった様子。
この白い岩は大理石でしょうかね～。
雨天時は要注意。

更にその先はこれ。

ガタピシの木段。

↓

08:44白石峠

道志村分岐

↓

09:06加入道山山頂

いや～。
本日は天気予報通りの
”カラッ晴れ！！”。
天気予報によると午前中は北風とのことで、空気も乾燥しているお蔭か？遠くまで良く見通せる。
本来、眺望の良くない加入道山山頂ですが、木々の合間より富士山や南アルプス方面まで丸見えです。

山頂はそのままスルーして先へと進む。

↓

09:17前大室

破風口

本日のメインエベント。
今回歩いているこのコース。
登山ブランク前から何度か歩いたことがあり”眺望が良い”という記憶はまったく無かったのですが、破風口～大室山山頂間は、絶好の絶景展望スポットでした。

絶景①

富士山＆愛鷹山。

絶景②

南アルプス方面。

絶景③

八ヶ岳方面。

絶景④

丹沢主峰三山
右より、檜洞丸、丹沢山、蛭ヶ岳。
ざっと、こんな感じです。

気分ノリノリで更に先へと進むと・・・。

私の目の前にこれがぶら下がっている。
私は木々草木の名前はほとんど知らないので、この実がなんの実なのか？解りませんが、獣のフンによく混じっているやつ。
”これ美味いのかな？”と思い一粒食べてみる。
味は甘酸っぱいですが、ビミョーな感じ。
これを飲み込んだら腹をこわしそうな感じがしたのでペッと吐き出す。

山頂手前の木道

マッタリした道が続き気持ち良い。
なお、お気づきのことと思いますが、稜線上の木々の葉っぱは全て落ち禿山状態です。

↓

10:17大室山山頂

時計の気温計で11.4℃。
ここから更に奥へと進もうとすると現在、いずれのルートも破線扱いになっている。
休憩もソコソコに下山開始。

↓

10:33犬越路分岐

これで気分の良い稜線歩きも終了です。
犬越路分岐～犬越路間は特に危険な個所はありませんが、ダーッと降ることになります。

鎖場。

↓

11:15犬越路

犬越路の由来。

”西丹沢には、武田信玄に関する伝説がいくつもありますが、その信玄が小田原城を攻めたときイヌを先頭にここを越えたとも、またそれが地名の起こりだともいわれています。それに、西丹沢のおもな尾根筋では樹林ばかりなのに、ここだけが明るい草地だというのも、この峠をいっそう特徴づけています。”

だそうです。

現在、この”犬越路”を特徴づけているのはコレ。

避難小屋です。

この物件。
南ひな段の立地で、非常に日当りも良く、眺望良好。
建物の築も新しく、ウッドデッキ付き。
サッシはペアガラスで、トイレは入口が別にあり立派なものです。

で、トイレのドアを開けてみると・・・。
ブワー！！
と、ハエの大群が陣取っている。

こっちもビックリしましたが、ハエもビックリした様子で大群がブンブン飛び上がる。
即ドアを閉めました・・・。
誰かがドアを開けっ放しにしちゃったんでしょう。
卵もいっぱい産んじゃっているでしょうから、ちょっとやそっとじゃハエを全滅させるのは難しそう。
トイレについてはハエが占有しており、この状態はある意味、非社会的勢力より恐ろしい。

ここから用木沢までもうひと踏ん張り。
ぼちぼち出発。

標高が低くなると、若干、紅葉が残っている。

ようやく用木沢まで降りてきて、急傾斜も終わり。

今歩いている”用木沢”。

私が好きなルートです。

広々としたこの空間。
沢の流れる音しか聞こえないこの静寂。
今現在、私しかここに居らず、私の占有です。

↓

12:22用木沢出合

無事、帰還。
時計の気温計で13.9℃。

今回歩いたこのコース。
同じ丹沢でも”表”と比べれば登山者は少なく、コースは荒れています。
標識、赤テープ等、過不足なくあるものの、登山に慣れない方の単独行だと多少心細いかも知れません。
ま、”人が少ない”という所が私は気に入っているのですが・・・。

なお、山行中すれ違った登山者は10名ほど。
登山者を追い越すことも、追い越されることもありませんでした。

紅葉情報。
丹沢湖周辺が最も艶やかでした。

本日は、中川温泉「あしがら荘」にて入湯し帰宅。

＊「ぶなの湯」は水曜日定休。