ガーミン「オレゴン450TC」について(概要)

昨年12月に登った蓼科山。

諸々の事件の結果、初回は山へ登ることができず翌週リベンジすることになりましたが、初回に蓼科山麓に到着した際、あまりの雪の深さに度胆をぬかされました。

リベンジを決意した私の一番の心配事は、平日登山の単独でもあり”踏み跡”が確認できないことでした。

そこでいつかほしいと思っていたGPSを思い切って購入することを決断。

私の所有している山用グッズで最も高価な物件です。

既に5回位山へ持ち込み、コメントできる材料がそろってきたので、ご報告させていただきます。

まずは、優れている点。

1.自分が歩いた軌跡がディスプレイ上に表示される

自分が移動した軌跡がディスプレイ上に黄色のラインでマークされ、その場ですぐ確認できます。

GPSだけに、これが一番ありがたい機能と思います。

万一、道に迷った場合、現在位置を確認できるのもそうですが、自分が歩いた軌跡を辿ってゆけば元の道に戻れる。

心強い限りです。

2.3軸コンパス内臓

地図表示を”ヘディングアップ”に設定した場合、いちいち縮尺を変更せず、GPSを確認したい方向へ向けると周りを見渡すように周囲の地形が確認できる。

3.地図ソフトが、昭文社「山と高原地図」ベース

この地図がベースなので、見慣れた地図表示形式で使い慣れていなくてもとっつきやすい。

コースタイムの基点となるポイントや、水場等も「山と高原地図」同様に表示されます。
*表示の縮尺により表示されません。

4.ヤマレコにルート簡単登録

「ヤマレコ」にコースを登録されている方であれば、コース入力時間が大幅に短縮、かつ、正確。
*「ヤマレコ」は、GPXファイル対応。

気になるのは以下の点です。

1.タッチパネルの操作性

まず、グローブをしていてもタッチパネルは作動します。

”圧”を感じて反応するタイプのようで、濡れた手で触っても作動します。

しかし、グローブをしながら親指で操作しようとすると、思わぬところへ”タッチ”する時があります。
↓ 私の指とディスプレイの比較
指との比較

”この指にグローブがはまっていたら?”と想像してみてください。

また、電池消耗回避の為、私の胸ポケットにいれておくと、タッチパネルが衣服に”タッチ”して反応し、結果、余計に電池が消耗します。

やむなく、後日、専用ケースと、ついでに液晶保護フィルムも購入することに。
専用ケース
↓ ケース内部は本体とケースが極力触れない構造になっており、素材不明ながら非常に軽くできてます。
ケース内部

ついでに買った液晶保護フィルムを張ってみると、均等に圧をかけて張るのが非常に難しく、フィルムを張るのにズレないように位置や、フィルム内に空気が入らないよう丁寧に張ってもどこかに圧がかかっている様子で、電源を入れると勝手に反応し動き出します。

よって、せっかくフィルムを購入しましたが、剥して使っています。

ディスプレイ上に表示されるボタンは、スマートフォンに比べればだいぶ大きくなってはいますが、細かい操作は人差し指(つまり、両手で)で操作した方が間違いありません。

2.乾電池しか使えない

内部

最近の携帯機器は、デジカメでも、携帯電話でもほとんど充電式バッテリーです。

販売コストを下げる為か?今時この手の携帯機器で乾電池しか使えないのはちょっと違和感をうけます。

連続作動時間が最長16時間なので、つまり、中途半端に電力が残った電池を山へ持って行くわけにもいかないので、山へ行く度、毎度毎度新しい電池を持っていかなければなりません。

中途半場な単三乾電池は、あまり使い道がないないので、結局廃棄?するはめになります。

で、上記のようになってしまうので、当初、パナソニックの”充電式EVOLTA”を使ってみましたが、連続作動時間概ね5時間位で終了してしまい、アルカリ電池の方が長持ちする。

登山開始から終了まで5時間で納まるところはほとんどないので、結果、以後”充電式EVOLTA”は使ってません。

↑ 追記(2012.11.20)
これは間違い。
長期縦走等、長期間山中に居るのであれば充電式バッテリーでは途中で充電できないので乾電池が利用できる方が合理的です。

3.電池寿命が短い?

電池寿命については、まだ実験中なので結論は出ておりませんが、カタログ値の16時間連続作動をしそうな雰囲気は今のところありません。
もっとも、購入したのが昨年12月で、使用環境は全般に氷点下で利用しているのでしょうがないような気もしますが・・・。

↑ 追記(2012.11.20)
これも間違い。
使用していた電池の性能が悪かった為、このような感想になっています。
連続使用時間の確認記事はコチラ

総括

このGPSに過大な期待を抱くのはやめておいた方がよいと思います。

所詮は液晶ディスプレーという”小窓”から情報を覗き見る感じです。
↓ こんな感じです。
表示状況

やはり見易さでは、紙にかないません。

ただ、当たり前ですが、GPSを持っていれば現在位置が分からなくなることはないので、雪やガスに巻かれた時や、下山が遅れて夜になってしまい踏み跡が確認できないとか、特に単独行の方には心強いお守りになることは間違いありません。

どの位安心がほしいか?

自動車保険でも、オプションをベタベタつければ10万円/年位いっちゃいます。

それを考えれば10万円の出費は安いかも?

カタログデータ

サイズ:高さ11.4cm x 幅5.8cm x 厚み3.6cm
重量:196g(電池込み)
ディスプレイ:4.0cm x 6.5cm 240 x 400 ピクセル 半透過型液晶ディスプレイ
防水:日常生活防水(IPX7)
動作温度:-20℃~70℃
電池:単三電池(アルカリ乾電池、ニッケル水素充電池、リチウム乾電池)
電池寿命:約16時間(通常モード、アルカリ電池使用)
標準小売価格: 99,750円(税込) (*ガーミン「オレゴン450TC」の最新相場はコチラ

ガーミン「オレゴン450TC」について(概要)」 に2件のコメント


  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ガーミン2台目としてオレゴン450TCを使用してますが、コメントされているとおりと感じます。
    電池消耗は早く、ー10℃程度だと4時間程しかなくてかなり不満ですが、10個で198円のアルカリ乾電池で対応しています。(「乾電池のみ対応」に関しては、雪山テント泊縦走等の厳しい状況を想定すると当然のシステムと思います)
    単独山行が多いので山と高原地図ルートではずいぶんと重宝していますが、値段を考えると、(ウェイポイント設定など面倒ですが)シンプルな機種に戻ろうかとも考えています・・元は取りたいですが。。


  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    shtさん >
    はじめまして。
    ”乾電池のみ対応”の件。
    私も同感です。
    コメントいただいた記事はオレゴン購入当初で、日帰り単独行の多い私が感想を述べたもので使い込みもまだ浅かった頃のものです。
    不満 → 満足
    に変えるべく、その後私なりに色々実験を重ね現状では電池の持続時間も含め非常に満足しています。
    低温に対する対応はカタログ値で-40℃まで対応のエナジャイザー、リチウム電池がおススメです(高価な電池ではありますが・・・)。
    アメリカ本国では新型のモンタナ650が発売されている様子で、こちらはオレゴンより小型・軽量になっており、機種専用のリチウムイオンバッテリーも内臓され、カメラも内臓。
    単三電池は3本で利用でき、バッテリーの持続時間の問題も解決している様子です。
    モンタナが日本語仕様で発売されれば、私はこれに買い替えるかも知れません。

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