丹沢「菰釣山」(道の駅「どうし」より西沢経由東沢周回)

山行記録

◎2012.12.12(Wed)天気:曇り時々晴れ 気温:1.5~7.5℃

◎コース:07:50道の駅「どうし」-08:14道志ノ森キャンプ場-09:13登山道取付き-09:46ブナ沢乗越-10:16菰釣山山頂-10:44菰釣避難小屋11:20-11:25ブナ沢乗越-12:01中ノ丸-12:36城ヶ尾峠-13:10水晶橋-13:31道志ノ森キャンプ場-13:54道の駅「どうし」(行動時間:6時間04分)

◎標高差:約679m

合計距離: 14615 m
最高点の標高: 1381 m
最低点の標高: 700 m
累積標高(上り): 899 m
累積標高(下り): -911 m

先日のこと。

グーグルマップで丹沢山塊を眺めていたところ、名立たるピークを抑え”菰釣山”が表示されている。
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どういった基準で山名を表示しているのか?知りませんが、そんなことで菰釣山が気になりヤマレコで様子を窺うとオヤジ好みのヒッソリとした山行を楽しめる様子。

現在、中央自動車道、笹子トンネルが通行止めで遠征計画が難しい。
そんなことも相まって菰釣山を登るべく、N氏を誘い、現地”道の駅「どうし」”へ向かう。

途中、国道730号線の峠越えで現地へ向かうと、標高が高い場所では路肩にチラホラと白いものが溜まっており、昨夜は雪が降っていた様子。

しかし、路面凍結からは免れ、道の駅「どうし」到着は07:29。
道の駅「どうし」

時計の気温計で1.5℃。

ぼちぼち準備して出発。

07:50道の駅「どうし」

道の駅「どうし」

前日の天気予報によると、本日は晴れ。
北風が吹き、河口湖の最低気温は-4℃と予報されていました。
”どれだけ寒いか?”ビビりながら現地に到着してみると寒さはそうでもない。
しかし、山には雲が張り付いており、平地では晴れ間が望めるものの山中ではその恩恵は受けられそうもない。

本日予定のルートは道の駅「どうし」より西沢を経て菰釣山登頂。
後、稜線伝いに城ヶ尾峠へ向いうプチ縦走路を満喫し、東沢で下山。
そんなルートを予定しています。

なお、道志側より菰釣山に登る為に利用する駐車場は、最上部に”道志ノ森キャンプ場”があり、当然ながらここに駐車した方が楽な山行となります。

まずは、車道を進む。
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菰釣山へ向うのに、特に麓で道標等は見当たらない。
地図を頼りに住宅の間を縫って進むことになります。

で、三ヶ瀬川に当れば、後はこの沢に沿って登るダケ!
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08:14道志ノ森キャンプ場

道志ノ森キャンプ場

このキャンプ場より先、ようやくアスファルトから解放され、林道となる。
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私の所有する「山と高原地図 丹沢」は2002版(古いか…)です。
この地図によると、先にご紹介した道志ノ森キャンプ場に駐車するより、更に上部にある西沢林道終点に駐車できる、とマークされておりますが…。

現在、西沢林道は整備工事中につき、終点まで通行不可。
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工期は2013.2.15まで、となっております。

なお、更に上部で工事現場に遭遇。
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土でグチャグチャになっており、工事が終わっても四駆でないとキビシイかも?です。

09:13登山道取付き

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ここに到着すると、なにやら私の地元でよく目にする企業・団体の名称が目に留まる。
304-12.jpg 京急百貨店

いつもお世話になっております。
よく買い物させていただいております!

304-13.jpg 横浜市水道局

こちら様も公私共にいつもお世話になっております!

思えば”道志”は我が家のある横浜の水源地の一つ。
これらの名称を目にするだけで、なにやらこの山に親しみを感じる、というもの!
監視カメラ作動中!とのことで、私もこの山を守らなければならない気にさせられる。

さて、これから登山道へようやく入るわけですが…、ここで少々迷走する。
どうも登山道に”新道””旧道”があるらしい。

地図に落とすとこんな感じ。
304-14.gif *クリックで別ウィンドウ拡大表示可

赤ラインは「山と高原地図」掲載の登山道を示すルート。
矢印付き青ラインは私達の移動軌跡。
私達は旧道を進む(といいますか?地図記載のルートで進んだつもり)。
すると、後から来られたご年配のベテラン風パーティーが仮称”新道”方面へ進むのを旧道上より望む。
”?”と感じた私。

