一通り揃えた「お泊りセット」。
揃えたのはよいものの、テント泊装備用のザックを持っていない。
そこで購入したのが”モンベル「バランスライト40」”です。
テント泊の装備一式を梱包するのに一体何リッターのザックを購入したらよいものか?
まず、そこから悩まされました。
ザックをデカくすれば入りきるのは解っている。
しかし、大型化に伴い当然ながら重量もそれ相応となる。
色々調べていると、テント泊装備一式を梱包するには一般的に50Lの容量が必要とされているようです。
しかし、お泊りセットの延べ重量に対して、既に恐れおののいている私は極力ザックを小型化できないか?
具体的には、お泊りセット一式込みでなんとか40L位で納まらないか?
検討していると、参考になる資料に目が留まりました。
これです。
前掲画像は、モンベルホームページ上の”アルパインパック”紹介ページで掲載しているのですが、参考で掲載しているパックの容量は50L。
装備内容はテント泊で2泊分。
50Lだとかなり余裕があることが解る。
この画像を拝見することにより、安心して40Lの選択をとることができました。
次は40Lのザックで軽量なものはないか?探していると、モンベルのホームページを拝見していたこともあり、
- バーサライトパック40
- バランスライト40
の2点が目に付く。
いづれのザックも40Lのサイズが有りつつも、その重量は約1kg。
しかも価格は1万前後と安い!!
両者のザックが軽量化を達成している源は、
- バーサライトパック:最新素材の極薄素材を採用している。背面も”スーパーウイッシュボーン”を採用し省略無しでしっかりした造り。
- バランスライト:サブザックからの派生。特に目新しい素材を採用しているわけではなく、シンプルな造りで軽量化を実現。背面はまな板状態で、ベンチレーション機能も無し。
といったところです。
さっそく”モンベル「みなとみらい店」”に出向き、現物を拝見。
バーサライトパック40は極薄素材を採用し、いかにも”ザックの最先端行ってま~す”的な雰囲気を醸し出しており魅力的。
しかし”テント泊”を念頭で考えると、サイドポケットがボトルしか入らない構造になっており、長いものの収納が不可能で、例えばテントポールすらザックの外に固定することができない。
上記の点が決定打となり、「バランスライト40」をご購入。
このザックの商品特徴等はモンベルのホームページをご参照ください。
このザックを手に取り、私が目に付いた、ホームページに掲載されていない点をザーッとご報告いたします。
背面パッドについて
この”バランスライト”シリーズは、サブザックとしての用途も持たされています。
サブザックとして”小型・軽量”にする為には、背面に埋め込まれているパッドを取り外す必要がある。
さっそく見てみると・・・。
ザック内側背面に、このようにパッドが収納されているのですが、パッド収納部分の上蓋がけっこう深く、ひじょ~にキツイ!!
その上蓋内に、なにか?固いプレートが入っており、思うように上蓋が開かない。
ようやく取り出す。
厚み1cm程度のウレタンパッドが出てくる。
その重量。
“79g”ということで、このウレタンを取り出すことで、ザックをコンパクトにまとめることが可能となりますが、軽量化には差ほど貢献はしてくれない。
再度、苦労してパッドを元の位置へ戻す。
そんなことで、パッドの出し入れについてはお手軽にできません。
ま、私はサブザックではなく、メインで使用する予定なので問題はない。
上蓋について
本体と上蓋はこのようにストラップで接続されています。
前掲画像はザック背面より撮影したもので、このように3本のストラップで接続されており、長さの調節が可能です。
更に、中蓋吹き流しは意外に長く、余裕がある。
・・・ということは?
ちょっとザックに服を入れて吊るしてみました。
上蓋ストラップ伸長無し。
パッと見、30L位のザックに見える。
次は、ザック内の服を満タンにしてみる。
かなり伸びた!!
これに上蓋ストラップを伸ばして被してみると・・・。
パッと見、40L超のザックに見える。
これでも上蓋ストラップはまだ、かなり余裕がある。
また、中蓋もキッチリ締まる位なのでまだまだ、収納可能!!
