え~…。
私のスマートフォンがオシャカになってしまいまして…。
モデルはドコモ「SH-02E」。
私のハードな使用に耐えられず、画像の如く、傷だらけ…。
使用期間は概ね、1年8ヶ月。
症状は、電源が入らなくなってしまった、というものです。
その前から調子が悪かった。
USBポートがバカになってしまい、USBポート経由での充電ができなくなっていた。
…と、私的には、何かとこの端末に対しては不満が多かった。
ポケベル時代から「ドコモ」を愛用してきた私ですが、au トルクの「米国国防総省が定める耐久試験MIL-STD-810G 11項目に準拠した高い堅牢性」という強烈なキャッチフレーズに負け、ドコモからauへナンバーポータビリティ致しました。
「米国国防総省が定める耐久試験MIL-STD-810G 11項目」とは
「11項目」とは、以下の事を指しています。
- Dust(粉塵)
- Shock(落下)
- Vibration(振動)
- High temperature(高温)
- Low temperature(低温)
- Blowing rain(風雨)
- Low pressure(低圧)
- Solar radiation(太陽光照射)
- Salt fog(塩水噴霧)
- Humidity(湿度)
- Immersion(浸漬)
上記項目に対し、京セラ「TORQUE(トルク) G01」は、以下の「試験」を行っています。
防水(風雨/浸漬) | 30分間にわたる降雨や浸水に対しての防水試験を実施。 | |
---|---|---|
防塵 | 連続6時間(8.9 ±1.3 m/sec,10.6 ±7 g/m3)の粉塵試験を実施。 | |
耐衝撃 | 高さ約1.22mから26方向で合板(ラワン材)に落下させる試験を実施。 | |
耐振動 | 3時間(3方向各1時間/20~2,000Hz)の振動試験を実施。 | |
耐日射 | 連続24時間(合計1,120W/m2)の日射試験を実施。 | |
防湿 | 連続10日間(湿度95%)の高湿度試験を実施。 | |
温度耐久(高温/低温) | 動作環境:-21℃/50℃で各連続3時間、保管環境:-30℃/60℃で各連続4時間の温度耐久試験を実施。 | |
低圧対応 | 連続2時間(57.11kPa/約4,572m)の低圧試験を実施。 | |
塩水耐久 | 連続24時間の5%塩水噴霧後、24時間乾燥させる塩水耐久試験を実施。 |
防水性能は、”IPX5/IPX8”。
*参考:水の浸入に対する保護等級(ウィキペディア)
防塵性能は、”IP6X”。
*参考:外来固形物に対する保護等級(ウィキペディア)
と、共に最高等級!
流石!米国国防総省が定める耐久試験。
正に、登山をする為のスマートフォンかのように頼もしい!
”こういうスマートフォンが欲しい!”
私の願いを叶えたようなスマートフォンだ。
タッチパネルについて
京セラ「TORQUE(トルク) G01」で採用されているタッチパネルは、濡れていても操作可能です。
カーナビ、コピー機等でよく採用されている、感圧式のタッチパネル、という訳ではない。
仕組みは不明です。
では。
流水の中でも操作可能か?確認してみた。
これは流石に操作不能…。
更に、グローブをハメた状態でも操作可能。
では。
軍手二枚重ね。
作動。
軍手三枚重ね。
作動。
むむ、む…、手強いな…。
では。
210デニールのナイロン(*パーゴ「パスファインダー」のフラップ)。
作動。
目の前にあった暑中お見舞い二枚重ね。
作動。
皮の財布。
作動。
クリアファイル。
作動。
…。
ならば!ゴムならどうだ!
ゴムなら絶縁体だから、静電気は通さないハズ!
…作動。
まったく、不思議なタッチパネルです。
それとも、非常に精度が高い感圧式のタッチパネルなのか?
