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山行記録
◎2013.8.28(Wed) 天気:晴れ後曇り 気温:18~19℃
◎コース:07:56車止めゲート前-08:29馬立-08:39荒沢出合-10:08唐沢小屋-11:05女峰山山頂-11:50帝釈山山頂12:30-13:18富士見乗越-14:20馬立-14:57車止めゲート前(行動時間:7時間1分)
◎標高差:約810m
最高点の標高: 2470 m
最低点の標高: 1691 m
累積標高(上り): 1278 m
累積標高(下り): -1250 m
*ルート地図プリントはコチラ:ヤマレコの地図プリントサービス
今回は、ようやく!日光、女峰山を登ることにする。
ようやく!の意味は、今年6月より何度もこの山を登る予定を立てたものの、何度も天候に裏切られ、登ることができなかった。
一度は”雨が降らなきゃいいや”と無理やり現地へ向かったものの、佐野SAで05:00発表の天気予報を確認すると、天候悪化…。
佐野SAで空を望んでも雲は厚く、栃木県内まで至ったものの、引き返すハメになった。
そんなことで女峰山を念頭に置きつつ、6月以降、毎週毎週天気予報をチェックしていた。
湿気の多いこの時期、山の天候は不安定だ。
女峰山に限らないが、2~3日前まで晴れ予報でも当日は雨予報になってしまうとこがザラにある。
今週になってようやく、”登りたい!”と思わせる日が巡ってきた次第です。
同行のN島氏と共に東北道を北上し、通勤者の車と共にいろは坂を登り、観光客が居ないガラガラの中禅寺湖畔の道を抜け、更に雲一つ無い戦場ヶ原に入る。
途中、林道へと道を替え、志津乗越に至る。
志津乗越は日本百名山「男体山」の登山口でもある。
この山の人気故に、平日とはいえ志津乗越に駐車している車は多く、志津乗越手前より車が駐車可能な路肩という路肩まで車が満杯だ。
今回目指す女峰山を登るのに、志津乗越に車を止めるのではチト遠い。
我らは志津乗越を通り過ぎ、アスファルトから砂利舗装に変わった林道を先へと進み、車止めに至り、そこに駐車することにする。
現地、車止め前到着は、07:43。
時計の気温計で18℃。
ぼちぼち準備して出発。
07:56車止めゲート前
ここに至る途中、清滝ICを出てすぐに掲げられている気温計は14℃となっていた。
そのインターチェンジを出てすぐにあるコンビニに立ち寄り、車を降りると寒い!
Tシャツ一枚ではいつの間にやら、そんな陽気になってしまっている。
今、気温計を確認すると18℃を指しており、涼しい!
晴れていることもあり、久々に絶好の登山日和の中、山頂へ向けて出発。
本日予定のルートは、ここより荒沢を経て、唐沢小屋に至り、女峰山登頂。
後、帝釈山へとプチ縦走路を経て富士見乗越へ至り下山。
そんなルートを予定しています。
まずは車止めゲートより引き続きの、緩い傾斜の砂利の林道を降る。
後、緩く登り返す。
その先には今回の目標、女峰山のピークをさっそく望む。
実に天気が良い!
↓
08:29馬立
ここでようやく砂利の林道から開放され、登山道へ入る。
ここから荒沢出合へ至るには、一度標高を落とさなければならない。
その道は傾斜がキツイ。
かつ、土の流失が激しく、露出した木の根に足を置きつつ降る。
で、荒沢に出た。
荒沢に降りるには、このしぶ~い木の梯子を使う。
↓
08:39荒沢出合
ここより先、ようやく”登る!”という作業に取りかかる。
そのルートを示す”プレート”。
あれ~?
このプレート、皇海山でも見たな~?
ああ、そうか…。
皇海山の時は松木渓谷から登ったから、栃木県内だったか。
よく考えたら日光白根山を頂点とする、同じ山域か。
皇海山の時は過酷だった…。
どうも、このプレートを見るとその過酷の経験を思い出す。
更に樹林帯を進む。
途中、この花が満開。
あいにく、花の名前は知らない。
後、涸沢を渡る。
その先に”女峰山の冷水”がある。
この水場は登山道のすぐ脇にあり、夜間でもない限り、見落とすことはない。
ここまで至れば唐沢小屋まであと、10分ほどで到着する。
途上にて、男体山を望む。
朝は、雲一つない晴天だったものの、この時間に至ると雲が成長しだす。
その雲の成長は女峰山側も当然変わらない。
”もうちょっと早く家を出ればよかったか?”
ちょっと後悔…。
↓
10:08唐沢小屋
内部。
こんな感じで、反対側にも同スペースがある。
ロフト付き。
積雪期は梯子を経て、ロフト部分に進入可。
トイレ無し。
水場は先ほどの”女峰山の冷水”がある。
一服入れた後、更に前進。
樹林帯を抜けた後、崩壊地をトラバース。
”崩壊地”なので、当然ながら傾斜はキツイ!
息を切らしつつ登る。
更に、崩壊地を抜けても傾斜はキツかった…。
↓
11:05女峰山山頂
時計の気温計で19℃。
ガスで陽が陰っている。
汗で濡れた体では、山頂ということで、それなりに風が吹いてもおり寒い。
ガスに巻かれた今、男体山の山容はなにがなんだか?既に解らない…。
今回の山行で、最大のクライマックスは女峰山~帝釈山を結ぶ稜線。
これも、しつこくガスが張り付き、私の期待する程度には見せてはくれない。
暫し、ガスがとれるのを粘って待っていましたが、切がなく、諦めて前進再開。
山頂直下は傾斜がキツイ。
樹木はハイマツ主体で、高山の雰囲気がムンムンしており、気分がよい。
振り返って女峰山。
先ほどまで、あのガスの中に居た。
ヤセ尾根?
”山と高原地図”では”ヤセ尾根”とのことで、危険マークが付いていましたが、恐らくこれのこと。
これは、稜線上で現れる小ピーク。
ルート上、唯一の鎖場でもある。
名前は”専女山”。
稜線上のルートもだいぶ消化し、この気分がよい道のゴールである帝釈山がもう、目の前にある。
この稜線コースは、コースタイムで言えば40分ほどの道程だ。
短い距離ですが、ちょっとした”~アルプス”の気分を味わうことができる。
↓
11:50帝釈山山頂12:30
ここに至り、ようやく飯を喰うことにする。
気温、風、日照は、女峰山頂に居た時と変わらない。
Tシャツ一枚では寒く、カッパを羽織る。
”登る”という作業から解放された私達は、その安堵感からか?それとも、久々にガッツリ(と、言うほどでもないが…)歩いて疲れたからか?いつもより、マッタリ休憩をとる。
しかし、あまりノンビリしていると、帰りの都内の渋滞が怖い。
重い腰を上げ、ぼちぼち下山開始。
富士見乗越へ至る道は歩きづらい。
上部は浮いた岩?小石?。
下部は木の根の露出等があり、思うように足が前にでない。
↓
13:18富士見乗越
この広場のような空間が富士見乗越。
富士見乗越へ至る道は傾斜はきつかったが、この後は緩い坂があるのみ!
駐車場まで距離はあるが、残すは林道歩きのみ。
事実上、ここで登山が終了する。
↓
14:20馬立
↓
14:57車止めゲート前
無事、帰還。
時計の気温計で18℃。
本日、登山口周辺に停まっていた車は我らを除き4台。
山中ですれ違った登山者は4名で、全員、単独行。
で、皆オヤジ…。
どうやら、”女”峰山だけにオヤジに好まれる山の様子です。
本日は寄道せず帰宅。