アウトドアリサーチ「デラックススプリングヘッドネット」について(概要)

昨年の秋口のこと。
私とK達氏の二人は越後駒ケ岳「駒の湯」登山口に立っていました。

現場に到着するとデカいのから小さいのまでモーレツ!!な数のアブが飛んでいる。
*「アブ」参照(ウィキペディア):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96

車のガラスをチョット開けるとすかさず2~3匹、車内に侵入する。
アブどもが人間を察したか?フロントガラスにバンバン当ってくる。

「これは登山どころではないかもしれない・・・」
と、弱音を吐いてみたものの私にしてみればこの遠方まで足を延ばしたのにまさか?このまま引き下がることはできない。
まだ暑いさ中ではありましたが、車中にてカッパを着込み、グローブをはめ、車外へ出る。

当然ながら、この吸血野郎どもの大群が一斉に私達二人に群がってくる。
「標高を稼げばそのうちいなくなるだろう」と、出発。

しかし、その時の大群は大袈裟でなくハンパない数で、常時、私の周りに20~30匹位飛んでいる。
車のフロントガラスにバンバン当ってくるが如く、私の体に突進してきて顔面にも襲来してくる。

「こぉの、吸血ヤロー!!」

と襲いかかってくる吸血野郎どもに対し、ロボコンのように腕をブンブン振り回してしのぐ。

私達が進んだ道は登山道ではなく、沢沿いの作業道でした。
アブの襲撃から一刻も早く逃れるべく目の前の道を闇雲に進んだ結果で、40分ほど進んで様子がおかしいことに気付いた次第です。
間違えに気付いた時点で戦意喪失・・・。
アブの襲撃を受けつつ、来た道を戻りそのまま撤退・・・。

吸血野郎どもに負けました。

「そんなこともあったな・・・」と、先日、登山用品店でプラプラしていた際、この防虫ネットが目に留まり、苦い過去を思い出してしまった次第です。

と、いうことで、まだ秋口には気が早いですがアブ・ブヨ・ハチは初夏より飛んでおり、吸血野郎どもをトンボちゃんが退治してくれるまで、大人の私にはガマンが要求されます。

夏場の場合、下半身はズボン+スパッツ。
上半身はカッパ。
と、吸血野郎どもの大襲撃を受けた場合、首から下は通常装備でしのぐことができますが、首より上は露出せざるを得ない。
まさか?夏場にバラクラバを持ち歩く気にもなれず、冒頭の経験からツイツイ必要性を感じ衝動買いしてしまいました。

で、開封。
DSCF4052.jpg

開封し、ネットを拡げるべくイジクルといきなり”ビヨ~ン”と拡がります。

その仕組みはこのプレートスプリング。
DSCF4059.jpg

このスプリングによりイッキに拡がり、顔面からネットまで、一定のクリアランスを設けてくれます。

吊るすとこんな感じ。
DSCF4053.jpg

このネットの収納カバーは、単にカバーではなくこのネットの一部で、ネットから取り外すことはできません。
実際、このネットを被ると収納カバーが頭頂部に配置され、ネット外と最もクリアランスが薄くなる部分を保護するような状態となります。

購入後、自宅に帰ってからアウトドアリサーチのホームページを拝見すると、お勧め利用方法はこんな感じのようです。
227-2.jpg

なるほど!!
ハットと併用すればパーフェクトな防虫ができる。
なお、アウトドアリサーチでは防虫ネットシリーズが充実しており、キャップ一体型やハット一体型の商品も展開しています。
*カッコいいか?は別として。

後は収納してお終いなのですが、この収納がスプリングの曲げ方にちょっとコツが必要です。

取扱説明書を拝見するとこんな感じでスプリングを曲げろとなっています。
DSCF4060.jpg

まずは”八の字に曲げろ”となっていますが、この絵のように八の字に曲げても収納不能です。
アウトドアリサーチに代り、スマートな収納方法を私がこれからご説明いたします。

アウトドアリサーチ「デラックススプリングヘッドネット」収納方法

1.まず、収納カバーのプリントが見える面で画像のようにネットを配置する。
DSCF4061.jpg

2.プレートスプリングの左右の端を両手で持ち”片側(片手)のみ”捻じる。

3.すると画像のように”変型”八の字ができあがり指でつまむことができる。
DSCF4063.jpg
*つまり、説明書にあるような”正”八の字?を造ろうとしてもできません。

4.出来た左右の輪を摘んでいる指方向に寝かす。
DSCF4065.jpg

すると、自然に3重の輪が出来上がります。

5.できた輪の中にネットを押し込み纏める。

6.最後にカバーをかけ、完成!!
DSCF4066.jpg

と、このようにちょっとコツが必要です。

この装備は、山で吸血野郎どもを見かけるまで、車内のグローブボックスにでも待機させておきますかね~。

カタログデータ

帽子の上からすっぽりとかぶることのできる防虫ネットです。裾部分のドローコードで、首の隙間から虫が侵入するのを防げます。内蔵ポケットにコンパクトに収納できるので、携帯に便利、春から秋に掛けてのキャンプやフィールドの散策等に最適です。

  • 顔と首を虫から守る防虫メッシュ
  • メッシュを顔から遠ざけ折りたたむとコンパクトなSpring Ringメタルフープ
  • 首の周囲にネットを密着させるドローコードクロージャー
  • つば広の帽子やソンブレロにも対応できるラージサイズ
  • 便利な内蔵ポケット

【重量】62g
【サイズ】ワンサイズ(リングの内径 110cm)
【価格】2100円(*アウトドアリサーチ「ヘッドネット」の最新相場はコチラ

アウトドアリサーチ「デラックススプリングヘッドネット」について(概要)」 に2件のコメント


  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    嫌な季節に突入?ですかネ~
    顔面にまとわりつくヤツラ・・・・
    本当に腹が立つし、登山どころじゃないですよね~~。
    防虫スプレーとの併用で必修アイテムですね。
    これは買い・・ですね^^


  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    行蔵さん>
    2~3匹。
    せめて5~6匹位ならまだ、辛抱きくのですが・・・。
    この日は尋常でない数の吸血野郎に襲われました。
    まあ、あまり出番のないアイテムとなりそうですが、息子連れや女子連れの際に出番が回ってきそうな予感です。

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