浅間山へ持って行ったモンベル「チェーンスパイク」。
私なりの使用した感想を述べたいと思います。
チェーンスパイク脱着後はあまり気になりませんでしたが、写真をマジマジとみると撮影角度の関係か、はたまた、上下逆に撮影してしまった関係での目の錯覚か、ま、多少ゴムが伸びちゃってる感がありますかね~。
使用時間は概ね2時間半位。
気温は-1℃前後というところです。
このモンベル「チェーンスパイク」、競争相手は6本爪アイゼンと思いますが、実際使用してみると”なるほどネ~”と思わせる部分がありました。
”土の上でも違和感がない”
これが6本爪アイゼンより明らかに優れている点だと思います。
冬の低山、登山口は雪がついてないが頂上付近は雪もしくは、氷が張っているというシチュエーション。
まさに”軽アイゼン”の主舞台ですが、このような山でよくあるのが、登山道が、
氷 → 泥濘 → 泥濘 → 氷 → 氷 → 泥濘
になっちゃってるケース。
アイゼンを履くか履くまいかの悩み所。
上には雪がついているから遅かれ早かれアイゼンを履かないとダメだけどなるべく後回しにしたい。
私の場合、そのまま氷の上で頑張っちゃうケースも多く、そのような方々も多いのではないでしょうか?
それは、何故?。
- せっかくアイゼン履いてもまた泥の上を歩かされるかもしれないというオックウさ。
- アイゼンをハメて土の上を歩く際の不快感。
- 不快感改善の為に、アイゼンを履いたり脱いだりの面倒クサさ。
というところです。
要するに極力アイゼンを履きたくない。
当然、スリップのリスクも増します。
そんな悩みもモンベル「チェーンスパイク」がイッパツで解決!!
単純な話ですが、爪の長さがアイゼンより短いので土を踏んだ時の突き上げ感がほとんどなく、チェーンスパイク自体が軽いので違和感なく、土の上でもガシガシいけます。
私はモンベルのセールスマンではありませんが、その他優れている点を述べていきます。
- なにしろ装着が楽でストレスにならない。
- アイゼンの場合、紐で締めるので紐と靴の接点が圧迫され、長時間履いているとその接点部分が痛くなりますが、チェーンスパイクの場合、ゴムで靴全体を包み込んで装着するので、圧迫が分散され痛くならない。
- つま先からカカトまでチェーンでカバーされており、守備範囲が広い。
- 安い。
と、こんなところでしょうか?
なお、チェーンが一カ所切断してしまった場合、構造上、靴への定着力はダウンしますが、チェーンがバラバラになって機能しなくなることはない。
また、爪が短い為と思いますが”足裏に”雪ダンゴ”をくっつけることもありません。
上記、一部訂正します。
雪ダンゴが付くケースはあります。
反面、不安材料としてはやはり”ゴム”。
- 低温でゴムが硬化し切断。
- ゴムが伸びることによる定着力の低下。
その他、不安は感じませんでした。
K達氏が、今回の浅間山山行で雪山ジャンキーになってしまいましたので、今雪山シーズン、まだまだ「チェーンスパイク」が活躍することと思います。
”ゴム”の問題については、引続き検証してみようと思います。
今のところ私としてはこのモンベル「チェーンスパイク」大満足です。