モンベル「ジャストフィットパックカバー」について(ザックカバーサイズ考察)

時折、ブカブカのザックカバーを装着している方をお見かけする。
そのような光景を拝見した場合、大抵はザックのサイズと比較してそのカバーのサイズは明らかに大きすぎるケースが多い。
更に、それらの方々の風貌の大抵は素人さん、といった感じではなく、むしろ玄人さん、といった雰囲気を醸し出しており、意図的にそのサイズを選択している様子。

以前より”なんでだろ…”と思っていましたが、今回、ブラックダイヤモンド「スピード30」用に40Lのザックカバーを買ってみた。

スピード30の通常のパッキング状態。
2313-2

中蓋内吹流し解放状態。
2313-3

そもそも、この「スピード30」は前掲画像のように収納余力が大きく、吹流し解放状態であれば少なく見ても10Lは容量が増える。

なお、最大容量状態で雨蓋を被せるとこうなる。
2313-4

ずいぶん不恰好となり、この状態で使用するかは兎も角、現実に収納余力自体はある。

さっそく、ザックカバーをザックに取り付けてみる。

通常パッキングの「スピード30」に、「ジャストフィットパックカバー」の40Lを被せるとこうなる。
2313-5

と、当然ながら大分ダブつくことになる。

次は最大容量時に被せるとこうなる。
2313-6

これで丁度良い!

日帰り登山メインの私はいままでテント泊等、山中で宿泊する経験に乏しく、結果、所有したことがあるザックは小型ザックのみでしたが、昨年辺りから中型サイズの使用を始めてみた。

実際、使用してみると、例題の「スピード30」の如く、吹流しで収納力を調節できるザックが多いことを知り、ここで初めて”ブカブカザックカバーの合理性”に気付いた次第です。

また、小型ザックにおいても、出し入れが面倒くさく、ザックの外に色々縛り付けるのは良くあること。
そんなケースに備え、一回り大きめザックカバーを選択するのはむしろ使い勝手が良く、融通が利きやすいかと思います。

モンベル「ジャストフィットパックカバー」のサイズ調整能力について

モンベル「ジャストフィットパックカバー」のサイズ表記は「35/40」みたいな感じとなっています。
これは、”40L向けのサイズながら、35Lサイズに調節可能”という意味を表していると思われます。

40L→35Lに調節するのは、このドローコードを調節することで行います。
2313-7

前掲画像はブラックダイヤモンド「スピード30」を通常パッキング状態(30L)の状態のものに、モンベル「ジャストフィットパックカバー」を40L状態で被せているものです。

画像掲載のドローコードを引っ張るとこうなります。
2313-8

サイズが大きいザックカバーを装着することにより、カバーが風をはらみやすくなり、カバーが外れてしまうリスクが高くなりますが、このザックカバーであれば、ドローコードを締め上げることで-5Lとすることが可能で、不完全ながら多少マシな状態にできます。


*モンベル「ジャストフィットパックカバー25」の概要記事はコチラ:モンベル「ジャストフィットパックカバー25」について(概要)

モンベル「ジャストフィットパックカバー」 *モンベル「ジャストフィットパックカバー」の最新相場はコチラ

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください