日本三百名山「大山」(表参道ピストン)

山行記録

◎2013.1.16(Wed) 天気:曇り 気温:0.2~4.2℃

◎コース:08:18市営有料駐車場-08:30大山ケーブル駅-09:19阿夫利神社下社-11:06 25丁目-11:19大山山頂12:01-13:17阿夫利神社下社-14:21市営有料駐車場(行動時間:6時間03分)

◎標高差:942m

合計距離: 7139 m
最高点の標高: 1255 m
最低点の標高: 268 m
累積標高(上り): 1028 m
累積標高(下り): -975 m

昨年末より、”登山にチャレンジしたい!”との声がチラホラと私の耳に届く。
その”チャレンジャー”の体力測定、ということで、丹沢「大山」を登ることにする。
と、企画してみたものの、今週頭、首都圏を”爆弾低気圧”が襲う。

私の自宅は横浜南部にあり、三浦半島を縦断する横浜横須賀道路、首都高湾岸線ともにオールcloseとなるほどの積雪量。
丹沢山塊を映し出すライブカメラの映像では、当然、山は真っ白け。
新人さんを引き連れ”果して登れるか?”思案しておりましたが、そこはケーブルカーが付いた大山。
”ダメならケーブルカーで下山するまで”と、山行計画を実行することにする。

ということで、伊勢原市営大山第二駐車場到着は07:54。
伊勢原市営第二駐車場

そんなことで、本日は大所帯となっており、今回同行はN氏、T川氏、S本氏の総勢4名。

時計の気温計で4.3℃。

ぼちぼち準備して出発。

08:18市営有料駐車場

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本日予定のルートは大山表登山道をズバッ!とピストン。

今回登る丹沢「大山」。
私にとっては、訓練場?体力測定場?新人歓迎会場?そんな位置づけになっています。
私の自宅がある横浜からのアプローチが楽で、行動距離は短いものの標高差が1000m弱ある。
毎度、同じコースを登ることで今現在、自身に付いている筋肉の程度を把握することができる。
また、新人チャレンジャーを迎えるについても、”誰々は登れた”とか、”誰々と比較して疲労の程度が濃い、薄い”など、同じコースを登らせることで、体力測定にも丁度良い。

そんなことで、過去、何度となく同コースを登っております。

今回同行の新人さんT川氏は、5年ほど前、西丹沢自然教室から本棚まで歩いたことがあり、延べコースタイム2時間ほどのコースでアップアップであった、という過去がある。
新人さんS本氏は、3年前の富士山登頂メンバー。
道具を一通り揃え、富士山に挑んだものの9合目辺りで高山病にやられ、なんとか登頂を果たしたものの同行男子中、最もグロッキーであった、という過去がある。

それぞれ、その過去に言い分はあるものの、標高差1000mというのは、鈍った肉体、特にヤニを喰ったオヤジの肉体には相当キツイ!
今回の山行で”自身のほど”を把握してもらうことになります。

現地に到着してみると、麓から望む大山は真っ白なものの、駐車場付近は拍子抜けするほど積雪・凍結ゼロ。

まずは、お土産やさんが立ち並ぶ参道を進む。
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08:30大山ケーブル駅

大山ケーブル駅

お土産やさんが立ち並ぶ長い階段を抜け、ようやく駅に至る。

すると、まず、この看板が目に入る。
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”女坂は倒木の為、通行できない”とある。

ということで、本日は自動的に”男坂”で登ることになる。
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今のところ、積雪・凍結はまったくありませんが、15~16分も登ると景色はようやくこのようになる。
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更に標高を稼ぎ、”萬国忠霊塔”辺りでこんな感じ。
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ここで、”女坂”より登ってこられた登山者と出会う。
状況を伺うと、

  • 倒木三本
  • 倒木下を潜って通過

とのこと。

09:19阿夫利神社下社

阿夫利神社下社

ここまで登り、ようやく”雪山感”がでてくる。

本日の下社より。
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おかしいな~…。
本日の天気は”晴れベース”のハズだったのに…。
晴れどころか、小雪がチラついている。

ここまで至るのに、多少の積雪・凍結があったものの、アイゼン・スパイク等使用しておりませんでしたが、ここでようやく装着することにする。

一服入れた後、更に前進。
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出鼻は、下社裏にある正に”胸付くような…”急階段!
しかし、除雪済!(感謝!!)

下社上部に至り、雪を踏むと”キュッ”と鳴き、雪はまったく腐っていない。
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本日の富士見台より(塔ノ岳方面)。
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富士山はもちろん望めない。
それどころか、塔ノ岳山頂はガスで覆われている。

11:06 25丁目(ヤビツ峠分岐)

ヤビツ峠分岐

ここに至ると更に積雪量は増す。
トレースを外れると概ね膝上位。
画像のトレースはヤビツ方面。

ここまで登れば、もう、山頂は直ぐそこ!
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11:19大山山頂12:01

大山山頂

時計の気温計で0.2℃。

風は微風。
そんなに気温が低い、というほどではないのですが、どうもガスの影響か?寒さが身に沁みる。
ソソクサと記念撮影を済まし、飯にすることにする。

しかし、新人二人はなんの問題もなく雪の中、ここまで登ってきた。
まだ30歳前で、ヤニを喰わないS本氏はともかく、私と同年代でヤニ喰いのT川氏はこの日の為、トレーニングしていた様子。
また、禁煙も2週間継続中とのこと。
やはり、ヤニを止めるのは効果が絶大だな~。
私も止めたいような気がしないでもないですが、精神的ストレスに弱い私はちょっと無理かな?

そんなことを思いつつ、”下山路をどうするか?”考えていました。
この雪の中、”見晴らし台”を経由してみたい気がしないでもない。
しかし、T川氏は初登山。
いまのところ元気ですが、余分な距離を歩かせると膝がやられるかもしれない。
私自身、鈍った体で大山を登り、下山早々、膝がやられた経験がある。
今回は無理せず、ピストンで下山することにする。

今日はこのようなコンディションに係らず、やはり雪見たさか?山は混み気味。
いつもの大山同様、老若男女、後から後からドンドン登って来られ、山頂テーブルはスグに満杯。

テーブルを占有し続けることに抵抗を感じた私達は、ぼちぼち下山開始。
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今回はピストンなので、下山はアッサリいきます。

13:17阿夫利神社下社

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14:21市営有料駐車場

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無事、帰還。

時計の気温計で4.2℃。

皆さん、雪の中お疲れ様でした!
T川氏、S本氏共にケーブルカーを使わずに、下山路も無事こなしてくれました!
下山後の感想は”また来たい!”。
嬉しいですね~。
この言葉は連れてきた甲斐があったというもの!
次回は、各自キッチリ装備を固めて、トレーニングでない山へ向かいたいと思います。

しかし、不意の降雪とはいえ、この時期の丹沢でこんなに雪が付くのは久々。
まだまだ寒い時期が続くので、今シーズンは丹沢で雪山が堪能できそうな予感大!

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