今回は、万能ナイフの定番中の定番「ヴィクトリノックス」。
先日、飛行機搭乗前、同ナイフがキーホルダーに付いていることを思い出した。
そのヴィクトリノックスは、20年位前に購入したものだ。
特に”愛着”があるものというわけではなく、手荷物検査の前に廃棄してしまった。
そんなことで、今回、買い直してみた。
私にとっては三代目のビクトリノックスだ。
開封。
記事にしてみたが、特に書くことはない…。
20年、同ナイフを使用してきた経験でいえば、プラスティック製のハンドルは割れる。
なので、今回はハンドルがアルミ製のものを購入した。
アルミ製の場合、ピンセットやツースピック(ようじ)は付かない。
人によると思うが、私は、この両道具をほとんど使ったことが無かったので、大して支障はない。
ピンセットやツースピックは、後半、よく落下した。
これは、キーリングと反対側に両道具が差し込み式でセットされているのが原因。
キーホルダーにぶら下がったビクトリノックスは、両道具が常に下向きになってしまう。
結果、重力と動揺により、勝手に落ちて紛失してしまっていた。
ピンセットは、まだ落下しにくい。
ピンセットの板バネの反発力でもって、ある程度、固定されるからだ。
しかし、ツースピックについてはそういったものはないので、真っ先に紛失した。
固定するのに緩くロックの機能はあったが、それは、プラのちょっとした突起なので、数度出し入れしていると、その突起が潰れ、緩いロックが更に緩くなる。
私にとって、ナイフの使用頻度はかなり高かった。
主な用途は、ペーパーナイフだった。
ちょっとした便箋の口を開ける際、こいつで開けるとスマートだった。
他、段ボールの分解でも、よく活躍した。
20年使用して、一度も刃を研いだことはなかったが、ペーパーナイフのレベルでは切れ味に不足を感じたことは無かった。
次に使用頻度が高かったのはハサミ。
まあ、単純に手元にすぐあるので、このハサミで済む用事なら、ハサミを探す、ということよりも先にビクトリノックスに手が伸びる習慣になっている。
重量確認。
17g。
爪ヤスリは、まったくと言っていいほど使用した記憶がない。
このブレードの先端は、マイナスドライバーになっている。
ちなみに、スイスアーミーナイフ製造元として、ヴィクトリノックスの他に”ウェンガー”がある。
ウェンガーのミニシリーズの場合、爪ヤスリ先はマイナスドライバーになっていないので、注意が必要だ。
そんなことで、その画像が欲しくてウェンガーをググった。
そしたら、どうやらヴィクトリノックスに買収されてしまい、定番中の定番、ザ・スイスアーミーナイフはヴィクトリノックス製一本に絞られたようだ。
昨年、ウェンガーはナイフ事業から撤退しており、ナイフの新規製造をしていない。
しかし、ウェンガージャパンのホームページは残っていた。
中を確認すると、興味深いナイフを見つけた。
”ウェンガー「ウエリ・シュテック・スペシャル・エディション」”
こいつの本体はチタニウムでできており、軽量化を図っている。
装備のツールは、雪山道具の調整の為の機能に絞っている。
デカいナイフのブレードは、このナイフの特徴を際立たせており、機能美の象徴かのように美しい…。
唯一気に入らないのは、プラス、マイナスドライバーのツールが別体式になっており、これは紛失しそうだな…。
うう、う…。
物欲が刺激される…。
カタログデータ
ハンドル部には、規則正しく彫り込まれた凹凸模様(波縞模様)の「ギョーシェ彫り」を施したアルミハンドルを採用し、耐久性、装飾性とともに握った時のグリップ感を高めています。機能はクラシックシリーズの基本ツールを搭載しています。
【サイズ( L x W x H )】58x18x6mm
【重量】16g(実測値:17g)
【カラー】シルバー
【ツール】
- つめやすり
- マイナスドライバー
- キーリング
- ブレード
- はさみ
【価格】2,800円(*ヴィクトリノックス「クラシックAL」の最新相場はコチラ)