登山用アンドロイドアプリ「Sun Surveyor」について(太陽・月軌跡確認アプリ)

今回紹介のアンドロイドアプリは、「Sun Surveyor」(和訳:Sunのサーベイ)。
太陽や月の軌跡を確認できるアプリです。
使用例としては、

  1. 日の出を撮影したいが太陽が具体的にどの場所から昇るか?確認したい。
  2. 日の出・日の入時間の予測も当然可。
  3. この窓から陽が入るか?の確認(不動産業者必携アプリかと・・・)

などなど・・・。
コンパスや地図上に軌跡を表示させる他、カメラ越しに軌跡を表示させることができ、”視覚的”に太陽の通過(軌跡)位置を確認することができます。

このアプリはなにより”カッコいい”。
思わず”有料版”を購入してしまいました。

これからこのアプリの詳細についてご説明したいと思います。

1.初期設定について

使用機種によっては3軸コンパスのキャリブレーションが必要です。

キャリブレーション画面
141-8.jpg

英語の得意な人は文面に従って操作してください。

私の拙い和訳で行くと・・・。

  1. 金属の無い外へ出て・・・。
  2. 前後、上下、左右に端末を振り・・・。
  3. 後ろから後ろへ、横から横へ、地面と平行にしてゆっくり、数回、等間隔で端末を回す。
  4. コンパスの使用において、あなたの装置のコンパスが完全には正確でないかもしれないしメーカーによって変わるだろうことに注意してください。

*”和訳間違えてるよ”とのご指摘大歓迎です。ご指摘いただければ即修正します。

英語が使えず、私の訳を見ても”なんのことやら・・・”という方はこちらをご参考にしてください。

・電子コンパス キャリブレーション

2.3D Compass

141-2.jpg

GPS測位により現在位置を求め、その場所を軸にしてコンパス上に太陽の軌跡を表示させることができます。
画面下のスライドバーを操作することで、太陽の位置をずらすことができ、”何時何分に太陽ドコ?”と表示させることも可能です。

なお、”3D Compass”なので、画面を傾けると・・・。
141-3.jpg

こうなります。

カッコいい~!!”。

この画面で私はシビレテしまい、”有料版”を購入してしまいました。

ちなみに”無料版”の機能はココまで。
この「Sun Surveyor」の本髄はこれから。
まんまと作者の意図どおりに”有料版”を購入しましたので、以下にご紹介したいと思います。

3.Map View

114-4.jpg

こんな感じも可。
141-5.jpg

地図のベースはグーグルマップなので、地図の拡大・縮小も思いのままです。

4.AR Camera

これからがこのアプリの”キモ”です。
この機能が欲しくて”有料版”を購入しました。

これです。
141-6.jpg

これは”AR Camera”越しに職場の天井を見上げた状態です。
画像がブレていますが、これは端末内臓の3軸コンパスが微妙にコツコツ動き、そのブレに画像処理が追い付いていない為と思われます。
大きなオレンジの丸が太陽の位置を表しています。
今までの機能同様、太陽の現在位置のみならず、将来位置も確認できます。
この”AR Camera”の機能により、現実に山に登った際、このカメラ越しに山を望めば具体的にどの辺りから日の出が昇るか?確認できる仕組みとなります。
現実の太陽の位置とアプリ上の太陽の位置も確認を取り、私は、このアプリのデータは信憑性のあるものと思いました。
その状況を画像に残せればよかったのですが、逆光で上手く撮影できず断念しました。

5.端末内臓の3軸コンパスについて

docomo「T01-C」のみの現象か?不明ですが、端末内臓の3軸コンパスは意外に神経質です。
例えば、本記事を作成するにあたり、当然目の前にPCがありますが、PCの電源が入った状態でCompassを起動すると南北が180°真逆に表示されていました。
また、近くに車があったり、エレベーターがあったりすると方位が不安定になります。
方位の表示について”オカシイな?”と思ったら、まず、空地でCompassを起動してみてください。
正常に作動するはずです。

空地で正常に方位を示さない場合、冒頭で述べた”キャリブレーション”が必要となると思われます。

6.GPS測位について

現在位置を求めるのに、当然、GPS電波を受信することになります。
この機能は”山旅ロガー”同様、オフライン(機内モード)でも現在位置を求めることが可能なので、山中においても問題なく使用できると思われます。
気になるのは、ディスプレイ上に郵便番号が表示されていることです。
*本記事に使用している画像では、郵便番号部分は消しています。

アプリ上、位置情報をどこまで細かく求めているのか?不明です。
もし、”郵便番号による代表地”=”現在位置”ということであれば、都市部であれば細かく郵便番号が設定されているので小さな誤差で済みそうですが、それ以外の地域(特に登山において山頂等)はそもそも郵便番号等あるのか?私は知りません。
上記件が気になったので、”Map View”で地図を表示しどこを現在位置と認識するか確認してみました。
オンライン状態では、やはり”郵便番号による代表地”=”現在地”となっているようです。
その代り、現在位置取得スピードがめちゃ速い。

オフライン(機内モード)で同確認を取ると、郵便番号の代りにちゃんと”緯度””経度”で現在位置を表示し、その測位誤差も表示されました。
141-7.jpg

しかし、位置情報の取得時間はオンライン状態と比べれば長く、オフラインで使用しているので”Map View”上でグーグル地図は表示されません。
”地図ロイド”のように地図データをキャッシュ、又はメモリーに残す機能はなさそうです。

なお、GPS軌跡ログ記録アプリではありませんので、GPS測位はアプリ起動一発目にするのみです。
測位はオートではないので、測位が必要であれば手動で”測位ボタン”を押すことになります。

7.欠点

アプリが”日本語対応”ではないことです。
私は英語の素養が一切ありません。
私のような無学な人間は多少取っつきにくいかもしれません。
知っている英単語を拾いひろいしながら、操作することになります。

動作確認機種:docomo「T01-C」

登山用アンドロイドアプリ「Sun Surveyor」について(太陽・月軌跡確認アプリ)」 に2件のコメント


  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    色んなアプリで、山行もますます楽しく
    なっちゃいますね!!
    よくわかりませんが、山座同定のアプリも
    あるんでしょうか?
    そうなると、カシミールで出力・・・って
    必要なくなるのですね!!


  2. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    山行蔵さん>
    山座同定アプリもあります。
    現在、研究中なので資料集めや、文章の構成がまとまったら記事作成します。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください