私が山へ背負っていくものは、”風””雨””寒””食”に対応するのが主で、それ以外、必要性を感じていませんでした。
しかし、先日登った大無間山の際、”医”について装備を検討する必要性を感じ、止血パッドなるものを購入してみた次第です。
登山マニュアル本ではよく、山に持参するものとして”薬”というものが大抵加わっています。
当然ながら、薬を持ち歩くに越したことは無く、持参すべきものとは思うのですが、平素、下界において私はほとんど(まったく?)薬を服用しません。
あくまで自然治癒派です。
特に持病もなく、日帰り登山がメインの私にしてみると体の調子が悪ければそもそも、山に入らない。
結果、薬を持ち歩くといっても”何を持つのか?”といったことになってしまう。
しかし、先日登った大無間山では丸二日間、山中においてヒトッコ一人出会うことはありませんでした。
健康な人であれば内科的な問題でいきなり行動不能となることは無いと思いますが外科的な問題は別だな~、と、そんなことが頭に浮かびつつ、携帯電話の電波も届かない、なが~い下山路を一人で降っていました。
例えば骨折。
その場所・程度にもよるでしょうが、足が無事なら自力下山は可能なように思える。
また、片足残っていればストックに頼りながら、なんとか移動できるかもしれない。
両足やられたら諦めてレスキューを待つしかない。
レスキューを待つしかないのですが、内臓がやられたり、出血していなければいきなり死ぬことはない。
セルフレスキューの範疇で考えれば内臓についてはどうしようもありませんが、出血についてはなんとかなるかもしれない。
そこで今回、”出血”対策グッズを購入してみました。
私は”医”について素人なので、この商品の効果等の説明は避けます。
*概要を知りたい方はコチラ : http://www.labopla.com/at/chara/index.html(製造元:株式会社ラボプランニング商品紹介ページ)
重量(“M”サイズ)。
33g。
この商品で一番気になっていたのはこれ。
使用期限:2014.8。
この商品の”使用期限”についていくら調べても出てこない。
購入のタイミングから察するに、製造日より2年位?
開封。
ラボプランニング「止血パッド」のサイズはS・M・Lと3種類ある。
お試しでSとMを購入してみました。
開封したのは”S”。
“S”サイズの大きさはこれ位。
製造元による商品紹介ページでは、表面の素材について、
- 傷口にあてる部分:不識布
- 反対側:防水加工フィルム
となっている。
不識布部分
防水加工フィルム
このフィルムは”油紙”といった雰囲気?
よく解らない。
で、最後にちょっと実験を…。
画像のナルゲンの最大容量は120cc。
こいつにワインを入れてあります。
如何ほど”吸水”するか?
まず、ダーッと半分ほど浸す。
約60ccほど浸したことになりますが、さほど膨れ上がる訳でもなく少々持て余し気味。
で、中がどうなっているか確認したく、カットしてみる。
水分を吸収したことで、製造元でいうところの”第三層:トラップ層”はゲル化?(ゼリー状になった)し、この機能でパッドから血が溢れ出ないようにしている様子。
本当にこれで”死”を意識するような出血が止まるのか?
傷口にコイツをあてて、テープでグルグル巻きにすればなんとかなるといったところでしょうか?
取りあえず、”M”サイズをジップロックに入れ、持ち歩くことにします。
カタログデータ(Mサイズ)
山岳事故、交通事故などの救急用品に1枚!
止血パッドは今までにない緊急止血用具です。
【内容】止血パッド(18cm×13cm):1枚、伸縮テープ:1本、二次感染防止用手袋 2枚(左右1セット)
【重量】33g(実測値)
【価格】893円(*ラボプランニング「止血パッド」の最新相場はコチラ)