先日登った「金峰山」でのこと。
山飯について特に準備をしていなかった私は、その準備を現地到着前にコンビニで済ませようと考えていました。
コンビニに立寄ってみると、棚はスカスカ。
私の主力食材である”餅”は売っていても、和える”スープ”がない。
更に物色していると、スパゲティーが目に付く。
”塩も無いのにコッヘルで茹でるとさぞコッヘルへ麺が張り付くだろう”と、今まで敬遠していたスパゲティーでしたが、他に具体的食材も見当たらず、ミートソースのパックと共に已む無く購入することにしました。
”真面に作れないだろう”と考えていた私は、そのことを同行のK達氏には言えないまま、飯時になり昼食造りの作業に取り掛かる。
通常、新作の山飯を造った時は本ブログにアップするべく写真を撮るのですが、失敗を予感していた私は写真も撮らずに黙々と作業を続けると・・・。
意外にも、麺は一切コッヘルへ張り付かず、むしろマカロニよりも扱いが楽。
しかも、麺300gに対して茹で汁は700ccほど。
茹で上がった麺の煮汁を捨てるべく、慎重にコッヘルを傾けると・・・。
チョビットしか煮汁もない。
”こんなことなら写真撮っておけば良かった”と後悔しつつ、いつもなら完成写真を撮っている私に対し、K達氏からは”写真撮んなくていいんスっか?”とつっこまれる。
休日に一人で留守番をしていた私はそんなことを思い出し、取りあえず昼飯を造らなければならないので、「金峰山」での出来事を自宅キッチンにてこれから再現してみようと思います。
と、いうことで、さっそく自宅近所のスーパーへ向ってみると、コンビニで調達した食材より更に魅力的な商品を発見しました。
↓ これら
スパゲティー:マ・マー「プロントスパゲティ ミニ1.5mm」
ミートソース:キユーピー「あえるパスタソース ミートソース フォン・ド・ヴォー仕立て」
まずは、スパゲティーの特徴から。
茹で時間3分の特急便仕様です。
なぜ早茹でできるのか?
それは麺の加工によるものでした。
↓ これ。
このように麺の一部をエグッており、麺中心部まで湯が通りやすくなっています。
かつ、麺の長さがショートタイプなので、小さいコッヘルでも問題なく茹でられると思われます。
なお、麺の構造上”スパゲティーの茹で加減は髪の毛1本位の芯が残る位じゃないと”というグルメな方には向きません。
次は、ミートソースの特徴。
封を開けると、中には2パック入っています。
↓ これ。
常温保存可能で、賞味期限は1年程。
1人前ずつのレトルトパックになっているので取扱いも簡単です。
今回のテーマは、スパゲティーを茹でるのに”どこまで茹で汁を減らせるか?”の確認を取りたいと思います。
「金峰山」での経験上、概ね麺の重量の倍位の水があればなんとか茹でられそうなことは確認できておりました。
今回は一人前なので、麺150gに対して水300cc。
これで問題なく麺が茹でられるか?
また、煮汁はどの位生じるか?
さっそく調理に取り掛かりたいと思います。
1.コッヘルへ水300ccを入れ沸騰させる。
↓
2.水が沸騰したら麺150gを投入。
1分経過・・・
2分経過・・・
3分経過・・・
↓
3.煮汁を排出
コッヘルの蓋を被せ、麺がこぼれ出ないよう慎重にマグカップへ傾け、煮汁を捨てます。
なお、マグカップの重量は70g。
で、マグへ煮汁を入れた時の重量は・・・。
201g。
結果、煮汁を131cc排出。
煮汁排出後。
↓
4.ミートソースをかけて出来上がり
…盛り付けに失敗してしまいましたが。
これは、ソースを温める為、コッヘル内のスパゲティーへミートソースをかけてかき混ぜようとした後、この説明書きを見受けて中止した為。
↓ これ。
”*ソースを温める必要はありません”
実験の結果、やはりコッヘルへ麺は張り付きませんでした。
煮汁については、麺茹で2分経過以降位から水位がかなり減少し麺が水位上に露出してしまいました。
が、煮汁が水蒸気となり、その水蒸気が麺に絡まり、”茹でる”という作業にはまったく支障は生じませんでした。
結果、排出した煮汁は131ccなので後、50cc位は煮汁を絞ることができそうです。
今回利用した”キューピーあえるパスタソース”はバリエーションが豊富です。
今回利用したソースを含め、全16バリエーション。
ソースを替えつつ、後最低15回は私の山行時の昼食を彩ってくれそうです。