奥武蔵「棒ノ嶺」(仙岳尾根経由)

山行記録

◎2012.4.4(Wed)天気:晴れ 気温:5.8℃~11.6℃

◎コース:07:12白谷橋-08:22岩茸岩-08:42コンジリ峠-08:53棒ノ嶺山頂-09:22槇ノ尾山山頂-12:01落合-12:47白谷橋(行動時間:5時間35分)

◎標高差:626m

実に1ヶ月。
山に行っておりませんでした。
その間、特にトレーニングもしていないので、さぞ、体も鈍ってしまったことと思います。

そんな私が今回目を付けたのが”奥武蔵「棒ノ嶺」”。
標高は1000m切っており雪の心配がない。
標高差は600mほどと、鈍った体の慣らしに丁度よさそう。
更に、沢沿いルートで、途中に”ゴルジュ”と呼ぶに相応しい場所がある様子。

久々に早起きをして現地到着は06:52。
白谷橋駐車場

時計の気温計で5.8℃。
ぼちぼち準備して出発。

07:12白谷橋

白谷橋登山口

今回予定のルートは、まずは、「棒ノ嶺」登頂。
余力があれば、「槇ノ尾山」に登頂し仙岳尾根経由で下山。
更に余力があれば、大ヨケノ滝より金毘羅山へ登り返すという大周回コースに挑んでみようと思います。

なんせ、1ヶ月ほどご無沙汰なので体力的にどこまでできるか?少々自信がない。

そんなことで、取りあえず「棒ノ嶺」へと向う。
DSCF3711.jpg

暫くは樹林の間を進みますが、15分ほど歩くと「白谷沢」沿いに出る(藤懸の滝?)。
DSCF3714.jpg

で、暫く進むと・・・。

でた!!
DSCF3722.jpg

岩の間へと進入する。
このポイントは裏から見たほうが迫力がある。

これです。
DSCF3724.jpg

で、この”ゴルジュ”の先にあるのが、

「天狗の滝」
天狗の滝

更に進むと、またもや出た!!
DSCF3732.jpg

で、その先にあるのが、

「白孔雀の滝」
白孔雀の滝

と、見所満載です。
なお、徒渉は数知れず、また、岩の合間も当然「白石沢」の一部なので雰囲気は”プチ沢登り”です。
防水の効かないシューズではちょっとキツイと思います。

更に白石沢を登り詰め、既にその沢水も涸れ、最終的にはこうなります。
DSCF3739.jpg

で、この上にでるとあるのは”車道”。
DSCF3740.jpg

登山道は、この休憩所裏に続いており、あるのは・・・。

急傾斜直登!!
DSCF3742.jpg

”直登、もうムリ!!”という所までこの谷戸を詰めると、左へトラバース。
DSCF3743.jpg

08:22岩茸岩

岩茸石

ここでようやく尾根に乗る。
あまり楽はさせてもらえず、急傾斜が続く。

08:42コンジリ峠

コンジリ峠

ようやく楽な尾根になり・・・。
DSCF3753.jpg

あっという間に山頂に到着。

08:53棒ノ嶺山頂

棒ノ嶺山頂

時計の気温計で10.1℃。

いや~。
実に眺望の良い山頂でした!!

眺望全景
DSCF3760.jpg

武甲山
武甲山

赤城山
DSCF3761.jpg

金毘羅山塊
DSCF3762.jpg

と、ザッとこんな感じです。
昨日は台風並みの暴風雨だったので、風が多少心配だったのですが、陽が昇ると共に大分治まり春の陽気の山頂でした。

ところで、時間はまだ09:00。
体力も余力有り。
飯の持参も有り。
槇ノ尾山へと前進しますか!!

と、前進してみると、今まで良く整備されていた登山道から打って変って荒れている。
DSCF3769.jpg

正確にいえば、荒れているというほどではないのですが、人けを感じられない。
トレースは有るものの、暫く人が通っていない様子でまったく踏み固められていない。

しかし、立派な道標は有り。
DSCF3770.jpg

09:22槇ノ尾山山頂

槇ノ尾山

槇ノ尾山山頂はひっそりとしていましたが、これ位のデコレーションは有る。
DSCF3773.jpg

幸い、仙岳尾根方面を示す道標もあり、素直に従い前進。
DSCF3779.jpg

前進すると穏やかだった風が一変し強い北西の風に煽られる。
時計の気温計を確認すると7.1℃とグッと気温が下がり、強風と相まって気温以上に寒い。

車道手前の尾根末端
DSCF3783.jpg

尾根末端はこのようにガレており、右か左に巻く必要があります。
私は右から巻く。

ところで、これより先、神は私に試練を与え賜りました。

現在、私が通過しているルートは”ガーミン「オレゴン450TC」”収録のこのデータによっています。
129-1.gif  *別ウィンドウ拡大表示可

”仙岳尾根”には2つルートの記載があり、赤線が「山と高原地図」掲載のもの、黒線が「国土地理院」記載のものです。

ちなみに、「電子国土」ではこんな感じ。
129-2.gif  *別ウィンドウ拡大表示可

この尾根道がかなりのハードコースであることをまったく予感していなかった私は、当日は電子国土のコピーは所持しておらず、頼みは「山と高原地図」と、ガーミン「オレゴン450TC」のみ。
なんの疑いもなく、「山と高原地図」のトレースを追うべく取付きを探す。

