テント内で火器を使用する場合(…お勧めできませんが)、当然ながら床はテントのボトム部分。
ボトム直置きでバーナーを使用することに抵抗を感じた私は、バーナーシートを買ってみた。
概要
表面。
表面はアルミ蒸着の加工が成されており、輻射熱を70%カットするらしい。
裏面。
このシートは”ラスタン”と呼ばれる耐炎素材でできている。
*ラスタン参考(旭化成ホームページ):ラスタン™
ホームページ上で、データの記載は無いが、他の資料を拝見すると、
- 瞬間耐熱温度:1200~1300℃
- 連続使用温度:200~250℃
となっております。
遮熱性能確認実験
付属の説明を拝見すると、”輻射熱70%カット”とある。
テント内においてバーナーを直置きした場合、テントボトムに与える熱はどの位あるのか?
また、このバーナーシートを使用して、どの位輻射熱を遮ることができるのか?
今回は、その確認をしてみたいと思います。
現在、室内温度は19.4℃
用意したストーブは、ガスとガソリン。
まずは、ガスストーブから。
ストーブ上に水を入れた2Lのコッヘルを載せる。
ガスカートリッジ脇に、このように温度計を配置。
温度計はジリジリと値を上げ、24.4℃で上昇を止める。
5℃しか影響がなかった。
次は、バーナーシート下にこのように温度計を配置。
で、再度沸騰するまで放置。
温度計は20.3℃で止まる。
ガスストーブの場合、シートを敷こうが敷くまいがあまり影響はない。
次はガソリンストーブで同様の確認をとる。
すると…。
燃えた。
シートが燃えた。
哀れ…。
状況は、点火30秒ほど経つとアルミ蒸着の表面に燃え移った。
アルミ蒸着が燃え、何かが融け、キッチン天板上にタール状のものが染みる。
しかし、ラスタンはその能力を発揮し、燃えることなく鎮火。
やっぱ、テント内でガソリンストーブの使用は危険。
改めて、思い知らされた。
カタログデータ
バーナーの輻射熱をカットし、テーブル面などを傷めないアルミ加工断熱シート。
収納の際は小さく折り畳んだり・丸めたりしてコンパクトになります。木のテーブルでバーナーを使う際は必携です。
【サイズ】320×300mm(サイズ:小)
【材質】ラスタン・アルミ蒸着フィルム接着加工
【価格】1,699(税込)(*ユニフレーム「バーナーシート」の最新相場はコチラ)