今までスマートフォンの様々な機能について検証を続けてきましたが、この機械。
各機能は各専用機に性能は及ばないものの”多機能”という意味で私的には登山の必携品と認識しています。
今回はその機能のひとつである”ライト”に着目してその点灯持続時間について確認とりたいと思います。
実験機種は”ドコモ「REGZA Phone T-01C」”。
実験内容はバッテリーを満充電にした後、通信機能を”機内モード”に設定してバッテリー切れになるまでライトを点灯し続ける、というものです。
なお、使用するバッテリーは以前にご紹介した大容量電池”MUGEN POWER「HLI-IS04SL 1700mAh」”。
点灯時間を確認する為には、バッテリー消費量のログを記録しなければなりません。
そこで登場するアンドロイドアプリが、
アプリ名:BatteryView
このアプリの特徴は、バッテリー消費量の確認に留まらず、
- バッテリー消費の経緯を記録し、CVS出力させることが可能。
- 電池消費の割合をカテゴリー別に表示可能
と、いうものです。
このアプリをインストールして、バッテリーが無くなるまでログを記録し続けます。
さっそく充電しバッテリー残99%。
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アンドロイドアプリ”SuperBox”で、タスク・キャッシュをクリア。
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通信モードを”機内モード”に設定。
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”BatteryView”起動
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アンドロイドアプリ”フラッシュライト”を起動し、LEDライト点灯
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22:07 充電プラグを抜き実験スタート。
で、私はそのまま就寝。
朝起きて私が見たものは・・・。
06:30頃起床。
・・・まだLEDライトは点灯している。
バッテリー残状況を確認すると15%未満になっている様子で、ディスプレイに警告が表示されている。
会社出勤ギリギリまで放置。
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07:45 ついにLEDライトがその輝きを失い、バッテリー切れ。
実に9時間38分LEDライトは点灯し続けました。
季節・気温にもよりますが、一晩、山中を彷徨う位の持続時間はありそうです。
以前の実験で”山旅ロガー”の作動時間について確認をとりましたが、ノーマル電池と大容量電池で作動時間を比較した場合、大容量電池の方が1.23倍作動時間が長いことを確認しておりました。
ノーマル電池で今回と同実験を実施した場合、7時間49分、LEDライトが点灯すると予測することができます。
以下、参考資料。
これは、アンドロイドアプリ”BatteryView”で確認できる過去の電池使用量の内訳です。
ご覧のとおり”セルスタンバイ”が最も大きい割合を示しています。
”セルスタンバイ”とは、セル無線通信の電池使用量のことです。
電話を機能させる為の電波受信の待機電力は電池消費量の割合が大きいです。
登山時は電波が届かない場所がほとんどなので、”電波受信の待機電力”を節約するべくスマートフォンをオフラインで使用するとムダな電池消費を避けることができます。
*私は電源をOFFにして山に入ります。スマートフォンには電話、GPS、カメラ、LEDライト、コンパス、警報音を鳴らして熊鈴代りと各機能が備わっていますが、私の場合、その各機能は各専用機のバックアップとしてしか考えていません。