モンベル「エマージェンシーシート」について(保温性能確認実験)

以前にご紹介した”モンベル「エマージェンシーシート」”。

非常にペラペラですが、実際羽織ってみると暖かい。

今回はこのシートの実力を確認してみます。

この、モンベル「エマージェンシーシート」は”毛布一枚の能力”に相当するとのことで、私にとって山行時の常備品の一つとなっています。
常備することになったそもそもの理由は、ピバーク用にインナーダウンを常に持ち歩いていましたが、現実に使用したことがなく、現実に使用したことがないので持ち歩くことがなにやらバカバカしくなり、このシートがインナーダウンの代りにならないか?というものでした。
*雪山を除く。

そこで、モンベル「エマージェンシーシート」の保温性能を確認するにあたり、比較の材料で引張りだしてきたのは、

の2点です。

実験環境は自宅室内。

室温は20.6℃。

まずは、いつもながらペットボトルに湯を仕込む。
DSCF3677.jpg

湯温は現在、61.8℃。

それぞれの実験対象にペットボトルを仕込む。
DSCF3678.jpg

エマージェンシーシートは一重のみ巻きつけました。

1時間32分経過し検温。

まずは、比較用のなにも施していないペットボトル。
DSCF3680.jpg  32.3℃。

次は”モンベル「クリマプラス100 ウォームアップパーカ」
DSCF3681.jpg  40.9℃。

モンベル「ULサーマラップジャケット」(10年落ち)
DSCF3682.jpg  42.5℃。

最後に”モンベル「エマージェンシーシート」”。
DSCF3683.jpg  43.5℃!!

意外にも、モンベル「エマージェンシーシート」が最も良い結果を叩き出しました。
テカテカと光るアルミの蒸着がパワーを発揮しているのでしょうか?
一種、魔法瓶効果と思われます。

注意点

実験は室内。
シートで巻いた対象は”ペットボトル”です。

何を言いたいかと申しますと、筒というシートを巻きやすい形状をしたものに対して一重ではありますが隙間無く巻きつけています。
ペットボトルを人間に置き換えた場合、隙間なく巻きつけるのは不可能です。
また、室内なので無風です。
例えば、体育座りをした人間がこのシートを毛布代りに使用した場合、大きく隙間が生じます。

隙間=保温層

とすれば、風が吹けばイッパツで保温層に外気が入り込むので、”衣類”という人型に切り抜かれたものの方が現実の使用においては暖かいと思われます。

しかし、この実験結果を見ると使用方法如何では頼もしい存在に成り得、例えばこのシートでもって人間を春巻状に巻きつけるとか?
と、いったところでしょうか?
常備品に安全ピンでも加えてみますか。

今回は”モンベル「エマージェンシーシート」”の能力をお~きく見直す実験となりました。


*モンベル「エマージェンシーシート」の概要記事はコチラ → モンベル「エマージェンシーシート」について(感想)

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