今回は、ユニクロ「ヒートテック デオドラント(パイル)ソックス」の保温性能は如何ほど優れているのか?その確認をいたしましたので、ご報告いたします。
前置
まず、前置といたしまして。
今回実験している”ユニクロ「ヒートテック デオドラント(パイル)ソックス」”は、登山用ソックスとして応用できるのでは?と淡い期待を持っています。
登山用ソックスとして求められる機能としては、
- 防寒性能
- 速乾性能
- 防臭効果
- クッション性能
- 保護(生地強度)
といったところでしょうか?
これら要求される機能の内、防臭効果、クッション性能については、素人実験では確認しようもない。
なお、防臭効果の程度は不明ですが、カタログデータ上、防臭機能は謳われている。
また、トレッキング範疇での使用を前提として考えれば、重い荷を背負うわけでもないので、クッション性能については、要求されるレベルは低くなると思われます。
生地の強度については、そこは低価格勝負のユニクロ製品のことですから、コストパフォーマンス(2足/990円)を生かし、よれたら捨る、ということも可能ですし、日常において私が使用してきた経緯から強度が著しく劣るとも思えない。
今回、まずは防寒性能の確認ということで、保温性能を確認してみました。
比較の材料として持ち出したのは、”モンベル「メリノウール トレッキングソックス」”。
モンベルのトレッキング用ソックスは、天然系と化繊系の2種類があり、
- メリノウール:108g(一足)
- ウィックロン:92g(一足)
とバリエーションがあります。
これに対するユニクロ「ヒートテック デオドラント(パイル)ソックス」は78g(一足/実測値)となっており、一見、モンベル両ソックスとは比較の対象とならないかのような重量です。
しかし、モンベル製品は総パイル編みなのに対し、ユニクロはローカットシューズで隠れる部分位がパイル編みとなっており、仮にユニクロが総パイル編みであったとしたら、重量差は極々小さなものとなる、と思われます。
防寒性能として重視されるのは足先と思いますので、”防寒対策”という意味だけで言えばユニクロの構造でも不足は無いかと思います。
総パイル編みでないことのデメリットは、ハイカットシューズを履いた時に、足首からスネにかけて、スレ等の保護に影響がでそうですが、ハイカットの登山靴を履くような方が”ソックスはユニクロで!”とは検討されないと思いますので、まあ、今回の実験はお遊び程度のご参考ということで…。
保温性能確認実験
1.そんなことで毎度ながら、まずは湯をペットボトルに仕込む。
現在、湯温は63.3℃。
↓
2.湯を仕込んだペットボトルを両ソックス内に仕込む。
↓
3.で、検温
まずは、比較用の放置ペットボトル。
34.9℃
次は、モンベル。
43.6℃
最後にユニクロ。
42.6℃
惜しい!
惜しくもユニクロは敗れました。
しかし、より重量が軽く、化繊系のウィックロントレッキングソックスだったらいい勝負だったか!?
*モンベル「メリノウール トレッキングソックス」の概要記事はコチラ:モンベル「メリノウール トレッキングソックス」について(概要)
*ユニクロ「ヒートテック デオドラント(パイル)ソックス」の概要記事はコチラ:ユニクロ「ヒートテック デオドラント(パイル)ソックス」について(概要)