私の場合、登山出発時のザック内は登山マニュアルに掲載されているように、荷物が整理整頓されて収納されています。
しかし、それも”出発時”のみの話で、登山中に荷物を出したり入れたりしているうちにパッキングが崩れてしまう。
パッキングが上手くいっていないと荷物がかさ張り、ザック内の容積を喰う。
このザックのように収納余力があると、雑に荷物を収納しても納まり切る、という仕組みです。
いや~、カタログデータに記載が無かった分、お得感に浸ることができました。
この収納余力は頼もしい!!
素材について
このザックに採用されている素材は、
- 本体:210デニール・ナイロン・ダブルリップストップ
- 底部:1000デニール・バリスティック®・ナイロン[ウレタン・コーティング〈補強〉]
となっています。
210デニール・ナイロン・ダブルリップストップ(上蓋:外側)
210デニール・ナイロン・ダブルリップストップ(上蓋:内側)
1000デニール・バリスティック®・ナイロン(底部:外側)
1000デニール・バリスティック®・ナイロン(底部:内側)
上蓋外部に設けられた収納口(止水ジッパー)
このジッパーの採用により、雨水の侵入を相当抑えることができます(私の船釣りでの経験)。
隙間は開いていますので”防水”というわけではないのですが、”雨粒”という塊がこのファスナーに当っても水が浸入しにくく、ファスナーの素材の効果により水を弾く、という仕組みのものです。
素材のアップ画像をクドクド掲載いたしましたが、何を言いたいか?と申しますと・・・。
このむき身の状態である程度、防水性があるのでは?と思ったからです。
ザックに採用されているそれぞれの生地裏には、なんらかのコーティングが施されており、防水性が確保されているように見える。
最近、”ザックカバーの必要性”にちょっと疑問を持っているんですよね~。
この問題は、次回の実験テーマということで。
*モンベル「バランスライト40」の実容量確認記事はコチラ → モンベル「バランスライト40」について(実容量確認)
*モンベル「バランスライト40」の防水性能の確認はコチラ → モンベル「バランスライト40」について(防水性能確認実験)
カタログデータ
シンプルなフォルムと軽量化されたボディで、使い勝手がよく汎用性の高い1気室の軽量パックです。トップリッドには、防水性が高くフラップの要らないアクアテクト®ジッパーを使用しているので、軽量化とスムーズな開閉を実現しています。背面のパッドを取り外せばコンパクトに収納できるので、サブザックとしても最適です。両サイドにコンプレションストラップとワンドポケットを設け、テントポールやトレッキングポールなどを装着できます。
【素材】(本体)210デニール・ナイロン・ダブルリップストップ (底部/40Lのみ)1000デニール・バリスティック®・ナイロン[ウレタン・コーティング〈補強〉]
【重量】1.01kg
【カラー】ブラック(BK)/ オレンジブリック(OGBR)
【容量】40L(高さ69.5×幅30×奥行き20cm)
【背面寸法】51.5cm
【価格】9,500円(税込)(*モンベル「バランスライト40」の最新相場はコチラ)
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ザックも色んなシーンに合わせたカラフルなものや
多機能のものが増えてきましたね。
しかし、自分の体にぴったり合ったグッズを探す・・・
って事は案外難しいようです。
さて、いよいよテン泊ですね~、報告楽しみにしています。
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行蔵さん>
そうですね~。
道具は一通り揃えたものの、この梅雨空の下、テント泊どころか山にも行けず、悶々とした日々を送っています。
子供がおもちゃを買ってもらった状態で、早く使ってみたいのですが・・・。
しかし、次回の記事でご報告予定ですが、テント泊装備総重量をチェックしてみたところ、10kgオーバー!!
・・・大丈夫かな?
ちょっと不安。
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>その上蓋内に、なにか?固いプレートが入っており、思うように上蓋が開かない。
昔のバランスライト(今でいうクラシカルバランスライト?)を所持しております。そちらでは、その部分に横向きのフレームが入っており、そのフレームは抜き取ることも可能でした。
新モデルでは外せなくなっているのでしょうか?
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名無しさん>
こんにちは。
旅行にでかけており、ご返事遅くなり失礼しました。
バランスライト背面パッド上蓋の件。
改めて、上蓋を確認してみました。
上蓋内のプレートは、袋縫いで埋まっておりプレートの取り外しは不可です。
以前のモデルは取り外しできましたか?
その方が使い勝手は良いですね~。