丹沢「権現山」(北尾根経由マスキ嵐沢左岸尾根周回)

山行記録

◎2012.2.1(Wed) 天気:曇り時々晴れ 気温:-1.0~9.3℃

◎コース: 07:15西丹沢自然教室-08:15権現山分岐-08:35本棚-08:57権現山分岐-10:48権現山山頂11:03-12:37大滝橋-13:15西丹沢自然教室(行動時間:6時間)

◎標高差:665m

神奈川辺りにも降雪があったのは既に10日前のこと。
しかし、先週の休日は私用により山行不可の状況でした。
その後、こちら方面ではまとまった降雪も無いので”既に雪は無いかもしれない・・・”と思いつつヤマレコをチェックしてみると、

あるある!!

ガッツリ残っている。
期待と不安が入り混じりつつ、今回目標の”西丹沢 権現山”へと車を走らせる。

で、いつもの”西丹沢自然教室”到着は06:56。
西丹沢自然教室

時計の気温計で-0.9℃。
ぼちぼち準備して出発。

07:15西丹沢自然教室

DSCF2996.jpg

今回予定の権現山。
昔の「山と高原地図」では登山道としてコースが記載されていましたが、何時の頃からか?破線扱いでもなく、現在の地図では表示されなくなってしまいました。

と、いうことは?

いまや権現山に登るということは、バリエーション?
そんなことを思いつき、色々調べてみるとやはり登っている方は少数派の様子でヤマレコでもあまり記録が掲載されていない。
そんなことで興味が湧き、今回登ってみることにしました。

予定のルートはまず、古の地図では掲載されていた北斜面のルートを使い権現山登頂。
後、南斜面のバリエーションルートで下山してみようと思います。

まずは、西沢沿いに黙々と進む。
DSCF3002.jpg

更に、写真をもう一枚・・・。

え?
・・・カメラが無い。

実は、先ほど徒渉の際、岩の頭を伝いつつ渡ったのですが、その岩の頭に薄らと氷が張り付いていまして・・・。
足をついた瞬間、ズルッといってしまった次第です。
その際、胸ポケットに入れておいたカメラが沢に転落した様子。
いや、それしかカメラが無い理由が説明がつかない。

ズルッといってから差ほど歩いていないので已む無く引き返す。

で、現場に到着してみると・・・。
189-1.jpg

あった!!
このカメラは”富士フィルム「FinePix XP30」”。
こいつのGPS機能には幻滅させられましたが、防水仕様。
したたかに岩にも激突したと思いますが、撮影・再生問題無しでメモリーも問題なかった様子。

そんなことで寄り道してしまい、掲載のルートも多少余分に歩いています。

08:15権現山分岐

DSCF3006.jpg

ようやく到着しましたが、ここまでの道程では”ヤマレコ”で見た積雪っぷりは微塵も感じることができない。
”大したことないな・・・”と感じた私は今回予定のルートは行動距離も短いこともあり”本棚”へちょっと寄り道してみることにしました。

で、本棚分岐入口はアイスバーンで出迎えを受ける。
DSCF3008.jpg

この先、”本棚”までの間は沢沿いのルートになるので、ここでようやくモンベル「チェーンスパイク」を装着。
ガシガシ進みます。

08:35本棚

で、本棚!!
本棚

半結氷!!

本日の神奈川県は南風とのことで、気温は春先の陽気と行きがけの車中にラジオで聞いていました。
これ、昨日に来てればな~。
もっと氷っていたと思います。

そんなことで、本棚も見物したのでそろそろ本題へ・・・。
なお、時計の気温計で-1.0℃。

08:57権現山分岐

DSCF3022.jpg

これから権現山へと向う訳ですが、ご参考までにこのルートは、
DSCF3023.jpg

・・・ということになっています。

さっそく取り付くと、看板と通り作業中です。
DSCF3024.jpg

この”作業”により、昔とは少々趣が違っており、具体的には登山道?(地図上には道はない)が寸断されており間誤付かされる。
赤テープがポツリポツリと貼ってあるので追ってみると”道”にでることができました。

この作業場を過ぎた上部はこんな感じです。
DSCF3026.jpg

きっちり道になっている。
暫くは安泰に進みます。
・・・暫くは。

中腹辺りまでくると積雪量はグッと増える。
DSCF3029.jpg

今のところ脛位。

古の登山道を示す道標を発見!!
DSCF3030.jpg

しかし、判読不能。

プラス”畦ヶ丸”~”権現山”を繋ぐ稜線付近まで来るとルートの難度がグッと上がる。
DSCF3032.jpg

プラス!!

積雪量は更に増し、山腹をトラバース状に進む・・・。
DSCF3033.jpg

で、上の写真の場所をクリアしたと思ったら更に続きがある・・・。
DSCF3034.jpg

ガ~ン!!

上の写真が本日最大の難所です。

元々の道幅が狭いプラス本日最大の雪面傾斜角で、積雪量もボリュームたっぷり!!。
その先はスッパリ切れ落ちている。
”え、これ進むの?俺が?”
と、一瞬他人事かのような”これ夢でしょ”と思わずにいられない、といいますか・・・。
状況は写真のとおりなのですが、性質が悪いのが、手掛かりなし、足掛かりがまったく予想できない。
いっそのこと雪のみの斜面であれば雪面にキックステップきってガシガシ進むのですが、”雪”と思って蹴りこんでも雪は上っ面だけでその下は”岩”だったりして・・・。
まさか?獣のトレースのようにキワを進むわけにもいかないし・・・。
覚悟を決め、カニ歩き式で無事通過!!

畦ヶ丸へと続く稜線
DSCF3035.jpg

昨年の今位の時期。
バリエーションで畦ヶ丸を周回した際、最大の難所を迎えた場所がこのすぐ先にあります。
ヤセ尾根取付き付近に今にも落ちそうな木があり、”この木に触れたら落ちるんじゃないか?”と前進するのを相当躊躇させられた箇所です。
ちょっと先なので偵察。

すると・・・。
DSCF3037.jpg

まだ引っかかっている。
昨年の台風で落ちたかと思ったのに・・・。
シブトイ。

この後もヤセ尾根、山腹ルートが続きます。
DSCF3038.jpg

DSCF3039.jpg

ま~、しかし、先ほどの難所を越えた後なので、大したことないような感じはします。

で、権現山への最後の急斜面!!
DSCF3040.jpg

ここは、雪+木の根+岩が絡み合いけっこうイヤらしい。
写真でみるよりも、麓から見上げると傾斜角はもっとキツク感じる。
しかし、手掛かりがあるだけまだマシ。

10:48権現山山頂11:03

権現山山頂

予想外に時間がかかってしまいました。
私の皮算用では昼には西丹沢自然教室に戻っているハズだったのですが、もう11時。
昼には下山できると思ったので昼食は用意していたものの、余分な荷物と思い車に置いてきてしまっている。

口にできるものといったらこれ位。
DSCF3045.jpg

已む無くカロリーメイトを食す。

食べるものも食べ、手持ちぶたさもあり、早々に下山開始。
下山ルートは南斜面のバリエーションルートであるマスキ嵐沢左岸尾根を利用します。

予定のルートはこんな感じ ↓
189-2.png *クリックで別ウィンドウ拡大表示可

まずは、取付きを探す。

取付きは南斜面側を望むと見える鹿避けフェンスに沿って進みます。
DSCF3047.jpg

すると赤テープを発見!!
DSCF3048.jpg

目の前の尾根に突き進む。
DSCF3050.jpg

出だしは急ですが、暫くすると緩やかになる。
189-3.png *クリックで別ウィンドウ拡大表示可

更に進むとマッタリした尾根が2股に別れるのでここは左折。
189-4.png *クリックで別ウィンドウ拡大表示可

赤テープ等マーキングは意外に多い。
DSCF3061.jpg

目標としていた”P788”に到着
189-5.png *クリックで別ウィンドウ拡大表示可

この先は2股の尾根を右折する予定でしたが、 現場に到着してみると左折ルートにベタベタとマーキングが貼られている。

腹が減っていることもあり、当初の計画をここで放棄し”左折”。
189-6.png *クリックで別ウィンドウ拡大表示可

で、結局ここに出てきました。
DSCF3072.jpg

バリエーション終了!!
ここで事実上、登山も終了になります。

残るは車道歩きのみ。
DSCF3074.jpg

12:37大滝橋

DSCF3076.jpg

更にバス通りにでる。

ここから西丹沢自然教室までの間、特に見所もありませんが唯一これがある。
箒杉

”箒杉”。
推定樹齢2000年。
かながわの名木100選に入っているものです。

13:15西丹沢自然教室

西丹沢自然教室

無事、帰還。
時計の気温計で9.3℃。

今回歩いたこのルート。
標高は西丹沢山塊中低めの1138m。
標高差も特にガッツリ登るというものではありません。
また、駐車場より最も手前に位置しており、言っちゃなんですがパッと見”お手軽感”が漂っています。
夏山ならその通りなのですが、冬は・・・。
ナメてはいけません。

なお、旧登山道である北斜面のルートと、南斜面のバリエーションルートであれば難度は北斜面の方が数段上で、とても旧登山道で下山する気にはなれない感じでした。

本日は、寄道せず帰宅。

丹沢「権現山」(北尾根経由マスキ嵐沢左岸尾根周回)」 に6件のコメント


  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    はじめまして。
    マスキ嵐沢左岸尾根で下山されたんですね。
    あの尾根は間違うと沢に降りちゃうので
    RFが必要ですね。
    私はバカだから沢に降りちゃいそうですけどW
    西丹沢も積雪多いですね。
    本棚の完全氷結は出来なかったようですね。。。なんで気温、一瞬上がってしまったのでしょう。。。


  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    raeさん >
    はじめまして。
    ブログも拝見いたしました。
    どうやら”沢屋”さんの様子。
    ”バカ”だから等と言われていますが、私も”バカ”になって沢を降ってみたいものです。
    私は、基本”日帰りハイカー”なので、地図読みは余技といいますか趣味です。
    私の仲間は全員”ハイカー”なので仲間を道連れにリスクを負わせる訳にもいかず、この手のルートはいつも単独で山中を徘徊しています。
    raeさんの山行記録を拝見したら水曜日の記録でした。
    私は”水曜”専門なので、いつか丹沢山中でお会いするかも知れませんね。
    安全登山お祈り申し上げます。
    raeさんのブログも今後、チョコチョコお邪魔させていただきます。


  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    あっ、お疲れ様です。
    バリエーションルートの醍醐味がひしひしと伝わってきます。
    あの最大の難所なら、山行蔵だったら、とっくに諦めてますね(笑)


  4. SECRET: 0
    PASS: 24549f0dec84acfa56a83818c34c338c
    雪+崖はやばいですね。
    僕なら谷底に落ちてますね。
    でも、もしあの場所に自分が立っていたら、
    きっと行っちゃうんでしょうね・・・
    山登りには、何か引き返せない魔力があると思うんですけど、
    今は技術が無いので引き返す勇気を持ってのぞみたいと思ってます。


  5. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    行蔵さん >
    また、そんなこと言っちゃって。
    私だったら”遠足尾根”みたいなコンディションだったら車から降りずにそのまま帰っちゃいますよ。


  6. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    シモシモさん >
    写真の場所は私的にはヤバい雰囲気がプンプンしていたのですが、既に山頂近くまで登っちゃってたんですよね~。
    その間、ヤバい雰囲気の処を数カ所既にクリアしてまして・・・。
    この時は、コレさえクリアしちゃえば南斜面は雪がほとんどないと確信していたので、進んだ方が安全というシチュエーションでした。
    いや~、技術もさることながら装備も欲しいですね~。

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