昨冬もソックスの防寒性能について悩んでおりましたが、今冬も悩む。
この問題に終止符を打つべく、本ソックスの他、モンベル「メリノウール アルパインソックス」を購入してみました。
初回は”スマートウール”についてご報告いたします。
スマートウールソックスは商品バリエーションが豊富。
豊富なのは良いが、豊富すぎて”どれを買えばよいやら…”悩まされます。
こと、”登山”を念頭に置けば、対象となるカテゴリーは”アウトドア”又は”ハイキング”が該当している様子です。
この”アウトドア”と”ハイキング”の違いとは?
”アウトドア”の場合、このカテゴリーに含まれるソックスには全て”4ディグリーフィットシステム”なる機能が含まれている。
対する”ハイキング”にはこの機能はなく、スマートウールソックスのベーシックモデルとの位置づけとなっております。
更に、商品説明では”ハイキング”では見当たらず、”アウトドア”で見受ける用語で”パッド”というものがあります。
私等”パッド”というと、ウレタン材のようなものを連想してしまいますが、そうではなく、
パッド = クッション = パイル編み
といったことのようで、これは”ハイキング”においても同仕様となっております。
この”クッション”の厚みには防寒性能と相関性があり、各グレードが設けられています。
”アウトドア”シリーズ最厚は”アウトドアヘビークルー”で、クッショングレードは”ヘビーフルクッション”。
”ハイキング”シリーズ最厚は”マウンテニアリング”で、クッショングレードは”エクストラヘビーフルクッション”。
と、”エクストラ”が余分についており、なにやら、無しのものより更に厚みがありそう。
これが決め手となり、同ソックスを購入してみた次第です。
開封。
生地を指でつまむとスポンジケーキかのような弾力がある。
厚み。
私の期待を裏切らず、私が所有しているソックス中、最厚です。
前掲画像は甲部分をアップしたもの。
メーカーロゴは足裏に配されており目立たない。
これは、メーカーの宣伝を兼ねているので、ロゴが入るのは仕方ないとしても、つつましやかで好ましい。
裏面。
要所要所を”パーツ”と捉えているようで、このソックスで言えば足裏部分と甲部分で独立したパーツを繋ぐように生地が配されている。
裏地アップ。
これが”パイル編み”。
このようにフカフカに仕上がっており、生地が厚くなっている元となっています。
なお、重量は以下のようになっております(片足)。
74g。
着用感等
実際に、このソックスを履いてスカルパ「シャルモGTX」に足を入れてみる。
実は…。
本記事冒頭で、意図的に本ソックスを購入しました的なことを書いていますが、このソックスを購入してみたものの、そのあまりの厚みに恐れを成し、”シューズのサイズが合わなくなるな…”と感じ、モンベル「メリノウール アルパインソックス」も慌てて購入した次第です。
しかし、実際、足を入れてみると意外に?窮屈感はさほどでもない。
これは、このソックスの厚みは使用している糸が太いこともありますが、それより、パイル編みによる嵩上げ効果の方が大きいようで、単純にその嵩上げが潰れただけの様子。
窮屈感どころか、このフカフカのソックスは靴内で爪先に生じるハズの余白部分が全て、スポンジを詰めたように埋め尽くされており、爪先からして暖かい。
そんなことで、暫く”ソックスシリーズ”が続きま~す!
*スマートウールソックス「マウンテニアリング」の保温性能確認実験はコチラ:スマートウールソックス「マウンテニアリング」vsモンベル「アルパインソックス」(保温性能確認実験)
カタログデータ
最も太い番手のウール糸を使用した最厚手の登山用ソックス。長さも5cmアップ。
【クッション】エクストラヘビーフルクッション
【カラー】グレー(GY)、ネイビー(NV)
【素材】メリノウール83%、ナイロン16%、ポリウレタン1%
【重量】74g(片足/実測値)
【価格】2205円(*スマートウール「マウンテニアリング」の最新相場はコチラ)