取付き
129-3.gif  *別ウィンドウ拡大表示可

この取付き周辺は草が薙ぎ倒されており、明らかに人臭い。
DSCF3785.jpg

前進してみるとクッキリ尾根でルートに問題ないと確信する。
DSCF3786.jpg

が、ここで私を立ち止まらせました。
129-4.gif  *別ウィンドウ拡大表示可

このまま前進するとその先がストンと落ちている。
周囲を見渡すと、何時の間にやら複雑な地形になっている。
GPSの軌跡が山と高原地図のルートと多少異なっていますが、このルートは尾根、谷戸の地形をまったく無視しており合理的なルートでなく、また、現地にこのルートを示す踏み跡、赤テープ等は無い。
已む無く、山と高原地図収録のルート方面へ偵察してみるも踏み跡、テープ等まったく見当たらない・・・。

深みにハマる前に冷静になるべく、腹も減ったし飯を喰ってみる。

飯を喰いつつツラツラと地図を眺めていると、このルート の要点を発見。
129-5.gif  *別ウィンドウ拡大表示可

要は谷戸と岩場を避けつつ、「国土地理院」ルートの尾根に乗ればいいわけで「山と高原地図」のルートを意識しつつ、”尾根②”を前進してみる。
DSCF3792.jpg

尾根②の傾斜も大分キツクなり、山と高原地図ルートを追うべくここで右折。
129-6.jpg  *別ウィンドウ拡大表示可

踏み跡か?と思わせるものを見つけ、前進してみるも気のせいの様子で引き返す。
129-7.jpg  *別ウィンドウ拡大表示可

そうこうしている内に、”要点”の岩場を発見!!
DSCF3799.jpg

岩場上部
129-8.jpg *別ウィンドウ拡大表示可

目標としていたところに到着し、精神的に安定を取り戻す。
山と高原地図掲載のルートが存在するのであれば、このポイントだけは踏み跡らしきものが絶対にあるハズ。

で、行く手を確認するとこんな感じ。
DSCF3803.jpg

”あるといえばある”。
そんな感じで、”道”としてはその機能を完全に失っている。
なお、「山と高原地図」によれば、これから谷戸へと下っていかなければなりません。

危険を感じた私はここで秘密兵器の”チェーンスパイク”を装着。
DSCF3806.jpg

ちなみにポイントであった2ヵ所の岩場を見上げるとこんな感じです。
129-9.jpg  *別ウィンドウ拡大表示可

更に谷戸へと降り、その下部から歩いたルートを見上げるとこんな感じ。
DSCF3810-1.jpg

右上部の岩は目標としていた岩。
写真だと解りずらいかもしれませんが、かなりの傾斜角で、進入するとガラガラと土・石が流れます。
次は国土地理院ルートの尾根へと登り返す。

その取付きはこんな感じ。
129-10.jpg  *別ウィンドウ拡大表示可

尾根へと黙々と進むと・・・。

ようやく尾根へ出た!!
DSCF3812.jpg

踏み跡も明瞭!!

道標も有り!!
DSCF3813.jpg

なんの問題もなく、天国に感じます。

察するに、山と高原地図ルートは現在、物好きしか歩いておらず、国土地理院コースは多少整備されている様子。
恐らく、「国土地理院」ルートであれば仙岳尾根コースは問題なく歩けると思われます。

12:01落合

落合

かなりの緊張を強いられたこともあり、金毘羅山は断念。
DSCF3817.jpg

次の機会にしたいと思います。

名栗湖
DSCF3822.jpg

12:47白谷橋
白谷橋登山口

無事、帰還。
時計の気温計で11.6℃。

今回歩いたこのルート。
状況は記事上で細かく述べましたので言い残したことはあまりありません。
やはり記事上でもご報告しましたが、私はGPSを携帯しており、それでもこの有様で仙岳尾根「山と高原地図」ルートはバリバリのバリエーションルートです。
道迷いの心配のみならず、全般、傾斜も急で滑落の危険もありますので要注意です。
”線無し”ルートならいざ知らず、”破線”ながら山と高原地図でルートの記載があったので安易に突入した次第です。

いいんですかね~。
こんな危険なルートを地図表記していて。

2012.4.7追記 「仙岳尾根」山と高原地図表記について
「山と高原地図2012版」では仙岳尾根について「国土地理院ルート」に修正されているそうです。
ヤマレコ有志の方よりご教授いただきました。
→ 2012年版 山と高原地図 奥武蔵・秩父修正点チェック
この場を借りて御礼申し上げます。
*ガーミン収録データの修正については未チェック。

”道”はほとんど(90%位?)ありません。
テープも色の抜けたのを2~3か所見かけた位です。
不用意に立ち入らない方が無難です。

本日は寄道せず帰宅。

奥武蔵「棒ノ嶺」(仙岳尾根経由)」 に2件のコメント


  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ツネイチさん、こんばんは。
    色々盛りだくさんなコース、お疲れさまでした。
    なかなかハードなリハビリ山行になったみたいですね。
    白谷沢沿いの道は夏場でも涼し気で面白そうですね。
    もう少し暖かくなったら、自分も行ってみようかな (^▽^)
    ところで、手持ちの「山と高原地図 ’05奥多摩、’07奥武蔵・秩父」では、
    両方とも仙岳尾根には「国土地理院」ルートに破線が付けられていますので、
    ガーミン収録の道は完全に誤植なのではないかと思います。
    山道でこういう表記ミスは困りものですね o( ̄ ^  ̄ o)


  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    Aralagiさん >
    おはようございます。
    今回のコースはガードレールを跨いだ時点で”バリエーションルートかも?”との予感はしていたのですが、まったくもってそのまんまでした。
    ポツーリ、ポツリとルートの痕跡が残っており、恐らく昔は使われていたと思われますが、現在は記事の通り”道”としては荒廃しきっています。
    ”誤植”ではない(現在、使用されていないコースという意味では誤植にかなり近いですが・・・)にしてもこんなデータが混入しているのはいかがなものかな~?と思う反面、マニア向けには貴重なデータかも?

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください