先日登った谷川岳の際、N坂氏のMSRと比べ、この斜面で明らかにTSL「エスケイプイージ」のグリップ力は劣っていた。
この問題を改善するべく、TSLのオプションパーツである「グリップクロー」を取り寄せてみた。
同じ傾斜でも軟雪であれば、TSLに分がある。
ヒールプレートを固定し、この尖ったテールを雪面にブッサスのだ。
ぶっ刺し方は、アンディ・フグ(古いか…)よろしく、正に、踵落とし。
深々と決まってくれる。
ぶっ刺した後、プレートに体重を乗せれば、いい感じに雪を圧してくれ、安定した下降となる。
しかし、硬雪では…。
頼りは、この僅かな突起にすがるしかない。
これでは、グリップ力を期待できるはずもない。
(そもそも、エスケイプイージは、緩斜面用ですが…)
重量確認。
96g/片足(325用)。
グリップクロー装着時に、元にあった突起は撤去するので、片足90g位のプラスになる。
結果、総重量は、875g+90g=965g。
決まった…。
如何にも頼もしげなグリップ力を手に入れた。
後は、実地で試すだけ。
どうか!
グリップ力が足りず、アイゼンまで買う必要に迫られませんように!
カタログデータ
【素材】アルミ
【重量】96g/片足(クロー部のみ)
【価格】11,000円(税別)(*TSL「グリップクロウ」の最新相場はこちら)