丹沢「加入道山」(西丹沢自然教室より畦ヶ丸経由用木沢周回)

山行記録

◎2011.10.26(Wed) 天気:曇り後晴れ 気温:11.0℃~21.4℃

◎コース:06:54西丹沢自然教室駐車場-07:29権現山分岐-07:42本棚-08:39善六のタワ-09:25畦ヶ丸山頂-09:56モロクボ沢ノ頭-10:26バン木ノ頭-11:29白石峠-11:47加入道山山頂12:23-12:34白石峠-13:15白石の滝-14:03林道終点-14:13用木沢出合-14:44西丹沢自然教室駐車場(行動時間:7時間50分)

◎標高差:878.4m

合計距離: 18817 m
最高点の標高: 1409 m
最低点の標高: 524 m
累積標高(上り): 2832 m
累積標高(下り): -2821 m

今週の私の休みは特に予定のないものとなってしまいました。
しかし、天気予報は”晴れ”マーク。
家でジッとしていても勿体ないし、つまらない。
“そろそろ丹沢辺りも紅葉してるかな?”と、久々に単独で地元、神奈川の丹沢へ行ってみることにしました。
向った山は西丹沢「加入道山」。
神奈川県、山梨県の県境にある山です。

ということで、現地、西丹沢自然教室駐車場到着は06:36。
西丹沢自然教室

時計の気温計で14.8℃。
ぼちぼち準備して出発。

06:54西丹沢自然教室駐車場

DSCF2032.jpg

加入道山への最短コースは、白石沢をピストンするのが最短コースですが、それだとすぐ終わってしまうので今回は西沢より入山、畦ヶ丸を経由し、山梨県との県境の尾根を経由して白石峠へ至るコースを進みます。

西沢
西沢

畦ヶ丸へと進むには、西沢沿いに進みます。
出足は広々としたこの河原。
私の好きなコースです。

07:29権現山分岐

権現山分岐

せっかくなので、ちょっと寄り道して”本棚”を覗きに行きます。

07:42本棚

本棚

直下よりアップ!!
本棚

どうも今年9月の台風の影響か?雰囲気が変わっている・・・。

滝壺周辺
DSCF2044.jpg

土木工事でならされたように真っ平だったっけ?

本棚手前はザレきっていて通行に難渋するのですが、現在はなんの問題もなく通行可。
DSCF2041.jpg

しかし、滝壺周辺はヒンヤリしていて気持ち良い。
掻いた汗も一気に引いていきます。
時計の気温計を確認すると、11.0℃。
これから”善六のタワ”へと向かいますが尾根に乗ることになり、暫しこの気分の良い沢ともお別れになります。

08:39善六のタワ

善六のタワ

だいぶ標高を稼ぎましたが、ここまで登っても紅葉っぷりはこんな感じ。
DSCF2051.jpg

と、いいますか?木々の葉は落ちだしている様子。

権現山遠望
DSCF2054.jpg

09:25畦ヶ丸山頂

畦ヶ丸山頂

畦ヶ丸避難小屋
畦ヶ丸避難小屋

内部
畦ヶ丸避難小屋内部

避難小屋の設備はトイレ、ストーブ有り。
綺麗に整頓されています。

09:56モロクボ沢ノ頭

モロクボ沢ノ頭

これより神奈川、山梨を隔てる県境の尾根を進むことになる。
途中、コツコツと小ピークがでてきますが、基本、マッタリとした尾根道が続きます。

怪しげなキノコの集団発見。
DSCF2072.jpg

10:26バン木ノ頭

バン木ノ頭

ここより”加入道山”をよ~く望むことができる。
しかし、樹林に阻まれスッキリサッパリ写真に納めることはかないませんでした。
冒頭に掲載の写真が最もマシな写真です。
なお、ここまでの道中人っ子一人会いませんでしたが、ここで初めて登山者とすれ違う。

この尾根のマッタリっぷりはこんな感じです。
DSCF2081.jpg

水晶沢ノ頭
水晶沢ノ頭

根っこから傾いだ木。
DSCF2085.jpg

やはり9月の台風の影響か?このように根っこから傾いだ木を道中20本位見かけました。
特に稜線上で多数有り。

11:29白石峠

白石峠

11:47加入道山山頂12:23

加入道山山頂

時計の気温計で14.5℃。

今までの道中とは異なり、昼時ということもあり、また人気コースのこともあり、更に山梨側からのアプローチも良いこともあり、平日にも係らず山頂は多数の登山者で賑わっていました。

加入道山避難小屋
加入道山避難小屋

内部
加入道山避難小屋内部

山頂周辺は混雑していたので、ここで昼食と摂る。
で、小屋でマッタリしていると窓サッシのみ真新しいのに目が付く。
よーく見てみると・・・。

ペアガラス!!
DSCF2092.jpg

サッスガ。神奈川県。
エコポイントでリフォームした?