どうも、今歩いているルート(旧道?)は登山道が荒れている。
しかし、所々テープが巻かれており”登山道風”を醸し出している。
なお、旧道方面は登山口に”登山口”と半分朽ち果てながらも道標有り。
新道方面は道標無し。

この新道・旧道の違いは、云わば、旧道は尾根ルート。
新道は沢ルート、といった違いがある。
後から来られたパーティーを見かけなければ、このまま旧道を進んでいた所ですが、あれだけ躊躇なく新道方面へ歩かれているのを見かけると、”こっち(旧道)は間違い?”と思わざるを得ない。

自信を喪失した私は旧道を引き返し、新道を進む。
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この”新道”はほぼ、沢スジ直登ルート。
沢スジ下部のすり鉢のような空間を抜け出すべく、標高を稼ぐと上部は沢スジをほぼ直登となる。
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09:46ブナ沢乗越

ブナ沢乗越

ここで先ほどのパーティーに追いつく。
新道・旧道のお話しを伺うと、どうやら旧道だと途中で登山道が崩壊している様子で、現在は新道で通行するのが一般的とのこと。

休憩もそこそこに前進。

菰釣避難小屋。
菰釣避難小屋

内部。
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水場無し。

ここより山頂まで、ダラダラと坂が続く。
で、ようやっと山頂到着。

10:16菰釣山山頂

菰釣山山頂

時計の気温計で1.7℃。

基本、山頂は樹林で覆われているものの、富士山方面のみは開けている。

本日の富士山はギリギリ頭を覗かせる。
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一服入れていると先ほどのパーティーが追い付いてきた。
いくつか言葉を交わし、先に下山へと取り掛かる。

10:44菰釣避難小屋11:20

菰釣避難小屋

少々早いですが、小屋があるのでここで飯にする。

しかし、丹沢の避難小屋はどこも立派だ!
居心地が良い!
これなら泊ってもまったく問題なく、いや、何時か泊ってみたい!

等という会話を交わしつつ、飯も終わり、終盤戦へと取り掛かる。
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11:25ブナ沢乗越

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ここは予定とおり、ピストンで下山せず、城ヶ尾峠へ向うことにする。
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前掲画像は、これから進むべきP1229(ブナ沢ノ頭)。
ブナ沢ノ頭への登りは急傾斜でキツイ!

12:01中ノ丸

中ノ丸

ここまで来れば後はマッタリした稜線があるだけで快適!
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マッタリ天国!
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マッタリ天国!
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で、本日最後のピーク”城ヶ尾山”を望む。
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で、山頂。
城ヶ尾山山頂

山頂はドッシリ、広々。
陽当り良く、休憩に最適でした。
画像に写っている方々は本日、抜きつ抜かれつ常に交互していたパーティーの方々。
本日、唯一山中で出会った登山者の方々です。

12:36城ヶ尾峠

城ヶ尾峠

ここまでは、日当りが良い稜線上のコースですが、これから進むルートは北斜面となり日当りが悪い。
ルート上部は永久凍土状態で、表面は薄ら白く、足を置くとザクザクと音が鳴る。
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で、ヤマレコでも散々掲載されておりましたが、念の為、崩壊地のご紹介。
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手前は補助で固定ロープ有り。
曲がった先はロープ無し。
本日は、凍土位で問題無し。
雪・アイスバーンが付いている時は要注意!

崩壊地を通り過ぎると、植林帯となる。
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全般、土の流失が激しい。
ここまで来れば、すぐ下が林道となります。
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駐車場まで、少々距離がありますが、ここで登山終了。
ノンビリマッタリ林道を降る。

13:10水晶橋

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林道、つまり車の通行が可能な道ですが、東沢に沿って道が設けられており目を飽きさせない。
前掲画像のような道が続きます。

13:31道志ノ森キャンプ場

道志ノ森キャンプ場

このキャンプ場の敷地は広々としている。
本日はテント一張り。
更に車道を降る。

人里に降りても景色が良い!
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画像正面のピークは日本二百名山「御正体山」。

13:54道の駅「どうし」

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無事、帰還。

時計の気温計で7.2℃。

今回歩いたこのルート。
西丹沢の外れの外れ。
人ケは少なく、高低差はきつくなく、想像とおりのオヤジ好みの山でした。
本日は「道志の湯」にて入湯し帰宅。

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