外部詳細
まずはメニューボタンから。
メニューボタンは液晶タッチ式ではなく、画像の如くアナログ式。
これは、前項でも確認しましたが、いくらタッチパネルが濡れていても操作可能とはいえ、流水となっては操作はできず、その対策、という意味もあると思いますが、アナログ式になることでグローブを手にはめた状態での操作性向上というメリットもある。
また、各ボタンはデカい、プラス突出している。
*比較で並べている白いスマホは、ドコモ「SH-02E」。
これも、グローブ装着時の操作性向上の為の仕組みと思われます。
パネルが濡れ、タッチパネルを正常に使用できなくなった時の対策として、もう一つ。
ダイレクトボタン。
このボタンの操作方法は、端末の設定メニューから任意に設定できる。
”ダイレクトボタン”をタップするとこうなる。
各アプリを起動することもできる。
例えば、豪雨の中とはいえ、写真を撮りたいとする。
ダイレクトボタンにカメラを設定しておけば、ダイレクトボタンでカメラを起動し、シャッターボタンでカメラを操作すれば、豪雨に濡れたタッチパネルに触れることなく写真の撮影が可能、という訳だ。
各端子のカバーは、全てゴムパッキン仕様。
当然、防水性も万全です。
他、外観上の特徴としては、この”バンパー”がある。
このバンパーはディスプレイ側及び…。
背面側の縁で若干せり上がっている。
これは、落下時の衝撃がディスプレイ及び、本体に直撃するのを防ぐ為に一役買っている。
落下時の衝撃に耐える仕組みとして、本体はバンパーにより外周を囲われている。
このバンパーはわざと隙間を開けたか?
この隙間は、落下時の衝撃を吸収する狙いか?
バンパーの固定はビス止めによる。
ディスプレイ側四方4本。
背面側下方二本。
何れも特殊なビスが採用されており、自らビスを外すことはできない。
結果、電池交換はメーカー持ち込み、ということになります。
付属のアプリについて
アウトドア仕様のスマホ、ということで、それに見合うアプリが付属しています。
詳細はauなり、京セラなり、ホームページを確認ください。
私がアプリについてご報告したいのは一点だけ。
関係各社のトルクに関する説明で何も記載が無いのですが、トルクには「気圧センサー」が内蔵されています。
このセンサーのお蔭で、現在標高も確認できる。
ちなみに、私のスント「コア」の気圧計は1004hPaを示している。
厳密な気圧が分からないので、どちらに誤差が生じているのか確認できませんが、その誤差は1hPa以内、ということで、計測データの信ぴょう性は高い。
つまりですね…。
本体内蔵機能としては、限りなく、ガーミンのGPSに近づいた。
- 衝撃に強い
- 雨にも強い
- 寒冷にも強い
- 電池は3,100mAhと長時間稼働可能
- GPSエンジンが内蔵されている
- 気圧センサーも内蔵されている
- 三軸コンパスも内蔵されている
オプションでこんなものも販売されている。
*商品名:Hard Holder
ガーミン等専用機との違いといえば、測位システムのみちびき、GLONASSに対応していない(と思われる)ことによる位置情報の精度の粗さ位のものか?
通話エリアについて
ドコモの山中における通話エリアの広さは定評のあるところであり、それもあって今までドコモを愛用してきた。
その通話エリアについて、山と渓谷社による調査資料があります(2013.1号付録)
→ 山で繋がる携帯電話は?(ヤマケイONLINE)
この資料によると、山中における通話エリアはドコモが圧倒的に広い。
それでも私はauに代えた。
ドコモさ~ん、似たような端末ばかり並べないでくださいよ~。
ドコモ自体、”山で繋がる!”ってアピールされているんですから、”山で使える!”端末バリエーションが欲しいところです。
京セラ「TORQUE(トルク) G01」の出現で、遂に、スマートフォン登山用GPS化計画も成就するか!?
次回は、京セラ「TORQUE(トルク) G01」のGPS性能及び、その他ハードな環境対応能力に迫ってみたいと思います。
*迫ってみました! → スマートフォン登山用GPS化計画(TORQUE(トルク) G01の場合)