プリムス「114ナノストーブ」+「IP-250U ウルトラガス」について(使用経過報告)

「IP-250U ウルトラガス」をちょうど一缶使い切りましたので、購入後、気付いた点等を今回ご報告したいと思います。

上の写真は、現在のプリムス「114ナノストーブ」の現況。
↓ これは新品時に撮影したもの。
2010.12.20.4
カーボンにより煤けておりますが、機能等特に異常は生じておりません。

プリムス「114ナノストーブ」の競争相手はおそらく、スノーピーク「ギガパワー マイクロマックスウルトラライト」と思います。
カタログデータ上、火力の点でスノーピーク「ギガパワー マイクロマックスウルトラライト」の方が上(2800cal)ですが、プリムス「114ナノストーブ」(2200cal)の炎は垂直に立ちあがっており、コッヘルへ無駄なく火力を伝えることができます。
↓ 私が所有しているコッヘルの状況
コッヘル状況

炎があたり、火力の強い部分が焼けて変色しています。
この現象は、MSR「ドラゴンフライ」(ガソリンストーブ)を利用していた際には生じませんでした。
このコッヘルは、商品名不明ながらモンベルのチタン製で、概ね900ccサイズです。

外寸は以下のとおりです。
サイズ

このように小さいサイズのコッヘルでもコッヘルの外側まで炎がはみ出ず、無駄なく火力を伝えることができるので、1~2人位で使用するには最適です。

なお、燃焼状況は以下の写真のとおりです。
燃焼状況

拡大写真
燃焼状況(拡大)

プリムス「114ナノストーブ」が採用している”MFMM(マイクロファイバーメタルメッシュ)”の効果により、バーナー中心部分まで酸欠にならずに燃焼し、着実にコッヘルへ熱を伝える。
炎が太くなるこにより、消えずらくなり、併せて防風対策にもなる。

次は、「IP-250U ウルトラガス」について。
「IP-250U ウルトラガス」は”冬季・高所”専用ガスで、私が使用した環境では-5℃位が最も厳しい環境です。
まったく問題なく燃焼しますが、気温が0℃位より高い環境で使用すると「IP-250U ウルトラガス」に接している部分に水気があるとその部分は気化熱によりガチガチに凍結します。
気温-5℃位の環境で雪を払った木板上に直接「IP-250U ウルトラガス」を置いて燃焼しても木板に「IP-250U ウルトラガス」は張りつきませんでしたが、気温4~5℃位の環境で雪を払った木板上に「IP-250U ウルトラガス」を直接置いて燃焼すると上記現象が生じました。
また、気温に係らず煮こぼれ等で、「114ナノストーブ」と「IP-250U ウルトラガス」の接続部分が濡れるとその部分も凍結します。

それに気付かず放置すると以下のようになります。
カートリッジ接続部分

錆びます。
・・・意外に弱い。
ガスを別のガスカートリッジに移す器具も販売している様子ですが、この現象を見ると私はカートリッジの再利用をする気にはなれません。

*イワタニ・プリムスホームページより警告抜粋
プリムスのガスカートリッジには絶対に再充てんを行わないでください。
なぜ?


インターネットなどでの通信販売を通じ、ガスを再充てんする器具を販売している業者がありますが、これらの補助具を使用して空または使いかけの容器にガスを再充てんする行為はガスの製造に該当し、違法行為となります。また、プリムスのガスカートリッジは再充てんされることを想定していません。ガス漏れや爆発の危険がありますので絶対に再充てんをしないでください。

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