日本二百名山「天狗岳」(麦草峠よりニュウ経由中山周回)

山行記録

◎2014.7.16(Wed) 天気:曇り時々晴れ 気温:15℃~18℃

◎コース:07:43麦草峠-07:53青苔荘-09:19ニュウ09:43-10:14中山分岐-10:25中山峠-11:34東天狗岳山頂11:40-12:22中山峠-12:27黒百合ヒュッテ13:15-13:21中山峠-13:33中山分岐-13:51中山展望台-14:58高見石小屋-15:37白駒荘-15:50麦草峠(行動時間:8時間7分)

◎標高差:520m

今回は、N島氏及びM浦氏と共に、天狗岳を登ることにする。
以前より興味があった「ニュウ」を経由してみたい、と考えている次第です。

私の自宅から中央道「諏訪I.C.」へと至る道は、今までは、

東名

富士五湖道路

中央

という経路だったが、今回は新しくできた圏央道を使ってみた。

早い!

富士五湖道路を経由するより、20~30分は短縮できるか?

そんな、お得な気分に浸りつつ、現地「麦草峠」有料駐車場到着は07:32。
麦草峠

時計の気温計で18℃。
ぼちぼち準備して出発。

07:43麦草峠

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麦草峠には駐車場が二カ所あった。
一方は無料駐車場で登山口から、徒歩10~15分ほどか?
一方は私が停めた有料駐車場で、登山口目の前に駐車できる。
ちなみに、駐車料金は500円/日。
トイレは要50円也。

さっそく入山。
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苔むして静寂に包まれた森の中を進む。
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07:53青苔荘

青苔荘

白駒池。
白駒池

テント場。
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白駒池周回歩道では、木道が途切れない。
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こんな感じで、池を主体に木道が整備され、小屋が点在している。
雰囲気は異なるが、尾瀬を連想させられる。
テント場が充実し、そこへは荷物を背負ってでしか至ることができない。
どうも、小屋には風呂まであるらしい。
しかし、尾瀬と違って、背負うといっても10分ほどの距離で、登山をしている人間にしてみればなんてこともない。
たったこれだけの距離で、車が入るキャンプ場と比べれば格段に人口密度を下げてくれるだろう。

”キャンプだけでもいいな”

そんなことを思いながら進む。
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と、道を間違えた…。
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*この地図は国土地理院の電子国土を利用したものです。

”道が降り出した…”ことに違和感を生じ、気付いた次第です。
正解は、前掲画像の東屋で、道を変えなければならなかった。

で、東屋まで戻る。
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…という次第です。

今日の天気予報は”曇り後雨、昼過ぎから雷を伴う”というものだった。
朝、中央道から望む八ヶ岳は中腹以降、ガスで覆われていた。

”やっぱ、予報通りか…”と、晴れは諦めつつ登山口へと車を走らせていたが、山に入ると時折、陽射しが強くなる。
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時折見せる陽射しは景色を一変させ、森の活き活きとした表情を見せてくれる。
こんな一瞬一瞬見せてくれる景色に心を奪われるのは、やはり、登山の醍醐味とでも言うべきか?
”曇り”と知りつつ山に来たが、こんな細やかな変化だけでも来て良かったと思わされる。

”もののけの森”
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もののけの森を過ぎ、暫し湖畔を歩いていたが、湖畔を離れ、ニュウへと道を変えた。
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白駒湿原。
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道の整備が行き届いているのは、白駒湿原を過ぎた辺りまで。
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以降は岩の頭を拾いつつ進む。

にゅうの森。
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ここは白樺尾根方面とニュウの分岐。
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どうも…、表土の流出が激しいのか?それともノッペラとした山腹故か?登山道が若干不明瞭気味。
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テープを頼りに進む。

で、稜線に出た。
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ニュウに着いた。

09:19ニュウ09:43

ニュウ山頂

白駒池。
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秩父方面。
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で、天狗方面…。
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見事にガスに埋もれている。
今日は、日本海に寄れば寄るほど天気が悪い。
太平洋側は天気が良い。
そんな予報だった。
その境界は、ちょうど八ヶ岳辺りか?
秩父方面は晴れてるんだけどな~。

ところで、個人的な話しとなりますが、高所恐怖症について。
私は単純に高いところは怖いが、”恐怖症”という程ではない、と自負しています。
ところが、以前に登った石鎚山の際には”恐怖症”と言っていい程、高所で腰が引け、体が硬直した…。
過去に、高所で体が硬直した経験等なく、”これが恐怖症の症状か…”と、その時、初めて思い知った次第です。

そんなレベルの私ですが、写真を撮るべくニュウの崖際に立っていた。
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”?”
我ながら不思議な感覚。
際の際に立っても、まったく恐怖心が湧かない。
ただ単に、慎重になるだけだ。
”そうか、先週、フリークライミングをやったからか!”
その時の際っぷりはこんなもんじゃない。
ロープの確保がなければ、絶対!立つことがない場所で立っていた。
私のテクニックでは、ソールのフリクションの限界を超えに超えた斜面を登っていた。
どうやら、この経験が高所に対する許容量を上げてくれた様子。

”これはN島氏の高所恐怖症対策にいいかも!”

