ソニー「山ラジオ」(ICF-R100MT)について*防災グッズ編

先日発生した”東北地方太平洋沖地震”の際、我が家に備えられていない防災グッズがあることに気が付きました。
それは”ラジオ”。
私が登山の際、必ず持ち歩く”エマージェンシーセット袋”内にも常備されておりませんでした。

地震の影響で我が家も停電になりましたが、携帯電話も通じず、Iモードも接続せず、外部からの情報収集手段が全てシャットダウンしてしまった状況。
家に帰宅した時には地震の概略も掴めており、停電についても、横浜市内での電気の不通状況も大まか掴めていたので、”復旧するのにそう時間はかからないだろう”と、そう焦ってはいませんでした。

登山の場合でも、私の場合、ほとんど日帰り登山。
”山屋”ではないので、泊りの予定でも天気予報で”晴れ”でないと出発すらしませんので”ラジオ”の必要性を感じたことがありませんでした。
結果、”エマージェンシーセット袋”内にも存在しない。

しかしながら今回の大地震。
”これが関東で発生していたら?”ただ事ではすみません。
被災される方々も桁違いな人数にのぼることもさることながら、その方々を救援する為の物資の量も当然ながら膨大な量になることは間違いありません。
膨大な人数をフォローしなければならないので、救援物資がいつ手に入るか分からないかもしれません。
救援物資が届いても町全体が壊滅してしまえば、物資の分配ができないかもしれませんし、どこに行けば分配してもらえるか?分からないかもしれません。
また、近々の問題では、原発事故の影響で東電が電力供給制限を検討している様子。
”東北地方太平洋沖地震”の詳細が分かるにつれ、”セルフレスキュー”の重要性を改めて認識させられる次第です。
そんな不安を多少でも和らげる為、購入したのが”ソニー「山ラジオ」(ICF-R100MT)”でした。

内容物一覧
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表面
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裏面
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私が”ラジオ”に求める機能は大きく3点。
①小型・軽量
②単四電池利用
③スピーカー一体式
です。

①は、ラジオを購入したあかつきには”エマージェンシーセット袋”内の仲間入りをすることになる為です。
②は、災害発生時に電池入手の容易さを考慮したのと、単四電池については既に”エマージェンシーセット袋”の常備品なので、流用性を考えた結果です。
③は、停電時のテレビ代りに多人数で聞くことを考えたものです。

まずは気になる”山ラジオ”たるキャッチフレーズの所以から。
説明書を見てみると、要するに”日本百名山”に合わせた地域で受信バンドを幾つ(20パターン)か一括りにまとめ、ワンタッチでその地域をカバーするラジオチャンネルに変更できるという仕組み。
しかし、その”山名”を確認するには別添のカードで確認しなければなりません。

カード表面
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カード裏面
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このカードで山域の番号を確認し、本体の番号を合わせ、その山域をカバーするラジオチャンネルをワンタッチで受信できるよう設定を変更する。

しかしこのカード。

普通の”厚紙”で出来ており、付属の”ケースパッド”内に入っております。
恐らく”山へ持っていくならラジオと一緒に、このケースに入れて持ってって”ということなのでしょうが、ちょっとメンドくさいし、ケースが大きく”小型・軽量”ではなくなってしまう。
次は私がラジオに求める機能の確認。

①小型・軽量について

これについては、購入時に手で持って確認していることもあり十分満足のいく水準です。
メーカーホームページを見てみると、サイズ分類では”カードサイズ”との説明書き。
確かに名刺サイズです。
重量については、使用電池が単四電池1本であることもあり、軽量です。
単四電池1本では連続使用時間が少々心許ない感じもしますが、カタログ値でアルカリ電池使用時のAM受信で72時間(イヤホン出力時)とのこと。

私の場合、このラジオを使用するシチュエーションは緊急時以外考えられず、睡眠時間8時間と考えれば、概ね4日半は確保でき”まあ、こんなものかな”と、いうレベルです。

②単四電池利用について

これも、カタログ表記のとおり単四電池利用です。
1本の利用で、連続使用時間的に少々心許ない感じもしますが、よく取れば”少ない電力で稼働する”と、いうことなので、これはこれで満足しています。

また、私にとっては”余談”になってしまうのですが・・・。
この”ソニー「山ラジオ」(ICF-R100MT)”本体にニッケル水素電池の充電機能が備わっています。
その機能を利用する為には、まず、ニッケル水素電池を用意し、別売の”スタンド”を購入する必要があります。
電池絡みでは、以前に”ガーミン「オレゴン450TC」”の実験の際に電池について考察してみましたが、GPSの使用とは異なり、ラジオを使用する時期・時間は不確定なので今回はあくまで長期保存性能が安定しているアルカリ電池の使用が前提です。
この充電機能は、このラジオを持って通勤時に電車の中で毎日聞いている、と、いう方にはありがたい機能かと思います。

③スピーカー一体式について

電源を入れ、ラジオを鳴らしてみる。
AM・FMと受信できますが、AMの方が受信状況が良い?
と、いうよりFMがFM横浜しかまともに受信できない?
これはちょっとおかしいと思い、説明書をよく見ると足りない手続きがありました。

それは・・・。
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イヤフォンコードを伸ばす。
このコードがアンテナの役割りも兼ねており、伸ばすことにより受信状況は改善され良好です。
スピーカーは、音量を上げれば当然音は割れますが、これにつても”まあ、こんなものかな”というレベルです。

カタログデータ

・外形寸法(幅×高さ×奥行mm): 55×91×12.3
・最大外形寸法(JEITA)(幅×高さ×奥行mm): 58.3×91.7×15.1
・質量(電池含む): 72g
・電源(乾電池):(単4×1)
・スピーカー出力(JEITA/DC): 80mW
・イヤホン時 電池持続時間(約/時間)[JEITA/DC]: (1)マンガン電池 (2)アルカリ電池 FM (1)14 (2)40 AM (1)32 (2)72
・スピーカー使用時 電池持続時間(約/時間)[JEITA/DC]: (1)マンガン電池 (2)アルカリ電池 FM (1)4 (2)15 AM (1)5 (2)17
・イヤホンジャック:ミニ
・価格:オープン価格(コジマ電気にて:10800円) (ソニー「山ラジオ」の最新相場はコチラ

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