本日の昼食。
DSCF2090.jpg

本日はいつもと異なり、時間に余裕があるので珍しくコーヒーも持込み、更にマッタリモードに突入…。

12:34白石峠

白石峠

ここから白石沢へと下山開始。
その道は、出足は急傾斜。

後、ガレガレで浮石だらけの涸沢を通過します。
DSCF2099.jpg

歩きづらさは天下一品です。
カッタルイのはここまでで、後はマッタリとした沢沿いの斜面を下ります。

ようやく沢まで降りてきた。
DSCF2100.jpg

13:15白石の滝

白石の滝

写真の先に”白石の滝”があるのですが・・・。
木々に阻まれ、判別不能。
目視であれば木々の間からウッスラ覗くことができます。

白石沢
白石沢

西丹沢の峰々は表丹沢と異なり、尾根も含めてほとんど樹林に覆われていて眺望はあまり期待できません。
しかし!!
沢っぷりでは西丹沢に軍配が上がるでしょう。
こんな感じの沢スジの登山道を降ります。

で、降っている途中、なにやら気配を感じ目を先に向けると・・・ヤツがいる!!
DSCF2112.jpg

こっちは時節柄、熊スズチャリチャリ鳴らしながら歩いているのに・・・。
不用心なヤツだ!!
というか?
こっちが不用心?
沢音で熊スズが聞こえなかったのか?熊スズ=人間と知らなかったのか?それとも人間等怖くないのか?
鹿との距離は概ね5m位で鉢合わせ。
熊が怖い私は”熊でなくて良かった~”というのが脳裏に浮かんだことであり、もし、これが熊だったら?
熊との格闘を覚悟しなければならない間合いでした。

何時の頃からか?神奈川県の水源地確保の為、植生保護の目的で”万里の長城”よろしく広大な山中にも係らず現在、防護柵が張り巡らされている。
昔はよく鹿と鉢合わせ(人間が怖くないのか?麓のキャンプ場辺りでもウロチョロしていた)しましたが、この柵が設置されて以降、鹿を見かけたことがない。
久々でちょっと面喰いました。
已む無く、鹿を追っかけるとようやく逃げてくれました。

マッタ~リした沢スジの登山道がなおも続きます。
DSCF2113.jpg

このマッタ~~リした道ももう終わっちゃうな~。
DSCF2115.jpg

14:03林道終点

林道終点ゲート

ここから先はアスファルト道で事実上登山終了。

14:13用木沢出合

用木沢出合

大室山
大室山

またもや・・・。
下山したら晴れてくるんだもんな~。

14:44西丹沢自然教室駐車場

西丹沢自然教室

無事、帰還。
時計の気温計で21.4℃。

今回歩いたこのコース。
文中でも触れましたが、魅力は沢スジルートの清々しさ!!
マイナスイオンで満たされているといいますか?沢の音しか聞こえない静寂っぷりといいますか?気分リフレッシュには最適です。
眺望が良くないのに係らず、私がこの山域にくる目的は”沢”目当て。
この周辺は”沢登り”のメッカでもありますが、登山道沿いでも充分楽しめます。

しかし、西丹沢も9月の台風の影響は大きかった様子で、以前と比べるとちょっと雰囲気が変わっていました。
どうも山が落ち着いていないといいますか?倒木やザレ場の更なる崩壊、浮石の多さ、沢の流れの変化等々、落ち着くのに1年位はかかるんでしょうか?
取りあえず、渡渉等は問題なさそうでした。

本日は、中川温泉「ぶなの湯」を楽しみに立寄ってみましたが、”都合により休み”だった為、已む無く寄道せず帰宅。

丹沢「加入道山」(西丹沢自然教室より畦ヶ丸経由用木沢周回)」 に4件のコメント


  1. SECRET: 0
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    いいですね~~大自然を満喫・・・
    うらやましいですね!!
    一番リフレッシュしたいときなのですが・・・
    日曜日は無理やりイコかな?
    ヤキモキするこのごろです。


  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    山行蔵さん>
    是非、リフレッシュしてきてください。
    明日は晴れの予報ですが・・・。
    何が何でも日曜であれば、たまには無理やりも悪くないですヨ。


  3. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    鹿って後ろから見るとクマに見えるんですよね
    私も一度遭遇してビビったことがありました(笑)
    しかもなかなか逃げてくれないんですよね~


  4. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ラッセルさん >
    まじビビりました。
    鹿もビックリしていた様子。
    已む無く、ストックをガシャガシャ鳴らしながら追いかける素振りを見せると、ようやく逃げてくれました。
    先日登った西丹沢のルートはマイナールート(見所がほとんどない為)で登山者はほとんど居らず、踏み跡は人間のものではないものが多数有り・・・。
    でも、怖いもの見たさでまた行っちゃうんですよね~。

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