そんなことを思いつつ、ルートを消化するべく前進再開。

中山峠へと至る道は、木の根露出箇所多数有り。
また、岩の頭を拾いつつ進む。

10:14中山分岐

中山分岐

実は、密かに嬉しいことがあります。

それは、これです。
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陽が高くなると共に、ガスも高度を上げた。
既に、山頂からはガスが取れようとしている。

秩父方面は、更に晴れ間が広がった。
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しかし、まだ安心はできない。
前掲画像に写りこんでいるように、天狗岳を覆うガスは黒く、重い。

10:25中山峠

中山峠

ここに至ると風が強く、寒い。
時計の気温計を確認すると16℃。
気温は”低い”という程ではないが、強風が体温を奪う。
ここでカッパ着用する。

天狗岳のガスは更に取れた。
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これから、更に陽は高くなる。
暫くの間、山頂がガスに包まれることはないだろう。

来た道を振り返る。
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なんだかんだ、よく歩いた。
今日のルートは標高差的には500mを超える程度だが、なんせ距離がある。
岩の頭を拾いつつの行動も、けっこう足に堪えた。
こんなことを言いだしたのは、実は…。
意外に?キツイ。
フクラハギが悲鳴をあげている。
昨夜は、私にしては珍しく、なかなか寝付けず、睡眠時間は3時間ほど。

言い訳が長くなった…。

山頂まで、もうひと踏ん張り!
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天狗の鼻を巻き、山頂を望む。
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11:34東天狗岳山頂11:40

東天狗岳山頂

時計の気温計で15℃。
強風が相変わらず吹いており寒い。
風の強さは、時折、体がよろける程だ。

八ヶ岳主稜方面。
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今居る場所はガスから免れたが、主稜方面は硫黄岳以降、未だガスの中。

白駒池は、遥か彼方にある。
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西天狗岳。
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さて。
”西”にも向うか?

もう、飯時だ。
この強風では、西天狗岳のハイマツの影に隠れても火を使うことは難しいだろう。
また、昼過ぎより雷雨と予報されていた。
雨はともかく、こんな森林限界近くで雷は堪らない。
帰りの距離も長く、再び、岩の頭を拾いつつ進むことになるかもしれない。
そうなれば、この疲労が溜まった体では思い通りの時間で行動できないかもしれない。

そんなことで、西天狗岳は諦め、下山することにする。

天狗の庭。
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12:22中山峠

中山峠

12:27黒百合ヒュッテ13:15

黒百合ヒュッテ

やっと、飯にありつける…。
今日の朝飯は談合坂S.A.で摂ったから、概ね、05:00頃か?
山では、ここまで行動食で食いつないできた。
思う存分、座る!&眠い!

…。

気が済むまで、マッタリした。
食後にコーヒー飲んだら眠気が覚めた。
フクラハギも、散々揉んでやったら大分回復した。

さて。

ぼちぼち帰りますか。
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13:21中山峠

中山峠

13:33中山分岐

中山分岐

13:51中山展望台

中山展望台

黒百合ヒュッテ以降、わずかな距離だが登り返しがキツク、写真を撮る余裕がなかった…。

蓼科方面。
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岩の頭を拾いつつ、もっと奥まで行けば天狗岳がよく望めるのだが…。
帰りの心配の方が強く、行く気になれない。

早々に行動再開。
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しかし、この道はキツイな~…。
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オコジョの森。
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”オコジョの森”辺りは、登山道が整備されてる感、が漂っており、小屋が近いことを察しさせてくれる。

14:58高見石小屋

高見石小屋

高見石小屋は立派な建物だ。
ログハウスか?
車も入らない場所で、こんな建物がよく建った。

高見石(の入口…)。
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若手のM浦氏は、これを登っていった。
流石、元野球部!
その余力が羨ましい。

M浦氏も戻って来たので、更に降る。
降る道は、急傾斜+相変わらずの岩。

この斜面は最後の最後できつかったが、それもなんとか終わった。
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15:37白駒荘

白駒荘

白駒荘は、チビッ子達で大賑わいでした。
朝、大型バスで林間学校か?小学生が多数、乗り付けていた。
恐らく、その子達が滞在中の様子。

15:50麦草峠

麦草峠

無事、帰還。
時計の気温計で18℃。

標高差、500m少々と”軽く”登るつもりでしたが、かなり手強かった。
いや…。
私のトレーニング不足か。

でも、今回の山行では白駒池っていう、いい場所見つけた。
やっぱり、写真じゃ伝わらないものっていっぱいありますね。
有名な場所ですから、写真ではチョクチョク見る機会はあるものの、行ってみて、その良さがよく分かりました。

本日は寄道せず帰宅。

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