使用期間:概ね半年
引退理由:衝動買いにより”ペツル「ミオRXP」”を購入。新ライトの最大照射力140ルーメンの魅力に負け引退。ヤフーオークションにて売却。
*ペツル「ミオRXP」の概要記事はコチラ → ペツル「ミオRXP」について(概要)
昨年の秋のこと。
富士山へ登頂すべく22:00に富士宮側、新五合目駐車場に富士山登頂メンバーが集結しておりました。
夏の富士登山渋滞を避け、秋のこの時間に集結した次第です。
現場到着は、21:30だったのですが、既にシーズンオフに入っているにも係らず、駐車率は6割程。
深夜の駐車場は登山者で賑わっておりました。
さっそく富士山五合目に取付き、黙々と登り出す。
トップは私。
ヘッドライトは”ぺツル「ジプカ プラス」”。
駐車場は賑わっていたものの、山へ入れば人口密度は低く、闇夜のこともあり、さほど他の登山者を意識せず登ることができる。
ただし、丹沢だろうが、富士山だろうが夜の山に入っていることには変わりがなく、人口密度の低さから他の登山者が先導役になってくれるわけでもなく、か細い”ペツル「ジプカ プラス」の明かりでは心許なく、道はしっかりしているものの踏み跡を探すのに苦労する場面もチラホラ有る。
センターを歩いている限りはジプカで充分ですが、トップを歩くのに力不足を感じた私は、少々気が早いながら富士山用に”ペツル「ミオXP ベルト」”を購入した次第です。
開封。
ビームパターンの変更は”ワイドアングルレンズ”なるカバーを開閉することにより可能です。
カバーを閉めるとこう。
ジプカの際、首を傾げることとなった防水性能は、ジプカよりは良くできています。
操作ボタンは防水の効いたゴム製となり・・・
電池パックはゴムのラバーで囲われている。
電池パックは写真のとおりですが、クリップ付き。
ペツルのヘッドライトのバリエーションは登山用と考えれば大きく3つに分けることができ、
- シンプルタイプ(ティカ、ジプカ)
- トータルバランスタイプ(ミオ)
- ケービング用(デュオ)
となります。
今回、購入した「ミオ」。
以前から所有している「ジプカ」と性能を比較すると以下のようになります。
性能差比較表
ジプカ プラス | ミオ XP | |
重量 | 65g | 220g(頭部:75g) |
電池 | 単4電池×3 | 単3電池×3 |
光束 | 35ルーメン(最大モード) | 150ルーメン(ブースト時) |
照射距離 | 32m(最大モード) | 97m(ブースト時) |
照射時間 | 150時間(エコノミーモード) | 180時間(エコノミーモード) |
と、ジプカとの比較でいえば圧倒的なパワーを誇っています。
なお、”ブースト時”とは?
これは”ブーストボタン”なるボタンがあり、これを押している間、更に明るくなります。
しかし、このボタンはロックできず押している時だけ”ブースト”状態なので、”ブースト”状態を維持するのは難しく、一時的(最長20秒)に明るくなる、と、ご理解ください。
また、購入にあたり「ミオ RXP」とどちらにしようか?悩んでいました。
これは、「ミオXP」と比較すると、
- 低温に強く、持続時間が長いリチウム電池の使用可
- プログラムの設定により”ブースト時”に近い光束(140ルーメン)の設定ができる。
- なんといってもこのホワイトがカッコいい。
という利点があるのですが、
- プログラム機能が付いている影響か?「ミオXP」との比較で電池の持ちが悪い。
- 頭部にその重量(175g)を巻き続けることに抵抗を感じた。
ので止めておきました。
電池の持ちについては悪いといっても一晩使用し続けるのになんの問題もないのですが、重量については過去の経験上、歩行中にライトがグラグラ動くのが気になるので、そうならないよう締め付けを強くすることになる。
最初のうちはなんということもないのですが、2時間も装着し続ければ頭が締め上げられて痛くなる。
175gが頭からずれないようにするには相当強めに締めないとズレルだろうとの予想から”ベルト”タイプを選択した次第です。
*ペツル「ミオXP ベルト」のビームパターン確認記事はコチラ → ペツル「ミオXP ベルト」について(ビームパターン確認実験:室内編)
カタログデータ
【光束】150ルーメン(ブーストモード)、85ルーメン(最大レベル)
【ビームパターン】ワイド、スポット
【重量】220g(電池含む)、75 g (頭部にかかる重量)
【保護性能】IPX4(全天候型)
【価格】10,710円 (*ペツル「ミオXPベルト」の最新相場はコチラ)