モンベル「フレネイパーカ」について(引き裂き強度体感報告)

先日登った富士山でのこと。
浅間大社奥宮側より剣ヶ峰の頂へと向かうべく、富士山測候所のある最後の急斜面を登っていました。
その道はブルドーザーが行き来できるようならされており、急斜面ではありますが真っ平の岩盤。
その岩盤上にパチンコ玉をまき散らしたように、荒くジャリが撒かれている。
その斜面上で大転びにスッ転んでしまいました。
”しまった!!”と脳裏に浮かぶものの、為す術もなく2~3mほどザーッと流される。
体を”大”の字に広げ(勝手に広がった?)ようやく止まったのですが、止ったと同時に右肘に激痛があるのに気付く。
ちょうどバイクでスッ転んだ時のような状態をイメージいただければご理解いただきやすいと思います。
肘に擦り切れたような?そんな痛みです。
山行中は服を重ね着していたので痛む肘を目視できず、下山後に確認してみると血がでていない。
しかし、痛い。
よ~く確認してみると、肘の皮に”浮いた感”があり、どうやら皮と肉が剥離したか?又は骨かスジがダメージを受けた様子。
*本記事公開時点で富士登山から約1ヶ月が経過しましたが、未だに痛みがあります。”早く病院行けよ”っていう感じなのですが、無類の病院嫌いの私はこのままこの痛みを放置する予定です。

我が肉体に対し、これほどのダメージが生じた訳ですが、その時着用していた”モンベル「フレネイパーカ」”の運命や如何に?

今回は、その状態を報告します。

その時の私の服装は、

  • ユニクロ「ヒートテック」クルーネック長袖
  • モンベルの薄手フリース
  • モンベル「フレネイパーカ」

という内容です。

”服も擦り切れたか、穴が開いただろう”と、体の心配より高価な装備の状態の方が先に気になる私は、その状態を確認すると・・・。
モンベル「フレネイパーカ」

切れてナ~~イ。

高価な装備だけに”助かった~、買い直さなくて済む”というのが私の正直な感想であり、また、このアイテムに対する信頼感が更に増した瞬間でもありました。

思えば、このフレネイパーカに”セールスポイント”はほとんどありません。
”軽量”というわけでもありませんし、特に”透湿性”が高いというわけでもありません。
体温を逃がすベンチレーターが付いているわけでもなく、ファイントラックの商品のように”高撥水”というわけでもありません。

このパーカのセールスポイントは”使い勝手の良さ”であり、カタログデータから追っかけても見えてきません。
裏地無しの1枚地。
体温調節はレイヤリングで対応することで、幅広い季節で利用することができます。
その1枚地は、モンベルのアウトレイヤー中最厚の70デニール。
この70デニールという厚みは、他との比較でいえば”テント”。
最近の軽量化されたテントのフロア部分は40デニール位でやっつけており、70デニールという厚みがどれほどのものかをイメージいただけることと思います。
私は身を持って体験しましたが、滅多なことで裂けることはなく、山行中”裂けない”というなによりの安心感を手に入れることができます。

しかも安い。

モンベル「フレネイパーカ」とは長い付き合いになりそうです。

*モンベル「フレネイパーカ」の最新相場はコチラ

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください