*本補足説明をしている山行記録はコチラ → 檜洞丸(西丹沢)*西丹沢自然教室ショートカットバリエーションVer.
今回は、
山行記録:檜洞丸(西丹沢)*西丹沢自然教室ショートカットバリエーションVer.
で報告した板小屋沢ノ頭 → 西丹沢自然教室間のバリエーションルートについて、補足の説明をさせていただきます。
ルートの要点は、冒頭掲載の”予定ルート図”のとおりなのですが、各ポイントごとにこれから見ていきたいと思います。
ポイント①
ここは、まず、グリーンラインに進まないようガレの西側の尾根に乗るべくルートを探す。
現場はこんな感じです(写真①)。
尾根を進むとまず目に飛び込んでくるのがこの”青テープ”。
この”青テープ”間を矢印のように進んでみる。
しかし、踏み跡らしき形跡は乏しく、新たなテープも見つからない。
そんなことで周辺をウロチョロしていると”ガレ”の突端を発見!!(写真②)
矢印のようにようやく下降に入る。(写真③)
すると再度ブルーテープを発見し、我が選択が間違えていなかったと安堵。
なお、問題のガレッぷりはちょっと下にいくだけでこんな感じです。(写真④)
ここに転がり込めば奈落の底まで真っ逆さま!!
また、ポイント①~②間の急傾斜っぷりはかなりのもので、写真だとこんな感じです。
急傾斜例①
急傾斜例②
”降る”というか
”落ちる”
という感じです。
立木を頼りに”落ちて”いきます。
移動軌跡上でも等高線が詰まっているところで軌跡が右往左往していますが、少しでも降りやすい所を探していた為です。
*立木を頼りに落ちていきますが、立ち枯れしている木も多いので注意が必要です。
ルートについては”ガレ”を発見できればそれに沿って落ちていくだけなので、難しいのは入口だけです。
ポイント②
ここでレールを左に曲げる訳ですが、現場に着いてみるとここは意外に踏み跡が明確でした。(写真⑤)
難なくクリア。
ポイント③
ここのポイントは尾根が広く、その先には3本の枝尾根が待ち受けています。
真ん中を進めば良く、その先には西丹沢自然教室へ向かう尾根・小ピークがある。
それらが目視できれば簡単なのですが、樹林の中なので視界が限られ、なかなか目視させてくれない。
しかし、方向さえ把握していれば、尾根③の選択はあり得ないので尾根③についてはまったく意識する必要なし。
写真⑥の場所まで降りてきて、谷戸を発見することができようやくルートを確信することができました。
写真⑥
なお、この辺りは踏み跡がポツリポツリと彼方此方にある。
特に尾根①~尾根②間は皆さん迷うのか?尾根間を繋ぐような踏み跡を見受けます。
踏み跡ばかり追うと、尾根①に彷徨いこむリスクが高くなります。
ポイント④
ここは簡単!!
写真⑦のとおりクッキリ尾根になっており、ここは進路を右にとる。
写真⑦
で、結局ここに出てきました。
GPS移動軌跡について
私が使用しているGPSは”ガーミン「オレゴン450TC」”です。
電波受信の状況にもよりますが恐らく、この機械の測位精度はかなり高いと思います。
にも係らず、ログ軌跡と地図上の軌跡で誤差が生じています。
例①
例②
GPSのディスプレイ上の現在位置もこのように表示されており、例①の取付き箇所でマゴついたのもこれが原因です。
地図の緯度経度がずれているのか?測位精度の問題か?不明ですが、GPSから得られる情報は”測位精度8割”と認識している方が無難です。
山と高原地図について
”このルートを歩いてみよう!!”と考える方は昭文社発行の「山と高原地図」をあてにして入山する方はまずいないと思いますが念の為・・・。
このルートに限りませんが登山道外を歩く場合、山と高原地図では”全く”と言っていいほど役に立ちません。
山と高原地図(板小屋沢ノ頭~西丹沢自然教室間)*原寸大
多くの説明は不要と思います。
上の画像の通りです。
また、本ルート全般、赤テープ等マーキングはひじょ~~に少ないです。
これを頼りにしようとすると痛い目に会うと思います。
やはり文明の利器「GPS」があると心強いです。
*ガーミン「オレゴン450TC」についてのインプレッションはコチラ → 「GPS」
GPSは高価なのでちょっと・・・、という方には測位精度は落ちますがスマートフォンのGPSも意外にイケてます。
*スマートフォンGPSについてのインプレッションはコチラ → スマートフォン登山用GPS化計画
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とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
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志望動機の書き方さん>
コメントいただきありがとうございました。
このルートを歩くのに事前に色々調査してみましたが、なかなか解りやすいものがなかったので、”では!!”ということで、記事にしてみました。
この記事を拝見いただき”魅力的”と思っていただけるということは”ヤマノボラー”の方と思います。
安全登山お祈り申し上げます。