先日登った越後駒ヶ岳でのこと。
途中で敗退し、トドメを刺すようにシャリバテとなり、ボロ雑巾のようになりつつ枝折峠駐車場にようやく帰還。
喉を潤すべく、ソース「WLP1.5L」の給水バルブを咥え、水を吸うと一口分しか喉を通らない。
1.5Lのタンクは空になっていました。
その日は暑く、一日中陽に晒されたこともあり、いつもより多めに水分を補給していました。
”やはり1.5Lでは、夏は不足だな・・・”と感じた私は元々、”水筒”としての役割しか期待していなかった「プラティパス2」の2.5Lの容量を見込み、ハイドレーションシステム化してみた次第です。
今回の商品は単なる”ホース”なので、私が目に付いた個所についてザッーッとご報告します。
給水バルブ
ソースの給水バルブはバルブ内にスプリングが内臓されており、バルブを噛むことでスプリングが上下し、弁の開閉を操作するタイプでした。
かつ、バルブを回転させることで強制的に弁を閉めることが可能で、不意の漏水を防止する仕組みも備わっています。
プラティパスのバルブはゴムで締められている弁をバルブを噛むことでゴムの締めが緩み、水が通る仕組みになっており、極めてシンプル。
この仕組みの優劣は不明ですが、念の為、水を満タンに入れたタンクにこのホースを接続し、タンクをグッ~っと押してみても給水バルブからの漏水はありませんでした。
気になるのは、バルブにキャップが付属していないこと。
バルブは口で咥える部分なので、当然濡れる。
山で使うわけですから、これも当然ながらホコリ、土等が”濡れている”バルブに付着する可能性がある。
それを防ぐ為に”キャップ”は必需品と思うのですが・・・。
platypus輸入代理店のモチヅキホームページを拝見してみるとキャップは別売りでした。
このキャップは金682円也。
面倒臭いですが、キャップも入手するべく改めて買いに行こうと思います。
なお、クリップについては別売り品が販売されていますが、本セットに付属されている。
タンク接続状態
接続キャップより伸びるホースはこのようにL字形になっており、かつ、根元はプラ製で硬く、ホースの圧迫による流水の障害が生じにくくなっています。
なお、ハイドレーションとしてこのタンクを使用する場合は、このキャップ部分が”底”となります。
洗浄について
前掲写真は、以前に購入したプラティパス”クリーニングキット”のブラシをプラティパス2の底面まで突っ込んだ状態です。
ハイドレーションシステムのタンクは一般に口を大きく開けられるタイプのものが多く”洗浄”について考慮されたものが多いですが、プラティパス2の場合、口はキャップで洗浄し辛い。
”痒いところに手を届かせる”には、ブラシが必要で、パイプ内のクリーニングも考慮に入れればプラティパスのクリーニングキットは必需品でしょうかね~。
*プラティパス「クリーニングキット」の概要はコチラ → SOURCE「WLP 1.5L」について(使用経過報告)
*platypus「プラティパス2」の概要記事はコチラ → platypus「プラティパス2」について(概要)
カタログデータ
プラティパスに取付けて、ハイドレーションシステムに変えることができます。または、「ホーサー」の取替え用のチューブとして。チューブ内部は水に臭いがつかない加工が施されています。
【価格】1575円(*platypus「ドリンキングチューブキット」の最新相場はコチラ)