山行記録
◎2012.10.10(Wed) 天気:晴れ時々曇り 気温:13.9~17.5℃
◎コース:07:48用木沢出合-08:54白石の滝-09:37白石峠-09:59加入道山山頂-10:13前大室-11:06犬越路分岐-11:12大室山山頂-11:17犬越路分岐11:53-12:49犬越路-14:04用木沢出合(行動時間:6時間16分)
◎標高差:約950m
最高点の標高: 1591 m
最低点の標高: 558 m
累積標高(上り): 1180 m
累積標高(下り): -1087 m
人生は思い通りにならない。
大袈裟な言い方になってしまいましたが、ここ数週に亘る台風の襲来。
私の休日のスケジュールが全てメチャクチャになってしまっていました。
そんな中、本日の天気予報は曇り予報。
私の登山流儀に反しますが、無理やり山へと向かった次第です。
前回の山行は遡ること4週前。
その間、特にトレーニングもしていないので今回はリハビリ登山ということで私にとっては近場の丹沢「大室山」へと車を走らせる。
現地、用木沢出合到着は07:37。
今回同行はN氏。
時計の気温計で16.4℃。
ぼちぼち準備して出発。
07:48用木沢出合
今回予定のルートは私にとっては定番ルート。
大室山山頂を踏むのに、用木沢、白石沢と2本の沢に沿って進む癒し系ルートです。
そのルート途上における沢沿いを進む割合。
実に!3割ほど占めることになります。
まずは用木沢を遡る。
更に遡る!
まだまだ遡る!
↓
08:54白石の滝
看板付きのスポットですが、樹林に阻まれ”白石の滝”の全貌を拝むことは叶いません。
白石の滝を過ぎ、尚も沢沿いルートは続きますが、ここで一旦お別れ。
木のテーブルが目印です。
ここより先は標高を稼ぐべく、傾斜が急になり、暫し、辛抱の登りが続きます。
なお、ここより先白石峠間で倒木一本あり。
グローブが無いとキツイかも、です。
↓
09:37白石峠
キツイ斜面をクリアし、ようやっと主稜線に乗る。
加入道山まであともうちょっと!
↓
09:59加入道山山頂
本日の山頂は無人でひっそりとしていました。
今回の目的はここではないので、ここはそのままスルー。
ここより先前大室まで、たいした距離はありませんがマッタリした稜線が続き気分が良い。
↓
10:13前大室
このピークは道志方面への分岐も兼ねている。
しかし…。
今日の天気予報は”曇り”のハズだったのですが…。
この天気!!
運がいい。
人生は思い通りにならない。
本日の天候も予定とは異なり、思い通りにならず、ですが、嬉しく外れてくれました。
いや~、しかし!
空が青い!!
破風口
ここは、前大室と大室山との鞍部。
ここより先、大室山への登り返しは暫し急傾斜が続くものの、それを乗り切っちゃえばまたコレ!
緩急入り混じるこのリズム!
私の定番コースとなっている理由のひとつです。
↓
11:06犬越路分岐
街中でも、葉が色づき始めた今日この頃ですが、この山では気温を除き”秋色”があまり感じられない。
僅かに見受けたのがこれ位。
今年も紅葉は不作でしょうかね~。
↓
11:12大室山山頂
時計の気温計で13.9℃。
本日の出で立ちはTシャツにフリース。
陽射しがあることもあり、時折暑い時もありますが、暑いからといってフリースを脱ぐと寒い。
そんな陽気です。
この山頂も無人。
大室山山頂はテーブルがない。
飯時でもあり、犬越路分岐まで戻り、そこで飯を喰うことにする。
↓
11:17犬越路分岐11:53
ここで飯にする。
私は中3週空いての山行ですが、同行N氏は2月ぶり位。
途中でバテるか?と思いつつ歩いていましたが、本日はよくついてくる。
私は登り途中から左膝に違和感を生じており、下山時は恐らく膝痛が出るパターン。
N氏も余力は少なく、下山は恐らくきつい。
いつもより、多少長めに休憩をとる。
暫し、コーヒーを飲みつつマッタリしていましたがぼちぼち出発。
ここより犬越路までの間、基本、急傾斜ですが、やはり緩急入り混じりつつ降るので気分は楽。
また、眺望はバツグンです。
↓
12:49犬越路
一服入れた後、更に降る。
この下山路も白石沢に出るまではガレた涸沢の急傾斜が続く。
しかし、沢に出ればこの開放感!!
水は豊かで碧い。
沢水に頭を突っ込み生き返る!
↓
14:04用木沢出合
無事、帰還。
時計の気温計で17.5℃。
先日、前職の上司より問われました。
”山を登ってなにが楽しいのか?”と。
上手く返答できない私。
一体何が楽しいのか?
達成感?
充実感?
克服感?
癒し?
それとも現実逃避?
よくよく考えれば、私がやっている”山”とは、汗掻いて、疲れて、山頂着いて、飯食って、下山する。
ただそれだけのことです。
それだけのことであれば、その辺を走るか、スポーツクラブにでも行くほうが安上がりでもある。
しかし、はっきり言って私はトレーニングが嫌いで、別に好き好んで汗を掻きたい訳ではない。
どうやら、私が山に求めるのは”汗掻いて、疲れて…”ということではないようです。
しかし、現実に、汗掻いて、疲れて、登ってきた山から下山してきた今、私自信満足している。
この満足感は恐らく”非日常感”からきていると思います。
街では味わうことができない”山”という街から見れば異質で、非日常的で、ちょっと危険で冒険心が必要な空間。
その異質な空間で誰も助けてくれず、なんか知らないけど一人頑張っている。
下界でのモヤモヤしたものが全て吹き飛ぶほど、きッつ~い山行ほど満足感(安堵感?)は強い。
私が登るよりきッつ~く、また、技術を要し危険な山行をしている登山者は数多居りますが、そんなことは関係なく”私”にとってキツイかどうかの問題です。
きッつ~い山行をクリアしても誰が褒めてくれるわけでもないのに、また山へ行きたいと思い、その時は私なりの範疇でちょっとでも、よりきつく、より冒険心が必要なルートを選びたい。
で、また一人満足して下山する。
…
なんだ!
結局、自己満足か!
私が山に登るのは、そういうことのようです。
本日は寄道せず帰宅。
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上天気で今回は拾い物でしたね~、こんな反し方は大歓迎です。
紅葉もこれからってトコでしょうか?猛暑が伸びて伸びて例年通りの紅葉の時期になるんでしょうか?また山へ出掛けるのが愉しみになってきました。
自己満足、、、これもありです^^ってか私もです。
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行蔵さん>
おはようございます。
今回は青臭い話でまとめてみました。
なかなか…。
特にトレーニングもしていないので、4週ぶりだと今回位でいっぱいいっぱいで、きッつ~い山行となりました。
現在、バリバリ筋肉痛です!