以前にGPS機能で幻滅させられた”富士フィルム「FinePix XP30」”。

あくまで、GPSはこのカメラの機能の一部ですが、最も期待していた機能だけに”裏切られた感”はひとしお強く、結果”このカメラ自体が気に入らない”というところまでになっていました。

そんなことで、買い替えのタイミングを見計らっていたのですが・・・。

ついにその日が来ました！！

Canon「PowerShot D20」。

このカメラの発売日に、ヨドバシカメラへ出向いた次第です。

開封

ま、いつも通りのセット内容。

カメラ本体は意外に？デカい。

で、要所要所はビス止めされており、いかにも頑丈そう！

使用電池は「NB-6L」ということで、こちらもいつも通り。

この型の電池は家に2～3個ゴロゴロしている。

なお、私は写真が趣味というわけではないので、画質がどうの、画像エンジンがどうの、と語る能は持ち合わせておりません。
私の興味の対象は一点のみ。
GPS機能です。

Canon「PowerShot D20」測位開始時間確認実験

各GPS機器が位置情報を取得する為には、まず、各機器の電源を入れ、GPS衛星からの信号をキャッチしなければなりません。
この信号を”キャッチ”するまでが意外に時間がかかり、私の経験則でいえば、GPS専用機で2～3分。
スマートフォンの自立測位で5分位時間を要します（A-GPSの場合は、メチャ早い）。
一度測位に成功すればGPSの機能を停止しない限りGPS衛星からの信号を追っかけ続け、信号受信に影響がない場所にいる限り安定して位置情報を取得できる。

しかし、”カメラ”という商品特性上、電源を押してから2～3分ないし5分も待ち、GPSの信号をキャッチし、ようやくシャッターを押せる。
現実にこんな使い方している方、いらっしゃるのでしょうか？
私はこんな悠長に待っている気にはなれません。

そこで、今回ははGPS衛星の信号キャッチまで、いか程時間がかかるか？
これを確認してみました。

実験場所はとある海岸線で、360°遮るものは無し。
最初に電池を取出し、入れなおす。

どうやら、このカメラは一時記憶でGPS衛星の情報を記憶させている様子。
カメラの電源を切っただけでは一時記憶は消去されず、電池を抜き取ることでようやくクリアとなります。
これはGPS衛星の情報を一時記憶に保存させておくことで、信号をキャッチしてからその信号より取得するべきデータを一時記憶から読み込むことで、測位開始時間を速くする為の仕組みです。

日時や場所がさほど変わらない環境で使用するのであれば、位置情報の取得スピードがメチャ早くなる（ハズ）。

そんなことで、まずは一時記憶が利用できない状態で実験。

電源を入れる。
暫く無反応ですが、10秒ほどするとGPS衛星を捕捉するべく動き出す。
測位開始までに要した時間は約45秒でした。

次は、一時記憶のデータを利用できる状態で実験。
カメラの電源を入れなおす。
すぐ、GPS衛星探索モードに切り替わり・・・。
測位開始までに要した時間は約13秒！！

は・・・、早っ！！

後は、測位精度はどうか？
”早い”だけでは意味がない。

で、さっそくパソコンで確認してみると以下のような結果となりました。

1. カメラ設置場所
2. 一時記憶が利用できない状態のもの（測位開始直後）
3. 一時記憶が利用できるもの（測位開始直後）
4. 一時記憶が利用できるもの（測位開始30秒後）

ま、ある程度予想のもとでしたが、測位時間の経過とともに精度があがっていました。

しかし、測位開始30秒でこの精度！！
これは頼もしい結果が出ましたね～。

気に入った！！

＊登山用としてのGPS測位精度確認実験はコチラ　→　キャノン「PowerShot D20」について（GPS測位精度確認実験）

カタログデータ

タフ防水アウトドアモデル

• 水深10mまで潜れる本格的な防水性能
• チリにも寒さにも強いタフネスボディ
• 1.5mから落としても壊れにくい設計
• 屋外でも高い視認性を発揮する「3.0型液晶モニター」
• 手袋をつけたままでも押しやすい「大型ボタン＆レイアウト」

【価格】オープン（＊Canon「PowerShot D20」の最新相場はコチラ）
Canon「PowerShot D20」 メーカーホームページ：http://cweb.canon.jp/camera/dcam/lineup/powershot/d20/index.html