先日登った日本百名山「男体山」でのこと。
シューズはスカルパ「シャルモGTX」。
ソックスはモンベルのトレッキングソックス。
積雪量は靴が半分埋まる位。
時計の気温計で確認した最低気温は-5.4℃。
そんな環境・装備内容で足親指に常に冷たいものを感じていました。

同じような環境で昨年も雪山を登っており、防寒上、特に不足を感じませんでしたが今回はなにやら心許ない。
恐らく、ソックスがヘタったのが原因の様子。
-5℃位で冷たい感触を味わうようでは防寒上、やはり問題がある。
手っ取り早くは冬山用のシューズを購入すればよいのですがカネが無い。
取りあえずソックスを買い替え、様子を見てみることにしました。
そんなことで購入したのが”ファイントラック「スパイルフィルTMソックスEXP ロング」”です。

まずは重量確認

125g(両足)。

全体

今回購入したソックスの目的は純粋に”雪山専用”ということで”ロング”を選択しました。
写真のとおり長いです。

着用時

着用するとこの通り膝下位まで伸びる。
購入した後に思いましたが、”雪山”と思えば積雪量が膝位まであるのは普通の状態。
ちょうどスパッツでガードされている下はロングのソックスで保温されることになり、ソックスの着用しづらさはあるもののやはり”ロング”を購入して正解だったかな？と思います。

ファイントラックのホームページでこのソックスについての説明を拝見すると、ファイントラックらしくソックスにおいても複雑な構造をもっています。

羅列していますと、

1. スパイルフィル™糸採用（メリノウールに吸汗加工ポリエステルをスパイラル状に巻きつけた糸。これによりメリノウールの強度が上がる。メーカー公表資料では通常のウールと比べると約３倍の強度。）
2. アンチショックサーモパッド（クッション性がりヘタりにくい）
3. 3Dヒールプロテクター（靴ズレになりやすい踵を保護）
4. アキレス腱プロテクター（屈伸時に擦れやすいアキレス腱を保護）
5. くるぶしホールド（ソックスのズレ防止）
6. シンプロテクター（ブーツのタンがあたる部分を保護）
7. アンチラックベローズ（ジャバラ構造で生地ヨレ防止）
8. アンクル＆アーチブレース（足首・アーチ部分をサポートし疲労防止）

と、セールスポイントはテンコ盛りです。

なお、商品名にも冠せられている”スパイルフィルTM”とはこんな感じでウールを紡いでいます。

これらのセールスポイントの効果がどれほどあるものなのか？それは不明ですが、上に挙げた各機能はソックス表面上からはあまり確認できません。
ソックスを裏返すと要所要所のポイントが明確に確認できます。

脛部分

踵部分

つま先部分

と、細々と素材を替え、組み合わせています。
ファイントラックのホームページ上ではこのソックスは”厳冬期対応”とのことで、私がこのソックスを購入した目的は”防寒対策”というものでした。

しかし、全般生地が”分厚い”というわけではありません。

本当に”厳冬期対応”か？

近々、実験してみたいと思います。

＊ファイントラック「スパイルフィルTMソックスEXP ロング」の保温性能確認実験はコチラ　→　ファイントラック「スパイルフィルTMソックスEXP ロング」について（保温性能確認実験）

カタログデータ

【サイズ】S(22～24cm)、M(24～26cm)、L(26～28cm)
【カラー】BH/FI（ブラックヘザー/ファイア）
【重量】89g(実測値：125g*両足)
【素材】ウール46%、ポリエステル34%、ナイロン19%、ポリウレタン1%
【価格】3,675円(税込)(＊ファイントラック「スパイルフィルTMソックスEXP ロング」の最新相場はコチラ)