塩見・赤石・聖「小無間山」(田代よりピストン)

山行記録

◎2012.5.23(Wed)天気:晴れ後曇り時々小雨 気温:10.0~21.1℃

◎コース:08:04田代駐車場-08:56雷段-10:49P4-11:34P2-13:29小無間山-15:45P2-16:21P4-17:57雷段-18:50田代駐車場(行動時間:10時間46分)

◎標高差:約1490m

今回は、先日登った「黒法師岳」より望んだ、大無間山にチャレンジ!!

昭文社刊行の山あるきナビ「日本二百名山を登る」の大無間山のページを見ると、井川より山頂へ至るピストンのコースが紹介されていますが1泊コースのハードコース。
更にヤマレコで様子を窺うと、小無間山手前で大崩落地帯がある様子で要注意のようでもある。

今回は私単独なので、躊躇なく現地へと車を走らせ到着は07:42。
田代無料駐車場

時計の気温計で21.1℃。

ぼちぼち準備して出発。

08:04田代駐車場

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いや~。
本日は実に天気が良い!!
暑からず寒からず、清々しい空気の中、大無間山へと出発。

まずは登山口を探す。

大無間山へと向かおうとすると、まず、”どっちに歩けばよいのか?”間誤つかされます。
”こっちが登山口”と、道標もなにもないので、駐車場入口にある登山ルート案内看板が頼りとなります。

登山口
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ようやく発見。
登山口脇に”水場”有り。

で、さっそく入山。
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暫く歩くと一度車道に出る。

車道はす向かいより再度、登山道となり暫く歩くとあるのは登山ポスト。
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どうやら、今まで歩いていたのは「諏訪神社」の参道だった様子。

改めて入山。
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暫く、まったり歩くも雷段手前は急傾斜となり、ジグザグと道が切られ、雷段へと上り詰める。

08:56雷段

雷段

掲示によると、ここで標高1085mとのこと。
あと、1250mの標高差・・・。

アブが煩く、休憩させてくれないので休まず前進。

造林小屋跡
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景色については、ここまで登ってもあまり変わり映えはなく、相変わらずの樹林中。
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標高を稼ぐと多少、石が増える位。
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P4直下
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10:49P4

P4

ここでようやく一服入れる。

しかし、なにやら・・・。

ガスっている(大無間山方面)。
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午後から晴れるパターンであることを期待!!

P4ピークより、少々P3よりの方面にあるのが「小無間小屋」。
小無間小屋

避難小屋です。

中はキレイに整頓されている。
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トイレなし。
水場なし。
時間も時間なので、ノンビリもできず出発。

P3方面への降り途中にて。
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ここより往く手がよく望める。
前掲画像は手前より、P3、P2と小ピークが連なっており、最奥にP1があるはずなのですが、標高が高い故にガスの中。
”いや~、尖がってんな~”。
いやな予感がする。

P4-P3間鞍部
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P3
P3

P3-P2間鞍部
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11:34P2

P2

ここでは一服いれずスルー。

P2側斜面
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P2-P1間は傾斜がキツイ。

前掲画像のような個所もある。

P2-P1間鞍部
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P1
P1

鋸歯
鋸歯

いよいよ、崩落地帯へ突入です。
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前掲画像は、P1-小無間山間南斜面側崩落地。
突入前に一服いれる。
崩落地帯をツラツラと眺めてみるに、崩落っぷりは確かに凄まじいですが、崩落している反対側斜面はまったく問題ない。
この位の場所なら、丹沢辺りでもちょくちょく見かける。
”なんだ、大したことないジャン”と、前進。

北斜面側崩落地帯。
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南斜面側崩落地帯を通り過ぎると、次に待ち受けるのは北側の崩落。
噂に違わず、確かに危険!!
この斜面を滑り落ちると・・・。

行き往く先はこちらとなります。
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いや~。
これは落ちられませんね~。
落ちたが最後、骨までヤスリにかけられたようにズタボロになること間違い無し。

この崩落地については、南斜面側崩落地の時にように崩落地反対側を進むわけにはいきません。
反対側斜面も傾斜が急。
かつ、木が密集しており人間が進めるような状態ではない。
結果、崩落地キワを浮石に気を使いながら進むことになります。
現在も崩落進行中で、通行中も何処からともなくカラカラと石が落ちています。

13:29小無間山山頂14:00

小無間山山頂

時計の気温計で10.0℃。

本日の天気は、私の予報では”快晴”のはずだったのですが・・・。
山頂はこのようにガスで覆われている。
時折、小雨が降るような、木に付いた雫が落ちるような、そんな感じで湿気満々です。

それは兎も角・・・。
この時点で時計は13時半を指している。
P2-小無間山間で予想以上に時間を喰ってしまいました。
*コースタイムでは1時間20分。

その原因はスタミナ切れ。
P1への急傾斜の登り。
小無間山への登りについては、急傾斜は無論のこと、崩落地帯通過や登り返しの距離等々・・・。
喘ぐようにして両斜面を登っていました。
このまま、大無間山へ向ったらば小無間山へ戻ってこれるのはコースタイム的に、よくて17時30分。
今のスタミナでは、もう1時間位余分にかかるかもしれません。
と、したならば、あの危険地帯を夜間に通過することになるかも・・・。

”それ、ムリ!!”

と、ここで撤退を決断。

本当は、ここで横になりたい位だったのですが、私のその僅かな望みもガスで湿った土がそれを阻む。
メシを喰って即、下山へと行動開始。

下山を開始したものの、体力に余裕があるというわけではない。
いつ頃に下山できるやら・・・。
恐らく、登りと同じ位の時間を要することになるのではないか?
とすれば、19時30に駐車場到着、といったところと思います。

下山路の出鼻はもちろんコレ!!
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北斜面側崩落地帯。

チッ、しかもガスが濃くなってやがる。

この斜面を登っている時は観察する余裕がなかったのですが、今は降り。
ちょっと余裕がある。
この崩落地通過に最も頼りになるのは”立木”。
密集していることもあり、自分を確保するのに摑まる立木にはことかきません。
ただし、”ここを通過するのに、この木はよく掴まれるだろな~”と思うような木の内、1/3位は木の根が緩んでいます。

ムリして掴むとこんなことになるかも・・・。
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斜面キワでの一コマです。

他。

斜面キワで唯一、ロープが張られている個所があります。

立木を中間の支点で取っているのですが、その支点となっている木の根元は現在、このようにスカスカになっています。
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当然、根元は緩んでおり、いつ、先ほどの立木のようになってもおかしくはない。
しかも先ほどの言い方で言えば”掴みたくなる木”です。。
これ、通過して初めて気づくことなので、下から登ってくる際は気づかない。
ロープを頼りすぎないほうがよいかもしれません。

そんなさ中に、こんな花が咲いている・・・。
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ガレガレの斜面でここ以外に花など咲いてはいない。
花の名前は知りませんが、私なりにシリアスな状況だけになんだかホッとさせられる。

北斜面側崩落地帯、無事クリア!!
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前掲写真は、崩落地の傾斜角っぷりを残したくて撮影したものです。
カメラを傾けたり等、小細工無しで、正真正銘、正にこのまんまです。
危険地帯も無事通過したことですし、後は慎重にP1~P4間をクリアすれば残すは安全地帯。
疲れて写真もあまり撮りませんでしたので、アッサリいきます。

15:45P2

P2

16:21P4

P4

やっと安全地帯に戻ってきた。
これで、ようやく”登る”という作業から解放される。
後は降るのみ!!(駐車場まで標高差、1100m以上残していますが…)

17:57雷段

雷段

ここで、雷段の曲がり角に気付かず林業作業道を直進してしまう。
道の雰囲気が変わり、枝打ち散乱で”登りでこんなところあったかな?”と不信に思い気づきました。
雷段で尾根を乗り換えなければならないのですが、降り側から見るとそれを示す道標は無し。

18:50田代駐車場

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無事、帰還。

時計の気温計で17.6℃。

なんとか、ヘッドライトのお世話にならずに済みました。

今回歩いたこのルート。
井川~大無間山間は一般に一泊コースでルートが紹介されています。
ハードコースであることは理解していたのですが、行動距離が20kmに満たなかったので挑戦してみたのですが、この有様です。

コースを特徴付けているのは、やはり、P4~小無間山間のコツコツと繰り返すアップダウンでしょうか?
この間岩場が続き、しばしばは三点確保が要求され、トレッキングポールは役に立ちません。
つまり、己の脚力のみが頼りとなり、それを持たないものは私のような結果となると思います。
私が過去に歩いたコースでいえば、両神山の天武将尾根にそっくり!!
登り降りの繰返しで体力を相当消耗させられました。

しかし、今回は一日かけてなにをやっていたんだか?
一日中、樹林に囲まれ、ガスに巻かれ、目的も達成できませんでした。
久々の敗退・・・。
3年前の富士山以来、久しく味わっていなかった苦いものが胸にこみ上げています。

ちくしょ~~!!

リベンジを誓う!

塩見・赤石・聖「小無間山」(田代よりピストン)」 に2件のコメント


  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    またまた、長丁場の山行、お疲れ山でした。
    ”撤退”の判断も間違っていなかった様に
    思います。
    でも最近、マニアック過ぎ・・・の感あります(笑)


  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    行蔵さん>
    おはようございます。
    > でも最近、マニアック過ぎ・・・の感あります(笑)
    そうですね~。
    そんな傾向、確かにあります。
    でも、最近、こういう方がなぜか?燃えるんですよね~。

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