先日のこと。
山から帰り、自宅で荷物の整理をしていたところ、あるべきハズのものが無い！！
・・・財布が見当たらない。
天蓋内に入れておいたのですが、どこにもない。
中には1万円ほど入っていたのですが、どうやら山で失くした様子。
已む無く、財布を新調してみた次第です。

皆さんは山へ行く際、財布は持たれていますでしょうか？
山小屋泊等、予めお金がかかることが分かっていれば当然持たれると思いますが、そんなシチュエーションでなくても、小屋のトイレを利用するのであれば50円、100円、200円となにかとお金がかかります。
そんなことで”財布”は私の常備品の一つとなっています。

私の場合、当初は下界で通常使用している革の財布を山へ持って行っていましたが、ある山行の際、雨が降り、ザック内に入れておいた革の財布は雨に直接当っていないものの結露により湿り気を帯び重くなってている。
中のお札を確認すると革の黒い染料がお札に滲みこみ、真っ黒になっていました。
この真っ黒になってしまったお札を下界で使用することに抵抗を感じた私は銀行に黒いお札を持込み、交換してくれるよう依頼したところ、窓口では交換してくれず日銀送りになってしまいました。
結果、お札が私の手元に帰ってきたのは概ね１カ月後・・・。
この経験から山専財布を持つようになり、具体的には染料が染み出さないナイロン製のものを今まで愛用してきた次第です。

今まで愛用してきた財布は、いわゆる”財布”形状をしており、札入れ、コイン入れ、カード入れ等々・・・、細々、仕切られているものだったのですが、山でカードが使えるわけでもなく（その昔はテレホンカードを入れるのに重宝していた）、大枚を山へ持っていくわけでもない。
今回はコイン重視ということで、超ーシンプルな財布を新調してみました。

厳密には”財布”と言えるのか？

要は、ただの袋に限りなく近く、申し訳程度に中が左右に仕切られている、といったものです。
しかしながらこのシンプルな財布は強烈な個性を発揮しており、恐らく、世界最軽量の財布と思われます。
その重量、たったの10g(Mサイズ)。
Sサイズなら8gです。
その他、特徴を以下に掲載します。

止水ジッパー

口は止水ジッパーで、上の守りは万全。

シリコナイズド・コ－デュラ

よく、テントやザックで使用されている素材です。
どこにも記載はありませんが、この厚みは30デニールと思われます。
メーカーホームページを拝見すると”シリコナイズド”コ－デュラと他メーカーではあまり使われていない表現で素材をアピールしているので、特別仕様なんでしょうか？
通常、シリコン加工というと生地の”強度UP”の為の補強として利用されていますが、防水コーキングの目止材として利用されているのを見かけます。

メーカーホームページを見ても、どこにも”防・撥水性”有りとの文言は見当たりませんが・・・。

期待とおり！！
生地上で見事に水が珠になってくれました。
これで全方位、水対策なされていることを確認できました。

後は財布を失くさないようにするだけ！！

カタログデータ

シリコナイズド・コ－デュラ素材を使用したシンプルでコンパクトな「さいふ」です。止水ファスナ－を採用、内側は２つに分割されており、ちょっとした仕分けには便利で重宝します。

【平均重量】S/8g　M/10g

【サイズ】S/8.5×11cm M/10.5×13cm

【カラ－】グリ－ン・ロイヤルブル－・イエロ－・レッド・グレ－

【価格】S/945円 M/1050円（＊ISUKA「ウルトラライト ウォレット」の最新相場はコチラ）