ああ、、 一発でストックが・・・

私が山に登るキッカケをいただいたのは、以前勤務していた会社のK社長(いまもお世話になっているのですが・・)からです。
K社長に誘われ西丹沢にある本棚の滝まで歩き(いま思えば登るというほどのものではありません)滝壺?(やはり”壺”というほど大げさではないですが)から滝を見上げるとなんとも大きく、その水は冷たく、沢のドン詰まりにある為か秘密基地のようにコジンマリとしていて、素晴らしく感動したことを今でも覚えています。
この滝の上はど~なってるの?と、単純に行って見てみたく後日K社長と畦ヶ丸へ。
この記事を書く為、畦ヶ丸の標高を改めて調べてみると1293m。
登り始めの西丹沢自然教室の標高が540mとのことなので、標高差753m。

当時、30歳前だった私は登りはなんてことなく登りきり、山頂で昼食を摂り下山へ。
下山早々、なんとなく膝上がチクチクしだし、中腹頃になると関節が痛くなり、車道に出た時にはビッコひいてました。
単純に運動不足だったんですね~

その経験からストックの必要性を感じ、さっそく購入したのが1代目のLEKIです。
IBS石井スポーツの鶴見のお店で購入したのですが、店員さんに相談すると”これがいいよ”とのお勧めがLEKIのダブルストックの”これ”だったので迷わず購入(商品名失念)。
その店員さんは、ヨドバシカメラの店員さんのように”何故、いいのか”を事細かに教えてくれたのですが、私の耳にいまでも残っているのは、”径が太いから1本でも使えるヨ”の一言のみ。
そのストックを購入する頃には、膝が痛くなることもなく、毎週のように単独で山に入るようになり、今思えば結構調子にのっていたように思えます。

そんな矢先、最も危機感を感じる事件が発生。
日帰りで、西丹沢尾根をグルッと1周(半周?)と思いつき実行。
西丹沢自然教室→白石沢→加入道山→大室山→犬越路→檜洞丸→大石キャンプ場のコース。
檜洞丸を越えたところで16:00位?(忘れました。夕方位?)
かなりヘバッテたのでここからストック使用。
燃料切れのようで足が上がらず、”でも後は下るだけだから”と自分を励まし半歩ずつ前進。
ちょっとの登り返しでもキツく、それでもストックにもたれながら歩く。
ストックを突いた先の土が崩れ、転んでガケに落ちそうになる。
また転んで、手をついた先にあった木の枝が指の又に突き刺さる。
”もう、ここに泊っちゃおうかな~”と考えつつ真っ暗な山の中で一人で寝るのもなんだか心細く、また歩き出す。

なんとか無事下山。

何時に下りてきたか忘れましたが、辺りは真っ暗。
”よかった~。ストック持ってて”

と、いう訳でストック持って良かった話でした。

そんな経験からストックはお守りとして必ず山へは持っていきます。
暇だったので前置きがかなり長くなってしまいましたが、それほど大事にしているストック。
去年失くしてしまいました。
また、かなり長くなってしまうので理由は述べませんが、去年の夏、山登りにかなりのブランク(ブランク中は商売柄運動量は一日千歩位)があった私が富士山に登ることになりました。
その際のダラシナイこと。
ストックを使いながら四苦八苦し、自分の体すら持て余し、ザックを同行者に持ってもらい、なんとか頂上へ達することができました。
あまりに悔しく翌週一人で登り直したのですが、下山した時はやはりフラフラでやっとのおもいで車にたどり着き、ストックを車の屋根の上に置き、とりあえず車のシートを倒して寝、起きたらストックのことは忘れて車出発。
と、こんな流れです。

で、またブランク。

”富士山に登ることは2度とないだろう”と考えていた私はまた”1日千歩”の生活に戻っていたのですが、今年も富士山に登ることになります。
登るからには情けない姿は晒したくなく、ゴールデンウィーク明け位からボツボツトレーニング開始。

”あ、ストック無い”と気づき、さっそく購入したのがこれ。
↓ 2代目 LEKI AGサーモライトアンチ
22.11.23.1

道具の信奉者である私は、なにしろ軽いものとの考えで、更に軽いものでカーボン製もあったのですが、財布の中身と相談すると気持ち高い。2番目に軽いとのことで選択したものです。
さっそくストック持って丹沢 大山へ出発。
さっそく下りで膝痛。
さっそくストックを取出し使用。
膝に負担がかからないように慎重に下ってましたが、大きい段差に遭遇。
ストックを突いて、ジャンプ。
”グニュ”と手に感触。
”あれ?縮んじゃった?”とストックを見ると再下段のポールが曲がってる。

”あれ~ ヤバい”とマジマジと凝視していましたが、見ててもどうしようもなく、已む無く足で踏んで角度を直す。
↓ 哀れ。私に踏まれたストック。
22.11.23.2

私の体格は、身長:173㎝ 体重:67㎏ で、かなり一般的な方かなと自負してますが、”俺の全体重が支えられないの?前のストックはそんなんじゃなかった”とイマイチ納得がいかない。
で、ちょっと調べてみるとあたりまえですが、”軽い”のは”細い”から。
”細い、細い、..細い… あっ、石井スポーツの店員さんが言ってた。径が太いからって”。
良く調べると、あったあった1つだけ径の太いやつ。LEKI AGピークXLアンチショック。
前に私が持ってたのはどうやらこれの古いタイプの様子。

その後も曲がったストックを何度か使っていましたが、一度曲がった部分は弱くなっているだろうからと使用する際は私がストックのことを気遣い、”これって逆じゃない?”と思いながらも”買ったばっかだからな~”と我慢をし、でも納得がいかず結局買っちゃいました。
↓ 三代目 LEKI AGピークXLアンチショック
22.11.23.3

カーボン製も悩んだのですがシャフトの径が曲がったやつと同じなのと、釣りでの経験上、カーボンの場合曲がるではすまず、ボキンと折れるかも?の不安から、2度と間違いを犯すことができない私はアンパイを選択しました。
さっそくストック持って丹沢 大山へ出発。
もう、膝は痛くはならないのですが、あえて荒く使用。

”ぜんぜん違う。この剛性感”
↓ 太さの比較。写真で分かりますかね~
22.11.23.4

このストック持って無事、富士山登頂。
トレーニング→富士山で、完全に火が点いちゃいました。
この火が消えない内に百名山制覇できれば・・・
なんとかなるかも。

ところでカーボンはどうなんですかね~
だれかインプレッション教えてくれると嬉しいのですが・・・

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